(親が)やめさせる
↓
(自分から)やめる
これこれ~
こっちにシフトしていきたい!
子どもが「自分で行動をかえる」ような「関わり方」がサッとできたら、日常はどれだけ気持ちよく過ごせるでしょう~
それには、大切なコツがありますよ。
子どもは、親の「関わり方」次第で、例外なくスクスクと成長・発達を促すことができます。
親業訓練インストラクター歴19年で、400名以上の親子関係を改善、自らも男の子3人の親を29年実践してきた子育てのリアルをご紹介します。
1.「やりにくい子ども」にしないために
男の子を3人育てるのは「猛獣遣い」(-_-;)。幼少期の男の子はほぼ野生児です。やりたい放題。我が強い。自分の思い通りにならないと癇癪を起し、地団駄だって踏みまくります。
ビックリしたのは、男の子はとにかく好奇心のままに目の前を突き進む「衝動」を止められないこと。
彼らは親に「怒られる」とわかっていても、彼らは「衝動」を抑えられない。これは私にはまったく考えられないことでした。
で、ここで一番心配したのは、私が子どもに「やりにくい子」とレッテルを貼ってしまい、苦手意識を持ってしまうことです。
コレだは避けたかったです。なぜなら、私が「ああ、やりにくいなあ~」と思うと、敏感な子どもはそれを察知して、ますますいじけたり、意固地になったりするかもしれない。
すると、親子関係はますます悪化していきかねません。
「自分はダメな子なんだ」と罪の意識を感じたり、自己肯定感を下げることは、絶対にしたくない。
なので、こじらせないよう、初動を間違えないようにして、最悪の事態を回避したいと必死でした。
ここで役に立ったのは、「親業」です。私が出会ったのは、息子たちが5歳、3歳、1歳の時でした。
これがあったから、親として成長できたと心から言えます。本当に助けてもらいました。
主導権争いにしない
親業では「関係性」をとても大切にしながら、親と子の自律的な成長をめざします。
息子が1歳半ごろ、つまり自分の意思が芽生えてくる頃に、「試された」と思った出来事が起こりました。デパートの床にうつ伏して地団駄を踏んで「イヤイヤ」と大騒ぎされたのです。
この子は私がどこまで許してくれるか試してる?
そう思いましたが、私は子どもに負けないように必死でした。一度、親が子どもの言いなりになってしまうと、また繰り返されると思ったからです。
同時に、この「主導権争い」を避けるには、かなりの忍耐が必要だと感じました。私もつい感情的になって巻き込まれてしまうからです。
子どもとの生活を「主導権争い」にしないためには、もう、親の覚悟と忍耐とコミュニケーションスキルが必須!
人間関係はそもそもタテ構造になりやすいです。
だからこそ、彼らを「王様」にしないで、親も「権力」をつかわずに、より良い親子関係をつくりたいなら、意思と姿勢とやり方の知識が欠かせません。
2.子どもが考えて行動を変えるため、親は何をするといいの?
まずは先入観のないピカピカのメガネで受け止める
学び始めて、私は、子どもが困った行動をした時には、どうすれば子どもが「その行動をしなくて済むか」を考えるようになっていました。
親子の「主導権争い」を回避するためには、まずは私が冷静に。
その為にも、「わざと」か「わざとでない」か、子どもの気持ちを考えました。
わざとふざけている時は、きっと、ちょっと注意したくらいではふざけることを止めないですよね。だって、わざとしてるから。
これだと、私がやめさせても、その場しのぎにしかならないし、しばらくすると、また同じことを繰り返すかもしれません。
そう考えたら、「彼らは何を望んでいるんだろう?」とその「目的」を考えた方が、ずっと効果的です。
もしかしたら、子どもの「ふざけた言動」は、過去には「評価された」ことがあった?
じいじやばあばがキャッキャ言って喜んだり笑ったり、和やかになったりしたことがあったのかもしれません。そのことを覚えていて、同じ様なことをしているだけなのかもしれないな。
つまり、「ふざけた行動」だと思っているのは親だけで、子どもの方は、その認識がないかもしれない…。そう考えると、子どもを見る目も接し方も自然に変えることができたんですよね。
もちろん、その「ふざけた行動」を許す、ということではありません。
ただ、彼らが「誤学習」しているのであれば、きちんと「訂正」しなければいけません。それは大人の役目だと思います。
親も周りも困っていると、子どもにどう教えるか?
