おかん塾|自立・自己規律の子育て実践塾 https://okanjuku.com/ 子どもの自立・自己規律心が育つ家庭環境をつくる親の学び場 ja-JP おかん塾|自立・自己規律の子育て実践塾 自分で自分を成長させる「進化型エンジン」を育てるための3つのポイント https://okanjuku.com/contents_886.html おかん塾で育てたい、こだわりたいのは、徹底的に本人のやる気を育てる子育てです。 これは、内側からの湧き出るような、闘志、優しさ、思いやる心です。 そもそも、勉強は「お母さんや先生の為でなく、自分がそう思うから、勉強しよう」 という、内発的、自発的な強い思いが無いと、成果はあがりません。 逆に言うと、人は、自分の中からスイッチが入ると、圧倒的な馬力で突き進む力を持っていると思うのです。 誰もが、そんな経験を一度は持っているのではないでしょうか。私は、この「自分で自分を成長・進化させる力」のことをものすごく意識していたので「進化型エンジン」と呼んでみました(笑)。 ニンジンをぶら下げらても人はマジにはなれない私の経験でも、人生の中で一番勉強に身が入ったのは、先生や親からプレッシャーをかけられた時ではありませんでした。 そういう時は、「やらねば」と思っていても、なかなか集中できず、勉強が億劫になったりしたものです。 私は、「マジで点を取りたい」と思ったことが一度だけありました。それは、中学2年生の2学期の理科のテストが返ってきた時です。当時のクラスメイトの女の子が、わたしのテストの点数を見に来たのです。 わたしの理科の点数を見て、静かに席に返った姿を見て、彼女が密かに私をライバル視していた事を知りました。私は驚きましたが、悪い気はしませんでした。「負けられない」闘志がムクムク沸き立ちました。その後のテストは自分でも驚くほど集中して勉強して、「教科書も丸ごと覚えちゃおう」これくらいの勢いで、勉強しました。 自分でもビックリするくらいの「やる気」が出て、本当に不思議なくらいでした。もちろん、テストは90点台。でも、残念ながら、この頑張りは、一回だけに終わってしまいました。 ニンジンをぶら下げらての「やる気」は、長続きしないのです。ただ、勉強嫌いの私が、あの時なぜ、あれほど「本気モード」に入れたのかな、と、自分で検証してみました。すると、友達がわたしの「自尊心」「プライド」を大きく高めてくれたので、とても気持ちが良かったのだと思い至りました。 親や先生が叱咤激励して、わたしのモチベーションをどんなに高めようとしても、あれ程のやる気にならなかっただろうなと、思います。 実際、わたしは先生から褒められたことが、プレッシャーになり、それ以降ポスターが描けなくなったことがありました。… おかん塾|自立・自己規律の子育て実践塾 2025-08-26T17:31:50+09:00 おかん塾で育てたい、こだわりたいのは、徹底的に本人のやる気を育てる子育てです。

 

これは、内側からの湧き出るような、闘志、優しさ、思いやる心です。

 

そもそも、勉強は「お母さんや先生の為でなく、自分がそう思うから、勉強しよう」 という、内発的、自発的な強い思いが無いと、成果はあがりません。

 

逆に言うと、人は、自分の中からスイッチが入ると、圧倒的な馬力で突き進む力を持っていると思うのです。

 

誰もが、そんな経験を一度は持っているのではないでしょうか。


私は、この「自分で自分を成長・進化させる力」のことをものすごく意識していたので「進化型エンジン」と呼んでみました(笑)。


ニンジンをぶら下げらても人はマジにはなれない

私の経験でも、人生の中で一番勉強に身が入ったのは、先生や親からプレッシャーをかけられた時ではありませんでした。

 

そういう時は、「やらねば」と思っていても、なかなか集中できず、勉強が億劫になったりしたものです。

 

私は、「マジで点を取りたい」と思ったことが一度だけありました。それは、中学2年生の2学期の理科のテストが返ってきた時です。当時のクラスメイトの女の子が、わたしのテストの点数を見に来たのです。

 

わたしの理科の点数を見て、静かに席に返った姿を見て、彼女が密かに私をライバル視していた事を知りました。私は驚きましたが、悪い気はしませんでした。「負けられない」闘志がムクムク沸き立ちました。


その後のテストは自分でも驚くほど集中して勉強して、「教科書も丸ごと覚えちゃおう」これくらいの勢いで、勉強しました。

 

自分でもビックリするくらいの「やる気」が出て、本当に不思議なくらいでした。もちろん、テストは90点台。でも、残念ながら、この頑張りは、一回だけに終わってしまいました。

 

ニンジンをぶら下げらての「やる気」は、長続きしないのです。


ただ、勉強嫌いの私が、あの時なぜ、あれほど「本気モード」に入れたのかな、と、自分で検証してみました。すると、友達がわたしの「自尊心」「プライド」を大きく高めてくれたので、とても気持ちが良かったのだと思い至りました。

 

親や先生が叱咤激励して、わたしのモチベーションをどんなに高めようとしても、あれ程のやる気にならなかっただろうなと、思います。

 

実際、わたしは先生から褒められたことが、プレッシャーになり、それ以降ポスターが描けなくなったことがありました。

 

中1の時に描いた、選挙ポスター「評価」されたことで、自分に期待をかけて、ついにはできなくなってしまったのです。

 

子どもは「評価」されて、「評価」が欲しくなると、身動きが取れなくなると、私は自分の身をもって経験しました。

 

「評価」は麻薬のようなものだなあと思います。

 

あまりに快感すぎて、また欲しくなります。すると「評価」されることを求めてしまい、「内的なやる気」がなし崩しになってしまうのです。

 

私たちは、「評価されないとやらない子ども」を育ててしまっていないか、もう一度考えてみる時だと思います。


他人の目が気になる人は、大抵他人から「評価されること」に対して、とても繊細で敏感になっています。他人の評価に振り回されているのです。


 

本当に親がめざすべきことは

誰でも自分の行動は自分で決めたいと思っています。自分の行動を規制されることは嫌なのです。

 

自分で決めて、自分がブレずに行動出来ると、とても気持ちがいいし、本当の実力を発揮しやすくなります。

 

勉強する意欲は、元々すべての子どもが持っています。本人の内にある「やりたい気持ち」に火が付くと、子どもは本当にスゴイ馬力を発揮しますからね。

 

人が育つ法則はとてもシンプル。

 

で、問題は、それを子育ての「現場」にどう落とし込むかです。

日常生活の中で、子ども自身が「やりたい気持ち」に火が付きやすいような状況を親がどう作っていくか?親としては、ここを、徹底的に考えたいところですよね。

その為にも、彼らがホンキになって「自分から動きたい」と思う「やる気の芽の根幹」を大切にしたいですよね。

子どもが自己進化する時の3つのポイント

私の過去のピンチと切り抜けた時の状況を思い起こしてみた結果、次の3つの条件が当てはまっている時、私は自分から動きたいと思いました。あくまでも私の例なのですが、皆さんはどうかな?  


