調子にのる・悪ふざけが過ぎる子供が行動をかえる「自律心」が育つしつけとは

「ねえ、わざとやってるの?」子供にイライラが止まらない時に知って欲しいこと

調子にのる・悪ふざけが過ぎる子供が行動をかえる「自律心」が育つしつけとは
悪ふざけ、おちょける、いじける、すねる、泣き止まない、わがまま、頑固、地団駄をふむ、など、

子どもの困った行動に手を焼いている親は少なくありません。

「子どもの心やプライドを傷つけずに、上手く関われるママになりたい」

そう思うのに、現実にはスンナリと動いてはくれませんね。

以前、幼稚園児のママからこんな質問をもらったことがありました。

子どもが落ち着かなくて困ります。習い事をしていても、ふざけていたり 先生の言うことをきかなかったり、怒られてばかり。私は、他の方に迷惑がかかるのではないかと、気が気ではありません。親としてどうすればいいのでしょうか?


「まだ子供だし、ある程度は仕方がないのかな」と思いつつも、でも、周りの人に配慮できるような「思いやりの心」も育ってほしいですね。

 

そして、本当に望んでいるのは 子どもが自分から行動を変えられる人に育ってほしい!ということ

 

つまり、 

(親が)やめさせる

   ↓

(自分から)やめる

 

これこれ~

こっちにシフトしていきたい!


子どもが「自分で行動をかえる」ような「関わり方」がサッとできたら、日常はどれだけ気持ちよく過ごせるでしょう~

それには、大切な「しつけ方のコツ」がありますよ。

親の「関わり方」次第で、やる気や思いやりの心の成長・発達を促していきます。その為には親もしっかりと考えて、対処したいですね。

その為には「心が育つ原理」を知り、味方にする事が必須です。

親業訓練インストラクター歴19年で、400名以上の親子関係を改善、自らも男の子3人の親を29年実践してきた子育てのリアルをご紹介します。

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1.「やりにくい子ども」にしないために

男の子を3人育てるのは「猛獣遣い」(-_-;)。幼少期の男の子はほぼ野生児です。やりたい放題。我が強い。自分の思い通りにならないと癇癪を起し、地団駄だって踏みまくります。


私が驚いたのは、男の子はとにかく好奇心のままに目の前を突き進む「衝動」を止められないことです。

彼らは親に「怒られる」とわかっていても、彼らは「衝動」を抑えられない。これは私にはまったく考えられないことでした。

で、ここで一番心配したのは、私が子どもに「やりにくい子」とレッテルを貼ってしまい、苦手意識を持ってしまうことです。

コレだは避けたかったです。なぜなら、私が「ああ、やりにくいなあ~」と思うと、敏感な子どもはそれを察知して、ますますいじけたり、意固地になったりするかもしれない。

すると、親子関係はますます悪化していきかねません。

「自分はダメな子なんだ」と罪の意識を感じたり、自己肯定感を下げることは、絶対にしたくない。

なので、こじらせないよう、初動を間違えないようにして、最悪の事態を回避したいと必死でした。

ここで役に立ったのは、「親業訓練」です。私が出会ったのは、息子たちが5歳、3歳、1歳の時でした。

これがあったから、親として成長できたと心から言えます。本当に助けてもらいました。

こんな、ほぼ「野生児」の子ども達を、聞き分けが良く分別もある「大人男子」に育てるためには、関わり方にコツがありました。

コツを抑える事で、親子の不毛な争いは効果的に回避できます。

ただ、そのためには「親が原理と技能を学ぶ」必要があったのですね。

まずは先入観のないピカピカのメガネで受け止める

親業訓練では、子どもの行動の一つ一つについて、よく観察するところから学びます。

私は、子どもの行動が、「わざと」か「わざとでない」かを、よく考えるようになりました。
 

わざとふざけている時は、きっと、ちょっと注意したくらいではふざけることを止めないですよね。だって、わざとしてるから。

 

これだと、私がやめさせても、その場しのぎにしかならないし、しばらくすると、また同じことを繰り返すかもしれません。

 
「彼らは何を望んでいるんだろう?」とその「目的」を考えました。
 
親からみると「ふざけた行為」ですが、それをやる事で「メリット」があったのかもしれません。

例えば、じいじやばあばがキャッキャ言って喜んだり笑ったり、和やかになったり。そのことを覚えていて、同じ様なことをしているだけなのかもしれないな。

つまり、「ふざけた行動」だと思っているのは親だけで、子どもの方は、その認識がないかもしれないのです。

そう考えると、子どもを見る目を変えることができたんですね。

もちろん、その「ふざけた行動」を許す、ということではありません。

ただ、彼らが「誤学習」しているのであれば、きちんと「訂正」すればいいだけ。それは親の役目だと思いました。
 

 
 

親も周りも困っていると、子どもにどう教えるか?

