調子にのる・悪ふざけが過ぎる子供が「落ち着く」ため叱らずに見直すべき“親の関わり方”

「ねえ、わざとやってるの?」子供にイライラが止まらない時に知って欲しいこと

調子にのる・悪ふざけが過ぎる子供が「落ち着く」ため叱らずに見直すべき“親の関わり方”
悪ふざけ、おちょける、いじける、すねる、泣き止まない、わがまま、頑固、地団駄をふむ、など、

子どもの困った行動に手を焼いている親は少なくありません。

「子どもの心やプライドを傷つけずに上手く関われるママになりたい」

そう思っても、現実にはスンナリと動いてはくれませんね。

「こんな時、何て言えばいいのかな?」「どう言ったらわかってくれるの?」と、子どもの行動にいつもハラハラ・ドキドキしていませんか?

以前、幼稚園児のママからこんな質問をもらったことがありました。

子どもが落ち着かなくて困ります。習い事をしていても、ふざけていたり 先生の言うことをきかなかったり、怒られてばかり。私は、他の方に迷惑がかかるのではないかと、気が気ではありません。親としてどうすればいいのでしょうか?


「まだ子供だし、ある程度は仕方がないのかな」と思いつつも、でも、周りの人に配慮できるような「思いやりの心」も育ってほしいですね。


そして、本当に望んでいるのは 子どもが自分から行動を変えられる人に育ってほしい!ということ


つまり、 

(親が)やめさせる

   ↓

(自分から)やめる

 

これこれ~

こっちにシフトしていきたい!


子どもが「自分で行動をかえる」ような「関わり方」がサッとできたら、日常はどれだけ気持ちよく過ごせるでしょう~

それには、大切なコツがありますよ。

子どもは、親の「関わり方」次第で、例外なくスクスクと成長・発達を促すことができます。

1.「やりにくい子ども」にしないために

男の子を3人育てるのは「猛獣遣い」(-_-;)。幼少期の男の子はほぼ野生児です。やりたい放題。我が強い。自分の思い通りにならないと癇癪を起し、地団駄だって踏みまくります。


ビックリしたのは、男の子はとにかく好奇心のままに目の前を突き進む「衝動」を止められないこと。

彼らは親に「怒られる」とわかっていても、彼らは「衝動」を抑えられない。これは私にはまったく考えられないことでした。

で、ここで一番心配したのは、私が子どもに「やりにくい子」とレッテルを貼ってしまい、苦手意識を持ってしまうことです。

コレだは避けたかったです。なぜなら、私が「ああ、やりにくいなあ~」と思うと、敏感な子どもはそれを察知して、ますますいじけたり、意固地になったりするかもしれない。

すると、親子関係はますます悪化していきかねません。

「自分はダメな子なんだ」と罪の意識を感じたり、自己肯定感を下げることは、絶対にしたくない。

なので、こじらせないよう、初動を間違えないようにして、最悪の事態を回避したいと必死でした。

ここで役に立ったのは、「親業」です。私が出会ったのは、息子たちが5歳、3歳、1歳の時でした。

これがあったから、親として成長できたと心から言えます。本当に助けてもらいました。

主導権争いにしない

親業では「関係性」をとても大切にしながら、親と子の自律的な成長をめざします。

息子が1歳半ごろ、つまり自分の意思が芽生えてくる頃に、「試された」と思った出来事が起こりました。デパートの床にうつ伏して地団駄を踏んで「イヤイヤ」と大騒ぎされたのです。

この子は私がどこまで許してくれるか試してる?

そう思いましたが、私は子どもに負けないように必死でした。一度、親が子どもの言いなりになってしまうと、また繰り返されると思ったからです。

同時に、この「主導権争い」を避けるには、かなりの忍耐が必要だと感じました。私もつい感情的になって巻き込まれてしまうからです。

子どもとの生活を「主導権争い」にしないためには、もう、親の覚悟と忍耐とコミュニケーションスキルが必須!

人間関係はそもそもタテ構造になりやすいです。

だからこそ、彼らを「王様」にしないで、親も「権力」をつかわずに、より良い親子関係をつくりたいなら、意思と姿勢とやり方の知識が欠かせません。

2.子どもが考えて行動を変えるため、親は何をするといいの?

まずは先入観のないピカピカのメガネで受け止める

学び始めて、私は、子どもが困った行動をした時には、どうすれば子どもが「その行動をしなくて済むか」を考えるようになっていました。

親子の「主導権争い」を回避するためには、まずは私が冷静に。

その為にも、「わざと」か「わざとでない」か、子どもの気持ちを考えました。
 

わざとふざけている時は、きっと、ちょっと注意したくらいではふざけることを止めないですよね。だって、わざとしてるから。


これだと、私がやめさせても、その場しのぎにしかならないし、しばらくすると、また同じことを繰り返すかもしれません。

 
そう考えたら、「彼らは何を望んでいるんだろう?」とその「目的」を考えた方が、ずっと効果的です。
 
もしかしたら、子どもの「ふざけた言動」は、過去には「評価された」ことがあった?

じいじやばあばがキャッキャ言って喜んだり笑ったり、和やかになったりしたことがあったのかもしれません。そのことを覚えていて、同じ様なことをしているだけなのかもしれないな。

つまり、「ふざけた行動」だと思っているのは親だけで、子どもの方は、その認識がないかもしれない…。そう考えると、子どもを見る目も接し方も自然に変えることができたんですよね。

もちろん、その「ふざけた行動」を許す、ということではありません。

ただ、彼らが「誤学習」しているのであれば、きちんと「訂正」しなければいけません。それは大人の役目だと思います。
 

 
 

親も周りも困っていると、子どもにどう教えるか?