① 問題が問題となっている


 これは、つまり、 

  • 本人がとても困っている、
  • イヤだ、何とかしたい、
  • この状況は耐えられない、
  • 本当に困っている、、、

 と本気で思っている時。

 

人はホンキで困った時に動き出す、というものです。が、逆に言うと、本気で困っていないのに、何とかしようという気力は湧き出てくるか?ということです。

 

親が子どもの問題を肩代わりして解決しない方がいいのは、「自分しかこの状況を何とかする人がいない」という事を子どもがいつまでも自覚できないからです。 

 


②自分の状況を冷静に見つめられる時


私は、自分がイライラしたり困ったりした時は、かなり感情的になり、うろたえてしまいました。そもそもメンヘラな私は、とっさにもう、これ以上傷つきたくないと、自分を守るために、防衛的になるのです。

  • 私のことばっかりなんで言うの?
  • 他の人もできてない人がいるのに、なぜ私だけ責めるの?
  • みんなだって、〇〇ができてないやん
  • 別に、あなたに関係ないでしょ
他人を攻撃し始めたり、誰かのせいにしたくなったりします。自分を守るのに必死になるんです。

 

人は、責められたり非難、否定されると、これ以上自分が傷つかないことや、その為に相手を攻撃する事に必死になり、物事を冷静にみることができません。必死のパッチで余裕がなくなり、どうすれば、身の安全が確保できるか?と、そのことばかりに頭が使わてしまうのは「自然の摂理」のようです。  

 

 反対に、私が問題を活かしていこう、前向きになろう!と思えた時とは「傷つけられる可能性がない」と思えた時だと気づきました。

 

 問題を持ったことを、責められない、傷つけられない、絶対に大丈夫だと思えて、あらゆる状況を頭の中でシミュレーションし、自分が責められる可能性が無くなった時、私は、はじめて、安心することを自分に許可できました。

 

そして、その後、ゆっくりと、状況を冷静に分析していったように思います。

 

自分の体験を冷静に振り返った時、人は、自分が責められない完全に安心だと感じることはとても大切だと思えました。

 

 

③頑張ればなんとかなりそうだと可能性が見いだせる時


人が自分の人生をあきらめてしまうのは、可能性がないと判断するからだと思います。

がんばれば手が届く
可能性が残っている

と、マジで思えることは才能レベルの事で、とても大切にしたいこと。逆に言うと、「根拠のない自信」を持ち続けることは、とても大切なコトだと思います。

ですが、世の中のお母さんたちは、子どもが「根拠のない自信」を持っていると、なぜか焦りだしてぶっ壊したくなるようです。

これ、とても残念なコトだと思います。

子どもの為につくりたい安心の場

私は、自分の子どもには、彼らの人生におけるあらゆる問題をバネにして、成長して言って欲しいと思っていました。そして、自分の経験を元にして、じゃあどうしたら、自分の問題をバネにしてもらえるのか?それを必死で考えて、その為に、親としてどうしたらいいか、どうして欲しかったかを導き出してきたつもりです。

 

やったことは、

 

①自分の問題を、問題と認識してもらうために➡彼らの問題を、私が取り上げない

 

②安心安全で、冷静に自分を振り返ることができるように➡彼らの問題を、私が責めない

 

ということ。


これは、ゴードン博士の親業を学ぶなかで、博士の提唱された具体的な理論と方法論がピタリとはまりました。頭の中でぼんやりと考えていたことが、確かな理論となったことで、自分の中で大きな「軸」を得ることができました。

そして、日常の中でのどうやって行えばいいか?の、子育ての生活に「会話」として落とし込む作業の連続の毎日でした。

 

それが、実際に100%行えたのか?と言われれば、そんなことはありません。自分でもできていないこともありましたし、感情的に、吠えたりしました。

 

でも、理論や原理がわかっていると、たとえ「失敗」したり、子どもの関係が悪くなりかけても、なぜ、子どもの機嫌がわるくなっているのか?の理由が具体的にわかったので、それは私にとってはとても助かる事でした。

  

原理原則を知っているから、軌道修正がすぐにできる

まっ平な地面の中に、チューリップの球根が埋まっている場所が分かっていると、なるべく、踏まないように工夫できます。

 

また、たとえ踏んでしまっても、後でお手当てもできるのです。

 

今の子育ての状況は「どこにチューリップの球根が植わっているのかもわからない」そんな状態で、やみくもに行き当たりばったりの対応をしていることはないでしょうか。

 

私が自分の子育てを振りかえった時も、それは、いつ、破裂するのかもわからない、ロシアンルーレットみたいな、子育てだったと思うのです。 

 

これは「知らない」ということだけなのですが、それがあまりにストレスが多いことでした。

 

知ることで「踏むといけない場所」が分かっていると、たとえ、球根をフンずけちゃっても、すぐにお手当てができますから、気分がとてもラクになりました。

 

踏んでいることがわからないまま、なんでこんな風になるのかな????と思い悩んでいる方が、ずっとツライと思うのです。

 

と、話しは逸れましたが、子育ての原理原則を知ることは、悩んだ時の羅針盤を手にするのと同じことだと思います。

初めは恐々だった道のりですが、だんだん羅針盤への信頼が増していくころ、子育ての道のりが楽しくなっていったのを覚えています。

正しい知識は「不安」を解消してくれるからです。 

 

 

]]>
夏休みも大詰めなのに宿題が終わらない!イライラするその時親子がラクになる考え方 https://okanjuku.com/contents_132.html 毎年、お盆を過ぎる頃に夏休みの宿題でモンモンとしていませんか? 夏休みの宿題をいつするか?は、我が家では定番のわたしのモヤモヤの光景でした。何と言っても、男子3人を育ててきました。宿題は夏休みだけでも、ざっと、33回は経験していることになります!(小学6回・中学3回・高校2回)×3人分夏休みの宿題や課題をどうするか?は、子育て中、そして特に男の子のお母さんにとっては鉄板&定番の悩みですよね。。。家庭平和のためにもあなた自身のストレス回避のためにも、こんな子育てもアリ(笑)でいいんじゃないかな〜ってことを書いておきますね!夏休みの宿題は「やってる」「やってない」の問題にしない以前、受講生の方が「中学1年生の息子が、夏休みの宿題を全くしないんです!何と言ったらいいですか?」と尋ねられたことがありました。その時 「全くしないんですか?」と聞く私に、「はい、全然なんです。」という受講生さん。でもね、話を聞いていくと、どうも違うようなのですよね。全然宿題をやっていないわけじゃあなくて「ちょっとは」やってる場合もあるんですよ〜。ただ、お母さんの思うようには やっていないのですね。←ここ、わかります?夏休みの宿題について「親子バトル」が起こる時、意外と多いのがこれです。まず、親子で認識が違っている。とてもキッチリとした几帳面な方でした。小学生の頃は、夏休みの過ごし方や計画表などは、夏休み前に立てて、夏休みに入ったらその計画表通りに進める、ということを当たり前にされていたようでした。 これがお母さんにとっては「正しい宿題のしかた」なんです。 ご主人も同じく几帳面なタイプだそうです。ご両親からすると、自由気ままな子どもさんの宿題のやり方は、理解不能だったのですね。親と子は、そもそも「宿題の捉え方」が違う子どもは「宿題やってる」お母さんは「宿題やってない」。 そもそもの認識のズレがわかっていないまま、親子のバトルが始まってしまうと、どちらにも「言い分」を主張するだけで、全く意味がありませんね。「あんた、全然宿題やってないやん〜」 なんて言っても、ムダですね。だって、子どもさんは宿題を ”やってる” のですから・・。「やってるで〜」「やってないやん〜 見せてみい〜」「ほら」「・・どこがやってるねん・・ こんなん、やってるうちに入らん!」「なんでやねん、ええやんか〜」「あかん、あかん・・・… おかん塾|自立・自己規律の子育て実践塾 2025-08-21T16:51:14+09:00