親が困っている時に、子どもへの伝え方は、コツがあります。
「言葉選び」とコミュニケーションの「プロセス」のかけ合わせです。
親も一人の人間だし、親にも欲求や権利もあります。余裕がない時や、イライラする時、感情的になる時もあるけど、さあ、これをどう子どもにわかってもらうか。
で、これが踏ん張り時でした (←言い方がとにかく下手だったから)
人間関係は、お互いが困っているピンチの時こそ「素」がでてきて、親子関係にダイレクトに響いてきます。
親の姿勢や態度は、自然に滲み出てしまいます。
- 「もうふざけるのはやめてね」
- 「ダメだよ」
- 「もう、お兄ちゃんでしょ?何度言ったらわかるかな」
- 「いい加減にしようね」
- 「いい子でしょ?できるでしょ?」
などでは効果が「その場しのぎ」になってしまうのは、この言葉は「親からの解決策」だから。
つまり、彼らの自発的な行動ではないからです。
「・・・」(黙る)(睨む)
「そんなつもりじゃない」(言い訳)
「〇〇君だってやってる」(他人を引き合いに出す)
「なんでボクだけ怒られるん?」(逆ギレ)
もし、この時親子の言い合いが始まってしまうと、論点が完全にズレていってしまいますから要注意。
子どもの心を動かすためには、親から非難されていると思わずに、シンプルに困っているんだ、と感じる言葉を選ぶことです。
親業訓練の「わたしメッセージ」という「事実を非難がましく伝える」技法が効果的です。
私は、ここで苦労しました。
どうしても、子どもを指示・命令したり、誘導したり、責めたり、やっつけたり、非難して、自分を正当化してしまう言葉がでてきてしまうんですよね。
逆に、「わたしメッセージ」がほぼ完ぺきに言えた時は、その効果はなんと100%でした~
すごい!自分から行動を変える息子の姿に、何度も感動しましたよ。
例
〇〇ちゃんが、アッカンベーをすると、
がっくり、情けなくなるわ・・
だって、先生や他のお友達に何と思われるかとお母さんが恥ずかしくって、
行きたくなくなるほどだから。。。
この時「だから~~してね。」 と 言わないのです。
子どもには、何も言わないことで、伝わることがたくさんあります。
心を強く育てたいなら、子育ても戦略的に
子どもに困った行動をしてほしくないなら、先に「子どもの欲求」を満たすことが問題解決の近道です。
子どもがイライラしている時は、彼らが「欲求不満」な時です。「欲求が満たされていない」と、子どもはイライラして癇癪を起こします。
そうならないためにも、予防的な対応を私はかなり意識していました。
親業を学ぶうちに、子どもが究極的に親に望んでいることは、親から「ありのままの自分で愛されている」と実感する事だと思いました。
そして「受容の言葉の効果」について学んでいましたから、日頃から「聞き方のスキル」(能動的な聞き方)を駆使しました。
「イヤだったよね」「悔しかったんだね」「遊びたかったんだね」と、子どもを否定しないで、気持ちをしっかり汲み取っていました。
これが効果絶大!子どもの情緒がどんどん落ち着いてきてビックリ(◎_◎;)。
イライラが減り、子どもたちは、親が困っている時に、せっせと助けてくれて、私が嫌がる事を「わざと」はしなくなりました。
ただ「コミュニケーションの方法」を変えただけの効果です。
発達の特性の問題はどうする?
さて、もしお子さんが、じっとしていたくても、できない場合、すなわち、発達に特性がある場合はどうしたらいいのでしょうか?
発達に特性のある場合は、「コトバ」への反応が人とはズレていることがあります。なので、より丁寧なコトバでコミュニケーションをとることがおすすめです。
男の子は繊細なタイプ、こだわりが強いタイプは、あまのじゃくのタイプなど、女子には理解不能(-_-;)で、意図が伝わり難いかもしれません。でも本当の困っているのは、きっと、子ども自身です。
他の子より時間がかかると覚悟を決めて、サポート役に徹して、解決を急がずに、本人の折り合いがつくまで待ってあげるといいと思います。
っていうか、私は男の子3人の幼少期を「聞く技法」で乗り切ってきましたよ。
だからこそ、3人のそれぞれ持つ個性を潰さずに、しっかり「しつけ」もしてこれたと思っています(笑)
親の愛と信頼が伝わると、子どもは自分で納得し、必ず前に進み出す力を持っていると確信します。
まとめ:親のコミュニケーションスキルがアップすると、子どもの癇癪も落ち着いていく
色々と解説を書きましたが、子どものわがまま、癇癪行動が落ち着くためには、親のかかわり方だと、3人×28年間の子育て生活を通して確信しています。
マジメ女子の私でしたが、「スキル」を磨いて、3人の男の子を野生児から「周りに配慮から自分でサッと動ける大人男子」に無事に育てることができましたよ~!(パチパチ)
我が家では、「わざとふざけて困る」みたいな「確信犯」みたいなことはありませんでしたし、三男にいたってはイヤイヤ期もありませんでした。
それは、私が子どもへのコミュニケーションをまるっと変えることができたから。
親業は、24時間×365日続きます。なので、その場しのぎの解決は、あとでしわ寄せが必ず起こります。
特に思春期以降の子どもの成長と発達に、大きな差がつくと感じます。
子どもの自尊心を傷つけずに「自分で考えて行動を変える教育」ができて、本当に良かったなと思います。
親子の「関係性」がコツコツと積み上がっていくと、日常生活は子どもの成長と共にどんどんラクになっていきました。結果的に子育てをものすごく楽しめました!
ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。