親が困っている時に、子どもへの伝え方は、コツがあります。


「言葉選び」とコミュニケーションの「プロセス」のかけ合わせです。


親も一人の人間だし、親にも欲求や権利もあります。余裕がない時や、イライラする時、感情的になる時もあるけど、さあ、これをどう子どもにわかってもらうか。


で、これが踏ん張り時でした (←言い方がとにかく下手だったから)


人間関係は、お互いが困っているピンチの時こそ「素」がでてきて、親子関係にダイレクトに響いてきます。


親の姿勢や態度は、自然に滲み出てしまいます。

  • 「もうふざけるのはやめてね」
  • 「ダメだよ」
  • 「もう、お兄ちゃんでしょ?何度言ったらわかるかな」
  • 「いい加減にしようね」
  • 「いい子でしょ?できるでしょ?」
などでは効果が「その場しのぎ」になってしまうのは、この言葉は「親からの解決策」だから。

つまり、彼らの自発的な行動ではないからです。
 
「・・・」(黙る)(睨む)
「そんなつもりじゃない」(言い訳)
「〇〇君だってやってる」(他人を引き合いに出す)
「なんでボクだけ怒られるん?」(逆ギレ)
 
もし、この時親子の言い合いが始まってしまうと、論点が完全にズレていってしまいますから要注意。

子どもの心を動かすためには、親から非難されていると思わずに、シンプルに困っているんだ、と感じる言葉を選ぶことです。

親業訓練の「わたしメッセージ」という「事実を非難がましく伝える」技法が効果的です。

私は、ここで苦労しました。

どうしても、子どもを指示・命令したり、誘導したり、責めたり、やっつけたり、非難して、自分を正当化してしまう言葉がでてきてしまうんですよね。

逆に、「わたしメッセージ」がほぼ完ぺきに言えた時は、その効果はなんと100%でした~

すごい!自分から行動を変える息子の姿に、何度も感動しましたよ。
 

〇〇ちゃんが、アッカンベーをすると、
がっくり、情けなくなるわ・・
だって、先生や他のお友達に何と思われるかとお母さんが恥ずかしくって、
行きたくなくなるほどだから。。。


この時「だから~~してね。」 と 言わないのです。

子どもには、何も言わないことで、伝わることがたくさんあります。
 

心を強く育てたいなら、子育ても戦略的に

子どもに困った行動をしてほしくないなら、先に「子どもの欲求」を満たすことが問題解決の近道です。
 
子どもがイライラしている時は、彼らが「欲求不満」な時です。「欲求が満たされていない」と、子どもはイライラして癇癪を起こします。

そうならないためにも、予防的な対応を私はかなり意識していました。

親業を学ぶうちに、子どもが究極的に親に望んでいることは、親から「ありのままの自分で愛されている」と実感する事だと思いました。

そして「受容の言葉の効果」について学んでいましたから、日頃から「聞き方のスキル」(能動的な聞き方)を駆使しました。

「イヤだったよね」「悔しかったんだね」「遊びたかったんだね」と、子どもを否定しないで、気持ちをしっかり汲み取っていました。

これが効果絶大!子どもの情緒がどんどん落ち着いてきてビックリ(◎_◎;)。

イライラが減り、子どもたちは、親が困っている時に、せっせと助けてくれて、私が嫌がる事を「わざと」はしなくなりました。

ただ「コミュニケーションの方法」を変えただけの効果です。
  

発達の特性の問題はどうする?

さて、もしお子さんが、じっとしていたくても、できない場合、すなわち、発達に特性がある場合はどうしたらいいのでしょうか?


発達に特性のある場合は、「コトバ」への反応が人とはズレていることがあります。なので、より丁寧なコトバでコミュニケーションをとることがおすすめです。
 
男の子は繊細なタイプ、こだわりが強いタイプは、あまのじゃくのタイプなど、女子には理解不能(-_-;)で、意図が伝わり難いかもしれません。でも本当の困っているのは、きっと、子ども自身です。
 
他の子より時間がかかると覚悟を決めて、サポート役に徹して、解決を急がずに、本人の折り合いがつくまで待ってあげるといいと思います。

っていうか、私は男の子3人の幼少期を「聞く技法」で乗り切ってきましたよ。

だからこそ、3人のそれぞれ持つ個性を潰さずに、しっかり「しつけ」もしてこれたと思っています(笑)
 
親の愛と信頼が伝わると、子どもは自分で納得し、必ず前に進み出す力を持っていると確信します。
 

まとめ:親のコミュニケーションスキルがアップすると、子どもの癇癪も落ち着いていく


色々と解説を書きましたが、子どものわがまま、癇癪行動が落ち着くためには、親のかかわり方だと、3人×28年間の子育て生活を通して確信しています。

マジメ女子の私でしたが、「スキル」を磨いて、3人の男の子を野生児から「周りに配慮から自分でサッと動ける大人男子」に無事に育てることができましたよ~!(パチパチ)


我が家では、「わざとふざけて困る」みたいな「確信犯」みたいなことはありませんでしたし、三男にいたってはイヤイヤ期もありませんでした。


それは、私が子どもへのコミュニケーションをまるっと変えることができたから。

親業は、24時間×365日続きます。なので、その場しのぎの解決は、あとでしわ寄せが必ず起こります。

特に思春期以降の子どもの成長と発達に、大きな差がつくと感じます。

子どもの自尊心を傷つけずに「自分で考えて行動を変える教育」ができて、本当に良かったなと思います。

親子の「関係性」がコツコツと積み上がっていくと、日常生活は子どもの成長と共にどんどんラクになっていきました。結果的に子育てをものすごく楽しめました!


ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。