 

夏休みの宿題をいつするか?は、我が家では定番のわたしのモヤモヤの光景でした。


何と言っても、男子3人を育ててきました。宿題は夏休みだけでも、ざっと、33回は経験していることになります!(小学6回・中学3回・高校2回)×3人分


夏休みの宿題や課題をどうするか?は、子育て中、そして特に男の子のお母さんにとっては鉄板&定番の悩みですよね。。。


家庭平和のためにもあなた自身のストレス回避のためにも、こんな子育てもアリ(笑)でいいんじゃないかな〜ってことを書いておきますね!


夏休みの宿題は「やってる」「やってない」の問題にしない

以前、受講生の方が「中学1年生の息子が、夏休みの宿題を全くしないんです!何と言ったらいいですか?」と尋ねられたことがありました。


その時 「全くしないんですか?」と聞く私に、「はい、全然なんです。」という受講生さん。


でもね、話を聞いていくと、どうも違うようなのですよね。全然宿題をやっていないわけじゃあなくて「ちょっとは」やってる場合もあるんですよ〜。


ただ、お母さんの思うようには やっていないのですね。←ここ、わかります?


夏休みの宿題について「親子バトル」が起こる時、意外と多いのがこれです。まず、親子で認識が違っている。


とてもキッチリとした几帳面な方でした。小学生の頃は、夏休みの過ごし方や計画表などは、夏休み前に立てて、夏休みに入ったらその計画表通りに進める、ということを当たり前にされていたようでした。


 これがお母さんにとっては「正しい宿題のしかた」なんです。


ご主人も同じく几帳面なタイプだそうです。ご両親からすると、自由気ままな子どもさんの宿題のやり方は、理解不能だったのですね。

親と子は、そもそも「宿題の捉え方」が違う

子どもは「宿題やってる」お母さんは「宿題やってない」。

 

そもそもの認識のズレがわかっていないまま、親子のバトルが始まってしまうと、どちらにも「言い分」を主張するだけで、全く意味がありませんね。


「あんた、全然宿題やってないやん〜」


なんて言っても、ムダですね。だって、子どもさんは宿題を ”やってる” のですから・・。


「やってるで〜」

「やってないやん〜 見せてみい〜」

「ほら」

「・・どこがやってるねん・・ こんなん、やってるうちに入らん!」

「なんでやねん、ええやんか〜」

「あかん、あかん・・・」


・・・なんて、なるのでしょうか????


こんな漫才みたいな関係(笑)は、まだいいんです。だって、話の内容はどうであれ、とりあえず話し合っていますからね。


問題は、親の問いかけに子どもの反応が薄くなって、何も言わなくなることです。


コトバのちょっとした行き違いから親子関係のズレがはじまる

親は、子どもに宿題をやる気になってもらおうとして、声をかけるのですよね。ですが、親がちょっとした声のかけ方をミスるところから、親子のバトルは起こっていくんです。


「やってる」「やってない」親と子のどちらが正しいか?の臨戦態勢に入ってしまうと、言っても言っても、からまわりが起こります。


でも、、ほとんどの親子関係が、この状況に陥りやすい!!!!!


「もう、わかってんの〜??? あんたのことやねんでえ〜(激怒)」


何も言わず、ポーッとした顔を見ていると、わかってんのか、わかってないのかわからなくて、イライラ・ヤキモキさせられるうちに、どんどん言葉がエスカレートしてくる(-_-;)


「はっきり言ってみ〜」

「全くあんたは、なに考えてんの〜?」

「もう、スマホばっかりやってるからなんとちゃう?」

「お小遣い、やらへんからな〜」

「ゲーム・携帯は禁止よ!」


宿題以外に、普段気になっている生活態度に非難が「飛び火」する・・みたいになっていませんか????

  

 知らないうちに傷つけている子どもの自尊心

私が「ああ、もったいないなあっ」と思うのは、この言い方では、子どもは全くやる気にならないし、かえってやる気を殺いでいることが多いことです。

 

親は、ただ「宿題が間に合うか心配」なのかもしれません。でも、この言い方では親子ともに感情論となり、言い合いになってしまいます。


その時、親はもれなく、子どもの自尊心を傷つけています!!!!すると、子どもの「防衛装置」が働き始めます。とても冷静な思考ではいられなくなり、傷ついた心を立て直すために、いろいろな手立てが始まります。

  • 親の言葉をまともに受け取らないようにする
  • 親のせいにする
  • こころを”無反応モード”に入れる
  • ゲームで発散する
  • 余計にダラダラする
これは、親が言えば言うほど、悪循環になる「心のしくみ」です。

宿題しなくちゃ、と、本人もわかっているけど、いざ、机に向かっても、なかなか集中できない〜〜〜〜んですね。

 

やりたくないことを、やるって、エネルギーが要るんです。でもやりたくないわけじゃないんです。ただの、エネルギー不足なのかもしれません。 


こんな時に、親の「なんでやらないの?」は、全くの逆効果。そもそも「宿題を心配する」という親の愛情が伝わっていませんし、それどころか「やる気」をそいでしまってるのです。


ますますエネルギーが枯渇して、何もできない状態、”ヘタレ”を強化しています。


お母さんとのやり取りは、子どもにとってかなり消耗します。なので「宿題をやる気モード」にエネルギーをかける事からは、ますます遠ざかってしまっていますね。

 

一度”悪循環”に陥ってしまうと、子どもは「親のせいでやる気が起こらへん」などといい、責任転嫁の姿勢にしてしまうこともあるのです。


親になにができるんだろう?

じゃあ、どうすればいいの??

放っておいていいの?