親が困っている時に、子どもが行動を変えるよう、協力を求める伝え方は「コツ」があります。

 

 

  1. 親子の関係性をつくり、
  2. 言葉を選び、
  3. その状況でのコミュニケーションの「プロセス」を丁寧にする

 

この3つが揃った時、子どもは自分で自分の行動をどうしようかと考え始めます

 

特にその場で大切なのは、「言葉選びとプロセス」です。


人間関係は、お互いが困っているピンチの時こそ「素」がでてきて、親子関係にダイレクトに響いてきます。

 

親の姿勢や態度は、自然に滲み出てしまいます。

  • 「もうふざけるのはやめてね」
  • 「ダメだよ」
  • 「もう、お兄ちゃんでしょ?何度言ったらわかるかな」
  • 「いい加減にしようね」
  • 「いい子でしょ?できるでしょ?」
などでは効果が「その場しのぎ」になってしまうのは、この言葉は「親からの解決策」だから。

つまり、彼らの自発的な行動を尊重する姿勢ではないからです。
 
「・・・」(黙る)(睨む)
「そんなつもりじゃない」(言い訳)
「〇〇君だってやってる」(他人を引き合いに出す)
「なんでボクだけ怒られるん?」(逆ギレ)
 
もし、この時親子の言い合いが始まってしまうと、論点が完全にズレていってしまいますから、注意が必要です。

子どもの心を動かすためには、親から非難されていると思わずに、シンプルに困っているんだ、と感じる言葉を選ぶこと。

親業訓練の「わたしメッセージ」という「事実を非難がましく伝える」技法が効果的でした。

私は、ここで苦労しました。どうしても、子どもを指示・命令したり、誘導したり、責めたり、やっつけたり、非難して、早く行動を変えようとしてしまうんですよね。

逆に、「わたしメッセージ」がほぼ完ぺきに言えた時は、その効果はなんと100%でした~

すごい!自分から行動を変える息子の姿に、何度も感動しましたよ。
 

〇〇ちゃんが、アッカンベーをすると、
がっくり、情けなくなるわ・・
だって、先生や他のお友達に何と思われるかとお母さんが恥ずかしくって、
行きたくなくなるほどだから。。。


この時「だから~~してね。」 と 言わないことも大切です。

子どもには、何も言わないことで、伝わることがたくさんあります。
 

心を強く育てたいなら、子育ても戦略的に

子どもの「聞き分け」がよくなる為には、普段の関わり方にもコツがあります。

私は、先に「子どもの欲求」を満たしておこうと思いました。先手必勝!です(笑)
 
子どもが親を困らせる時とは、彼らが「欲求不満」な時が多いです。そうならないためにも、予防的な対応をかなり意識していました。

子どもが究極的に親に望んでいることは、親から「ありのままの自分で愛されている」と実感する事。

なので、日頃から「聞き方のスキル」(能動的な聞き方)を駆使していました。

気持ちを否定しないで、しっかり汲み取るだけ。甘やかしも先回りも提案も同感もしない「特殊な聞き方」です。これが効果絶大!

子どもの情緒がどんどん落ち着いてきてビックリ(◎_◎;)。

イライラが減り、子どもたちは、親が困っている時に、せっせと助けてくれて、私が嫌がる事を「わざと」はしなくなりました。

ただ「コミュニケーションの方法」を変えただけの効果です。
  

発達の特性の問題はどうする?

さて、もしお子さんが、じっとしていたくても、できない場合、すなわち、発達に特性がある場合はどうしたらいいのでしょうか?


発達に特性のある場合は、「コトバ」への反応が人とはズレていることがあります。なので、より丁寧なコトバでコミュニケーションをとることがおすすめです。
 
男の子は繊細なタイプ、こだわりが強いタイプは、あまのじゃくのタイプなど、女子には理解不能(-_-;)で、意図が伝わり難いかもしれません。でも本当の困っているのは、きっと、子ども自身です。
 
他の子より時間がかかると覚悟を決めて、サポート役に徹して、解決を急がずに、本人の折り合いがつくまで待ってあげるといいと思います。

っていうか、私は男の子3人の幼少期を「聞く技法」で乗り切ってきましたよ。

だからこそ、3人のそれぞれ持つ個性を潰さずに、しっかり「しつけ」もしてこれたと思っています(笑)
 
親の愛と信頼が伝わると、子どもは自分で納得し、必ず前に進み出す力を持っていると確信します。

それぞれに感覚の違いがあり、特性の強い男の子3人でしたが、成長の中で五感も能力も「発達」していきます。

発達の問題は、「しつけ(教育)」をすることで、成長と共に最終的には気にならなくなっていくというのが、私の見解です。
 

まとめ:親のコミュニケーションスキルがアップすると、子どもの癇癪も落ち着いていく

色々と解説を書きましたが、子どものわがまま、癇癪行動が落ち着くには、親の関わり方次第だと、3人×28年間の子育て生活を通して確信しています。

マジメ女子の私でしたが、「スキル」を磨いて、3人の男の子を野生児から「周りに配慮から自分でサッと動ける大人男子」に無事に育てることができましたよ~!(パチパチ)

 

我が家では、「わざとふざけて困る」みたいな「確信犯」みたいなことはありませんでしたし、三男にいたってはイヤイヤ期もありませんでした。


幼いころから「自律心」が育つような関わりを意識すると、勉強やスマホ問題も大きな問題になりません。

なので、特に思春期以降の子どもの成長と発達に、大きな差がつくと感じます。

子どもの自尊心を傷つけずに「自分で考えて行動を変える教育」ができて、本当に良かったなと思います。

親子の「関係性」がコツコツと積み上がっていくと、日常生活は子どもの成長と共にどんどんラクになっていきました。結果的に子育てをものすごく楽しめました!

 

ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。