私は、ヘタレな男子には育てたくなかったので、ここは、かなり意識して子どもに対処してきました。


やる気が育つ、やる気をへし折らない、言い方は、親業訓練で学んでいたので、とにかくそのメソッド通りに言えるよう、自分の言い方を集中して改善してきましたよ。


そうすると、私が勝手に思い込んでいた事があったんだと色々な事が分かってきて、そのたびに心がクリアになっていきました。

例えば、先ほどの例のように、「あ、子どもにとってはこれでも宿題をやってるんだな(親にはまったくやっていないように見えるけど)」などと、一呼吸おいて考えられる私になれたのも、子どもの話を聞けるようになれたからです。

認識違いがある事すらわからない➡認識の違いをお互いが理解しあう、そのうえで、子どもの心に届く言い方に変える、必要ならサポートする

そうすると、子どもは自分の問題に自然に気づき、やる気も損ないませんから、悪循環から、好循環へ、自然に変わっていきました。

まあ、私自身が親として成長するのは、ハッキリ言って時間はかかりましたけど、それでも6年間×3人ですから、私にとってはたくさん経験ができたことになります。←今だから言えるけど、、、

私にとって、大切な事は、子どもが自ら夏休みの宿題を主体的に取り組む姿勢を持ち続ける事。

難しいけど、この子育てにチャレンジできたのも、親の関わり方について「心が育つしくみ」として理解していたからだと思います。


8月31日は集中力を訓練する日!とわりきってみる

ここからは、私の例なのですが、


我が家では、始業式の朝ギリギリまで宿題をするのは、恒例行事でした。忘れ物は3人ともに日常的なことでした。


でも、彼らの話を丁寧に聞く中で、子ども達は「宿題が嫌い」なのですが、「はじめっから宿題をやらないで行く」という度胸もなかったことがわかりました。


意外とマジメ(笑) そして、彼らが宿題をやらない時は、ずるずると時間が過ぎていたしかたなく忘れる、とか、宿題の存在自身を忘れていた時でした。


なので、宿題をやる意志はあるし(かろうじて?)、やらないとアカンってことは、実は本人のほうが、ずっとわかっていたようです。


私は彼らの本心を知れて、「なるほど」「じゃあ、問題はいつ宿題をやるのか?だな」と思いました。

 

これは我慢比べでした。


彼らは彼らなりに、宿題に手をつけるギリギリの日数を計算しているのです。それがまあ、超超超甘いのですが・・!


シャーペンの芯が途中でなくなるとか、ノートがキレるとか、「想定外のことが起こり予定は狂う」ということは考えてません。書初めの画仙紙はいつも家に常備していると思っていました(多分)。なので、夜中に「あれ?ないの?」なんて慌てることも、茶飯事でしたね。


私は、宿題は「子どもが自分の責任でできるようになる」を目標として扱っていましたので、ここはハッキリと「問題の所在者」を明確にして「彼らをサポートすること」を徹しておきたいと考えていました。


夏休み後半の彼らの姿を見て、イライラする日々を過ごしていた時期もあったのですが、そのうち私は、あまりにも集中して宿題をする姿を見て、「ああこれは、わざと溜めてギリギリに宿題をしているのだ」と思うようになりました。


溜めて溜めて溜めて、自分を追い込む。

そうでもしなければ、気分がのらないんだろうな〜

宿題をするって、ムツカシイんだろうな〜


自分が宿題をサボり倒した経験を思い起こしながら(前述のお母さんとは違うタイプだわ)そんな風に考えて。


なので、夏休み後半は、集中力を強化する日だと考えるようになったんです。


そして、毎年同じ風景が繰り返される、、、ってことは、うちの子は、ほとんど「学習」しなかったのですね。


「え?親が思うほど、子どもは困っていないのかも????」←そう思えた時、彼らはこの状況を受け入れていたのだと思いました。←親も鍛えられる(笑)


この状態を続けていくと、夏休みの最終日がちょっとした「イベントデー」みたいになります(笑)


高校生くらいになると、課題の量が莫大ですから、彼らもかなり追い詰められていました。お尻の火がボウボウと燃えて、真っ赤っか。


もう、強制的に宿題モードに入らざるを得ません。


息子は「3日間徹夜で宿題を仕上げて、オレは寝てないんやで~」と、謎の自慢話をしてました。けど、私は「そんな集中力があるんや〜、その集中力はこれからの勉強のに立つだろう」と、とそんな風に考えることにしました。


私は、勉強はとにかく 集中力 が大切だと思っているので、”ギア” が ”トップモード” に入っている図は面白いです。


眼の色が変わって、必死な姿でした!


経験こそ宝になるから、しっかりと困ってもらう

子育ては、「経験こそ宝」だなあと、つくづく思います。


たいていの親は「大変なことにならないように」と、「予防」に躍起になりますよね。ですが、「災害を想像して、未然に防ごう」なんてことは、子どもには、結構高度なことなんだなあと、これも子育てを通して知ったことです。


ま、大人だって同じかもしれません。病気になって初めて健康の有難さがわかるもんです。 


痛い目に遭って、「ああ〜やっぱりあの時、○○しておけば良かった〜」と、初めてわかることがあります。 


でも、子どもは理解できないでしょう。だって子どもには「困る経験」がないのですからそもそも想像もできないのです。 


親は人生の中で、災害に実際にあって、痛い目に遭ったんでしょうね。だから、子どもに伝えたくなるんですね。そして、どんなに嫌われても言ってしまうわけですよね。子どもの為に。 


でも、どれほど親が「力説」しても、子どもには届かないこともあるのです。住んでいる世代も環境も経験も全く違いますから、ピンとこないんだと思うのです。


結局、一番望ましいのは、痛い目に遭うのを防ぐには、子どもがちょっとした痛い目に実際に遭い、その”痛さ”を実感すること!だと思います。


”痛さ”を知らないと、「あれは、もうゴメンや〜」「もう、コリゴリ〜」と思いません。


なので、”防ごう”という”気”も、起こりようもないのです。

 

我が家の場合も、


「一日でやるのは、大変だから、来年はもっと早くから取り掛かろう」と思って欲しいと思っていても、


「なんやかんや言っても、一日でできたなあ〜」と思っていたのかも知れません。


それもね、紛れもない事実。どう思うか、どう感じるかも、この子次第でありそれも成長のうちだと思っていました。何と言っても私の宿題ではないのですから〜


そして、親が「放任」(←親が解決しない)を決めたら、子どもも案外頑張るものです。


自分しか「やる人」がいないと気づきます。


「あれは、もうゴメンや〜」

「もう、コリゴリ〜」


自分で気づくためにも「経験こそ宝」です。


ちなみに、我が息子たちが、夏休みの宿題を夏休み中に仕上げたのは、二男が一度だけ。


それほど、宿題の存在に抵抗していたのでしょうが、ここも彼らが「イヤな宿題にどう折り合いをつけていくか」という彼らが乗り越えるべきことです。

 

子どもの問題を取らないことが実は一番むつかしい

 子どもを見守り、口を出さないことは本当にとても忍耐のいることです。


シンドイ時もありましたが、でも、今では大正解だったと、そう思います〜


勉強や、習い事、部活など、親はノータッチ、ノーチェックでも、子育ては問題ありませんでした!


むしろ、本当に痛い目に遭わせたくないなら、子どもが小さいうちに、火が小さいうちに経験するのがおススメです。


火傷するかもしれませんが、大丈夫。だって、そのために親がすぐ近くにいるんですもんね。


火傷しなければ、火傷の怖さは気づけません。


子どもが成長してからは、問題も火も大きくなります。


一番怖いのは、大火傷を負っているのに、親が何も助けてあげられないことですね。


そして、この火傷の”痛さ”は、問題の種類や内容は変わっても、誰もが、人生のどこかのタイミングで味わうようになっている気がします。


 夏休みの宿題の問題は、子どもにとっても困難に対処する方法を身に付けるチャンス!

今の子どもたちは、困難を経験する機会が少ないような気がします。

 

子育てに困っているお母さんのほとんどは、「子どもはのん気でフラフラしてて、まったく困っていない」と悩んでいるのです。

 

だけど、それは、子どもが困っている時の問題を親が今まで肩代わりしすぎてきた結果ではないかな、と思えるのです。

 

子どもの、困ったり悩んだりする現場を見ると、親はつい、手を差しのべたくなりますが、それが本当に本人が望んでいるのか?よく考えて下さい。

 

機会を奪わないでいると、彼らは、何か解決策を考え出します。

 

自分の問題に折り合いをつけることで、人は成長します。

 

夏休みの宿題は、子どもが問題を抱えるチャンス!

 

あなたがイライラして問題を先取りすると、子どもはいつまでも依存的なままではないですか?

 

是非、新しいやり方を身につけて、あなたが子どもや宿題の見方を変えていきましょう!


見える景色が変わるかもしれません。 

 

 

【参考記事】勉強しない高校生に親だからできる「やる気」をうながす関わり方とは

【参考記事】勉強しないヘタレ中高生息子を変える「やる気スイッチ」ってあるの?親に何ができるか?

 

]]>
イライラが止まらないのは伝えきれていないから!言いたいことを伝える秘策と道のり https://okanjuku.com/contents_346.html 子育ての悩みの鉄板!「イライラが止まらない」。イライラは、慢性的になってしまうともやは自分では手が付けられません。常に「不機嫌オーラ爆発」みたいな状態になって仕舞うと、もはや何に怒っているのかもわからなくなる程に、、、、、そうなる前に、イライラについても考えておきたいところです。イライラする時には理由があります。それは、子どもがあなたの思う通りにならない時に起こります。何度言っても聞かない!何度も同じコトを言わせる!何考えてんの???ホンマに腹が立つ〜親の立場になると、ホントはあんまりうるさく言いたくないんだけど、言わないと大変な事になっちゃうから、言わざるをえない。で、ありとあらゆる言い方をするわけです。できないと先生に叱られるよこれはみんながやるモノよもうしらないよ。なんでやらないの?あなたはできる子どもでしょ?など-----------でも、効果なしで、ブチ切れ「あんたら〜 いい加減にし〜よ〜」➡結果、強制連行に 仕方ない結末とは言え、強制連行する側としても心が痛みますよね。だからまた、イライラする…(結局無限ループへ)親も、自分が「鬼ばば〜」とか「クソババ〜」とか言われても、本当にそれが子どもの為になるのなら、甘んじて「嫌われ役」を引き受け入れることもできると思うのです。が、なんかそれも、違う気がするし、かと言って、怒ることを止められない。こんな悶々とする時に、私は最終的に自分を責めていました。 「子どもは悪くない」と思うと、やっぱり「自分が悪い」となるのは「親と子のどちらかが悪い?」と悪者探しをしてしまうから。それこそ悪循環で負のスパイラルに陥る元凶なのです。 目次 思春期以降に試されるの、それまでの親子関係 イライラと不機嫌なのは、言いたいことを伝えきれていない 伝えきるためには、感情を率直に表現する事 イライラをまっすぐに伝える事から始まる、愛情の循環作用 イライラする自分を変えて、ピンチをチャンスにしよう! 思春期以降に試されるの、それまでの親子関係子育てのイライラの問題は、年代と共に変わります。幼少期のイライラは子どもが寝ない起きないご飯をたべない風呂に入らない、、、そして思春期のイライラは宿題しない勉強しないゲームばかり風呂に入らない帰りが遅いと言う事でしょうか。中学生になると、進路を見据えた勉強問題が浮上してきますか… おかん塾|自立・自己規律の子育て実践塾 2025-04-30T15:05:29+09:00 子育ての悩みの鉄板!「イライラが止まらない」。


イライラは、慢性的になってしまうともやは自分では手が付けられません。常に「不機嫌オーラ爆発」みたいな状態になって仕舞うと、もはや何に怒っているのかもわからなくなる程に、、、、、


そうなる前に、イライラについても考えておきたいところです。


イライラする時には理由があります。それは、子どもがあなたの思う通りにならない時に起こります。

  • 何度言っても聞かない!
  • 何度も同じコトを言わせる!
  • 何考えてんの???
  • ホンマに腹が立つ〜

親の立場になると、ホントはあんまりうるさく言いたくないんだけど、言わないと大変な事になっちゃうから、言わざるをえない。で、ありとあらゆる言い方をするわけです。

  • できないと先生に叱られるよ
  • これはみんながやるモノよ
  • もうしらないよ。
  • なんでやらないの?
  • あなたはできる子どもでしょ?

など-----------でも、効果なし


で、ブチ切れ

「あんたら〜 いい加減にし〜よ〜」➡結果、強制連行に

 

仕方ない結末とは言え、強制連行する側としても心が痛みますよね。だからまた、イライラする…(結局無限ループへ)


親も、自分が「鬼ばば〜」とか「クソババ〜」とか言われても、本当にそれが子どもの為になるのなら、甘んじて「嫌われ役」を引き受け入れることもできると思うのです。が、なんかそれも、違う気がするし、かと言って、怒ることを止められない。

こんな悶々とする時に、私は最終的に自分を責めていました。

 

「子どもは悪くない」と思うと、やっぱり「自分が悪い」となるのは「親と子のどちらかが悪い?」と悪者探しをしてしまうから。それこそ悪循環で負のスパイラルに陥る元凶なのです。


思春期以降に試されるの、それまでの親子関係

子育てのイライラの問題は、年代と共に変わります。

幼少期のイライラは
  • 子どもが寝ない
  • 起きない
  • ご飯をたべない
  • 風呂に入らない、、、
そして思春期のイライラは
  • 宿題しない
  • 勉強しない
  • ゲームばかり
  • 風呂に入らない
  • 帰りが遅い
と言う事でしょうか。中学生になると、進路を見据えた勉強問題が浮上してきますから、イライラ問題も複雑になってくることもあるかもしれません。

ただ、イライラの本質は「子どもが自分の思い通りにならない事」ですから、そういう意味では同じ問題なんですよね。

本当のイライラは「帰りが遅い」ではなく「早く帰ってくるように親が言っても子どもが言うことを聞かない」ということ。

そう、ココが子育ての大きな問題です!

ですが、本人がその気にならないことには、無理やり○○させる・・・と言うことは、子育ての本質からもズレてしまいます。

じゃあ、もう親は何もできないの?

本人がやる気になるまで、放ったらかしておくしか仕方ないのか?

彼らの機嫌を損ねるようなイヤなことは言わない方がいい?

 

と言うと、決してそんなこともないんですね。


そして、親がとても気になっているのに、「本人の問題だから・・・」と、気になっていない素振りをしつつ、イライラやもどかしさをかみ殺しているのも、決してお勧めな方法ではありません。 

なぜなら、言いたいことを言わずに冷戦状態が続くのなら、家の中がピリピリして、とても居心地が悪いですよね。実はこのピリピリ感が、家庭内の雰囲気を決めています!子どもの立場になると、想像以上の見えない圧力になっていることが少なくないんですよ!

 

イライラと不機嫌なのは、言いたいことを伝えきれていない

親業訓練で、親子のコミュニケーションをリアルに体験しながら、少しずつ分かってきたことがあります。それは、親の「イライラ」の原因の一つに、”お母さんが本当は伝えたいこと” が、伝えられていないか、伝え切れていないことです。


子どもを怒る時には、親には必ず理由があり、本当は「伝えたいこと」が、あったはずなのです。ですが、言い方が中途半端です!なので、伝えたいことを伝えきれていない、または、伝わったという確信が持てないことで、モヤモヤする気持ちが収まっていないのではないでしょうか。


子育ては、その場だけを表面的に取り繕っていても、不満な気持ちは解消されていないんですよね。すると、イライラが残っているのです。


私の経験では、イライラは心の中に残すと、とても厄介〜


イライラ=例えると、ココロの生ゴミみたいなものだと思っていました(汗)。単なる”ゴミ”でなくて”生ゴミ”なんですよね〜 腐敗して、”不機嫌ガス”がどんどん発生するのです。


爆発もするんですね〜それも、いきなりです。


子どもを持つ前の私は、自分のホンネをあまり言わないで、ため込んでガマンすることが多かったです。すると、ふっと感情がコントロールできなくなる瞬間がありました。急にガミガミしつこく叱ってしまうのです。


あ、コレ、今もそうだわ(笑)治ってないなあ~


イライラをため込んでしまう事は、とても危険です。一度怒りが爆発すると、手を付けられません。。。(←時々、被害を受けているのが夫)

伝えきるためには、感情を率直に表現する事

母親のイライラの解消法はいくつかあると思いますが、その中でも、私のおススメは、親がガマンしたりいい親のふりをするのではなく、お互いに理解しあえるよう「言い方」をがんばることです。 
 

親も一人の人間ですから、感情がありますよね。それを率直に伝える事です。


この時の注意点は、相手を非難するような感情にしないこと。「悲しい」「くやしい」「困った」「焦るわ」など、率直な自分の気持ちだけを伝える事です。くれぐれも、子どもの態度を変えようとか、やる気を引き出そうとか、そんな下心を忍ばせない事です。親の下心や見え透いた魂胆などは子どもに見破られますから、この際不要。

 

自分のこころのモヤモヤに焦点を当てて、その奥の奥にある一番核となる気持ちを、そのまんまが伝わるコトバで伝える事をおすすめしています。

 

これ、親業のわたしメッセージだとすごく効果的です。

 

子どもを責めない言い方で、正直に本音を語ります。「こんな言い方でいいんですか?」と聞かれることがあるほど、ちょっと意外な言い方です。初心者の人には難しいかもしれませんので、よかったら、ぜひ講座の中で実際に体験してみてくださいね。


この言い方をすると、ホントにすごい!ココロに届くのか、ビックリです〜

この言い方を知っていると、なぜ良いか?

 

それは余計なことを言って無意識的に使っている言葉の中で子どもをやっつけるメッセージが入ってしまい、子どもを不要に傷つけなくて済むからです。そして、お母さんも自分のイライラを吐き出せるからスッキリします!

  

イライラをまっすぐに伝える事から始まる、愛情の循環作用

親業訓練の「わたしメッセージ」が、母親の技能を上げるためにおすすめなのは、自分の中の「イライラした感情」と向き合う事を余儀なくされるからです。


私は幼少期から親に本音を言えない家庭で育ちました。父親絶対の家だったのです。なので、自分の心の中にいろんな感情をため込んで、自分のホンネを伝えるなんて、ものすごく怖いことでした。


そんな私が、初めて自己表現した時のことを紹介しますね。


それは、9月のある日曜日。子どもの為に電車を乗り継ぎ一日イベントに参加した時の事でした。


幼い男の子を3人連れて、イベントから返ってくると、もうヘロヘロです~


ですが、家に辿り着いた時、子どもたちは疲れた様子で一斉に本を読みだしました。私は、彼らが家の中で一息つく姿を見て、妙に腹が立ってきたんですよね。


これから夕食を作らなきゃ。

洗濯物もそのまま。

リビングは散らかっている。

3人の息子を連れて行き、わたしもクタクタ。

せっかく連れて行ってあげたのに~!!なんだか一気に疲れ果てて、

え?どーゆーこと???


「もう!片付けてくれたらどう?せっかくイベントに連れて行ってあげたのに!!」


とっさに口を尽いて出てきそうになったのが、このセリフ。ですが、ちょっと待って(-_-;)、イベントに連れて行ってあげたのは私。親である私がガマンすべき。。。。


と思った時に、ふと、親業訓練で学んだ事を思い出しました。そうだ!習った言い方で言ってみよう!


「帰って来て、あなたたちが本を読んでいると、お母さんは洗濯物たたみと、片付けと晩ご飯の支度を一人でしないといけないんだなと思って、イヤになる。お母さんも休みたい!!」


すると、言い終わるや否や、3人がパっと分かれて洗濯物を取り込んだり、片付けをしてくれたのです。ビックリしました。


子どもをイベントに連れて行ったのは私だし、家事は母親なら同然やるべきこと。恩着せがましく子どもたちにやらせてしまった不甲斐ない母親だと、勝手に負い目を感じていた私を、彼らは一切責めることなく、本当に機敏に、しかも楽し気に行動をし始めたのです。


子どもたちに大切に思われているんだ。そう思うと、涙が出るくらい嬉しかった。そして、気持ちよく夕食を作ることができました。


わたしのそんな姿を見て、子どもたちも本当に嬉しそうでした。


そして、気づいたのです。自分にダメ出しして、自分に優しくしていなかったのは私だと。


親が正直に本音を語ることで、子どもの中に”疲れているお母さん”を否定せずに、自ら協力して手伝おうとする力がムクムクと湧き上がったのだと思います。


この事がストンと腑に落ちたのも、私が言い方を変えたことで、彼らの行動がガラリと変わる事を目の当たりにしたからです。


もしも、私が旧来の言い方をしていたら、どうなっていたでしょうか?


”イライラした時は相手の行動を責めるもの”そんな事を子どもに身をもって教えてしまったかもしれません。


相手に正直に伝えるって、本当に大切だなあと、改めて実感します。相手を責めずに、正直に伝えると、相手は助けてくれますし、本当に嬉しかったです。


すると、相手が困った時に今度は助けてあげたくなりますから、思いやる気持ちが自然と交換され、循環していくのですね。


私も、子ども達の話を毎日たくさん聞けるようになり、彼らを理解していくと、だんだんと肩の力が抜けていきました。


一人で頑張らなくていいんだ。自然に子どもを信頼できるようになりました。自分に自信がつきました。


イライラする自分を変えて、ピンチをチャンスにしよう!

あなたがイライラするのは、今までの私の様に、自分の不満を上手く言える習慣がなかったからだと思います。


ですが、いい関係性があると、お互いの成長を支えあうことができます。


どんな子どもでも、困っている人を助けたい気持ちはあります。大好きなお母さんなら、尚更です。なので、もしあなたが、イライラして嫌な気持ちを抱えているのなら、そのことを正直に伝える練習をすることをおススメします。


大丈夫です。“伝える力”はスキルです。学べば必ず相手の反応が変わります。


子どもを侮ってはいけません。

伝えられていないだけですよ。


そして、自分のイヤな感情を率直に言い合える、真に風通しの良い温かな親子関係をつくっていきましょう。


ピンチはチャンスになります。
その為にも、ぜひ、伝え方の極意を身につけてくださいね。

 

]]>
1-3.親業を習っても「上手くいかない〜」ってモヤモヤするあなたへのメッセージ https://okanjuku.com/contents_246.html 育児の悩みから脱出して、学んで本当に良かった!!と学んだ方から大絶賛される「親業」。なのですが、、、、私たち親は、機械を相手にしているのでなく、生身の人間を相手にしています。なので、当然のことですが、すぐに学んだ効果を実感される方ばかりではありません。むしろ、受講したことで「しんどさ」を味わう人もいるのです。あ、私もその一人でしたが(笑)今回は、そんな方私からの応援(?←激辛)メッセージです(笑) 目次 1.親業を習うと「即OK」!と言うほど、子育ての問題は単純ではない 出口が見えない闇の中でグルグル思考に落ち込む 今までの思考のクセに焦点が当たる苦しさ 今の状況がダメだという焦りと否定 葛藤を越えた先に変化が始まる そもそも「うまくいかない」ってどゆこと? 2.なかなか変われないお母さんの特徴 「世界一不幸な母親」親である自分が傷つきすぎていて、心が回復していない ものすごくいい子だったほど「従わせたい気持ち」を捨てるのに時間がかかる そもそも練習量が足りていない 子どもへの「理想・期待・要求・欲」が捨てきれない 3.思春期の反発は子どもからお母さんへの自分の人生をかけた要望書! 1.親業を習うと「即OK」!と言うほど、子育ての問題は単純ではない親業インストラクターとして、講座を提供している時に、よく、「できません〜」「上手くいきません〜」と訴えてガッカリされている受講生の方がおられます。一生懸命に毎日の「口ぐせ」を変えようとしているのですが、思うような成果が得られずに、ガッカリするのですね(-_-;)ま、親業を学んだだけで、すべてが一足飛びに行くものではありません。なぜなら、人間関係とは「化学反応の連続」であり「ナマモノ」だからです。そもそも、ここで学ぶのは、子どもを親の思うような子どもに変化させるやり方ではありませんから、それもトーゼンんの話。自分の「口ぐせ」を変えるって、きっと、想像以上に、本当に難しいことなのです。「うわああ、口が勝手に動く〜〜」「頭をつかうわっ」「むつかしい」「言いなれなくて、元につい、もどりそう。。」これも、あるある(笑)対話の技能スキルの向上を目指すので、習得にある程度時間がかかるのは、当然の話といえるかもしれません。 親業を実践しようとしてつまずくのは、単なる「努… おかん塾|自立・自己規律の子育て実践塾 2025-04-28T18:14:49+09:00 育児の悩みから脱出して、学んで本当に良かった!!と学んだ方から大絶賛される「親業」。


なのですが、、、、


私たち親は、機械を相手にしているのでなく、生身の人間を相手にしています。なので、当然のことですが、すぐに学んだ効果を実感される方ばかりではありません。


むしろ、受講したことで「しんどさ」を味わう人もいるのです。あ、私もその一人でしたが(笑)


今回は、そんな方私からの応援(?←激辛)メッセージです(笑)




1.親業を習うと「即OK」!と言うほど、子育ての問題は単純ではない

親業インストラクターとして、講座を提供している時に、よく、「できません〜」「上手くいきません〜」と訴えてガッカリされている受講生の方がおられます。


一生懸命に毎日の「口ぐせ」を変えようとしているのですが、思うような成果が得られずに、ガッカリするのですね(-_-;)


ま、親業を学んだだけで、すべてが一足飛びに行くものではありません。なぜなら、人間関係とは「化学反応の連続」であり「ナマモノ」だからです。

そもそも、ここで学ぶのは、子どもを親の思うような子どもに変化させるやり方ではありませんから、それもトーゼンんの話。

自分の「口ぐせ」を変えるって、きっと、想像以上に、本当に難しいことなのです。

「うわああ、口が勝手に動く〜〜」

「頭をつかうわっ」

「むつかしい」

「言いなれなくて、元につい、もどりそう。。」


これも、あるある(笑)


対話の技能スキルの向上を目指すので、習得にある程度時間がかかるのは、当然の話といえるかもしれません。 

親業を実践しようとしてつまずくのは、単なる「努力不足」ではないのです。

出口が見えない闇の中でグルグル思考に落ち込む

今までの思考のクセに焦点が当たる苦しさ

親業は、単なる言い方のテクニックではありません。


子どもにとって、効果的なのは、あなたの親としてのホンモノの姿。

ウソ偽りのない、自分を表現するために、まずは「自分をみつめる」ことから始まります。


で、

ここがね、予想以上に苦しくなる時があるんですよね。。

  • 自分がしてきたことの、悪影響をまざまざと見せつけられる
  • 子どもでなくて自分を変える覚悟を持つ
  • 自分へ焦点が当たる
  • 今まで考えてもみなかったことを考えさせられてしまう

などなど、自分の無意識での「思考のクセ」、なかなか変われない「思考のクセ」を自覚せざるを得なくなります。


恐るべし「思考のクセ」


でもね、

これは、自分が今まで生きてきた世界での、当たり前のコミュニケーションパターンへの「見方」は変わってきている証拠でもあるのです。


だって、今まで考えてもみなかった「当たり前」でやってきたことが、すでに「違う」と考えているのですから、その時点ですでに過去のあなたとは違いますよね。


思考のクセ VS 新しい見方(←ここの混乱が起こってる?)


そして、今の気持ちは、自分がこれまでやってきた「逆効果のコトバ」を見直して、以前の親子関係を取り戻したい!もっと気持ちを通わせるようになりたい!名誉挽回したい!という気持ちの裏返しですよね。


そうなんです。


「うまくいかないなあ」と思っている時とは、"自分の内側の変化"がすでに始まっている証拠だと思うのです。


ピンチをチャンスへ!

起死回生の逆転を狙いたい!!

なので、この「落ち込んだ気持ち」をそのまま「学びへのモチベーション」として転換!するのをおすすめします♪♪


今の状況がダメだという焦りと否定

いまの現状を何とかしたい!!!と思うことは、決して悪いことではないと思います。

ですが、それが「一刻も早く何とかしたい」という「焦りの気持ち」につながってしまい過ぎると超注意です。

焦りの気持ちが大きくなりすぎると「今がダメダメ」というできてない自分に焦点が当たってしまうからです。

親の「焦り」が滲み出てしまうと、敏感な子どもは「自分を変えようとしている」と感じる、すると「非受容」が伝わりますからね。それでは、子どもは今の状態ではダメなんだと思い、身動きがとれなくなります。
  
でね、わたしは、ここは、踏ん張り時だと思っています。 
 
動き出す時には、一番大きなエネルギーが必要です。ましてや、今までの親子の「悪循環」のコミュニケーションパターンを、「好循環」になるよう、逆向きに回していこうとしているんです!

今までよりも大きなエネルギーが必要なのは「とうぜん」だと思いませんか?

このために、親業訓練講座があるわけですよね、そして、親子のコミュニケーションをよい流れに整える方法の「指導員」として、私もお手伝いしていますよ!

一番パワーがいるとき(笑)
私も、パワー出して(笑)

講座はスモールステップですすみます。講座では「考え方」と「タイミング別のやり方」を伝えます。

例外はありません。なので、その中に出てくる「課題」に丁寧に向き合いながら、各ケース別に素直に「実践」していただけたらと思います。

中には、親が親業訓練の受講を始めてから、子どもが口を利かなくなるとか、学校に行かなくなるなどのケースもあります。

(その場合、受講してなかったら、もっとひどいコトバを浴びせて親子関係は最悪になってたかもしれないと、胸をなでおろされるのですが)

また、親の態度がガラリと変わったことに、不信感を持たれたり、怪訝な顔つきをされることもあります。

「その言い方やめて」「なんでそんな言い方するの?」など言われる方もいます。

ここをどう切り抜けるか???です。

親の態度が「ホンモノ」であるか?子どもに試されています。

 

葛藤を越えた先に変化が始まる

親子関係の回復を目指す時、子どもが「親にありのままに受け入れられてるな〜」と実感することはすごく大切です。
  
人は、ありのままに受容されていると感じて初めて、成長への第一歩を踏み出せるからです。
  
やり方は講座でもたくさん訓練しますが、だけどね、そもそも、本当に受容していなければ、いくら「受容のコトバ」を言っても、口先だけのテクニックとなってしまいます。
 
ここは、本当に要チェックです!
 
そして、子どもの行動を「非受容」だと思うときは、その素直な気持ちも大切にします。親だって「人間」。子どもをイヤだと思ってしまう自分を「受容」するところからはじまります。

子どもの行動を全て受容できる親はいません!

がんばれないあなたも、
ヘンテコのあなたも、
カッコ悪いあなたも、
いびつなあなたも、
中途半端なあなたも、
ヘタレのあなたも、
泣き虫のあなたも、
人のせいにするあなたも、
不安で不安でたまらないあなたも、
眠れないあなたも、
自分の事が嫌いなあなたも、
自分の思うようにできない事に、ジレンマを感じるあなたも、
子どもを自分のいいなりに動かしたいあなたも、
 
この期に及んで、まだ子どもを自分の言いなりに動かしたい自分に気づき、自分の腹黒さに驚いているあなたも、
 
子どもの為と言いながら、子どもがどうなるのかと思うと自分が心配でたまらず、自分の為に子どもを利用している?と苦しむあなたも、
  
自分の中にある「ブラックな気持ち」を認めてあげることが、親業訓練のスタートです。
 
子どもを助けたいのなら、まず、自分自身が「元気」でなくちゃいけないっていうのは、これは人命救助の「鉄則」。

なので、子どもをしっかりと助けられる「親」になるためにも、私たち自身が、もっと強くなっていい。

いえ、強くなる必要があります。

「心の体力」を鍛えるためには、やり方と道すじがあって、当然、超えていかなければいけない「壁」があります。

私自身の学びの道のりを振り返ってみても、受講生さんの体験する学びの道のりを振り返ってみても、今、一足飛びに「ラク」にならないと感じるのはむしろ当然。

数々の「壁」を発見し、乗り越えていくたびに、見方や感じ方が広がっていく、、それが、親にとっての学びの道なのかなあって、そんな風に思うのですよね。

そして、その葛藤を越えた先に、親子関係の本当の変化が待っています。

 そもそも「うまくいかない」ってどゆこと?

「試してみても上手くいきません」と言う方もいます。

ですが、ここも「ちょっと待って!」と言いたい!

そもそも「上手くいかない」っていうとは「思うようにならない」「出来てない〜ダメじゃん〜〜〜」ってことですか?

 

それは子どもを「上手くやりたい」「思うように動かしたい(コントロールしたい)」と言う下心があるってこととイコールかもしれません。

 

そして、そんな自分を「評価」しちゃってるってことも根深い問題だったりします(笑)

 

この「コントロールしたい」と「良い・悪い(評価)」の概念って、私が思ったよりも根深く自分の中にありました。


思ったように結果が出ない・・とか

結果が出せない自分はダメだ・・とか

 

思ったように実践できない自分をダメだと思うとき、自分に落ち込むのではなく、子どものことに想いを馳せてみるのはどうでしょう。


人は「思っていることがすぐに行動できるのではない」と思います。


それができないから、悩む(笑)

これは、子どもも全く同じかもしれません。

朝、起きよう。勉強しよう。スマホ制限しよう。などなど。子どものコトバは嘘ではない。でも実行が伴わないのは、とても難しいことだからだと思います。

頭ではわかっている。
でも、実行に移すのは時間がかかる。

これ、世の中に溢れるダイエット本をみると、とても人間らしいなあ~と思います。

(私もあと3kg体重を落としたいと言いながら増える一方、、、なかなか行動に移せない。。。同感なのだ~)

2.なかなか変われないお母さんの特徴

親業を学び始めの「ジレンマ」を無事脱出しても、次なる難関が待ち受けています。


どうしても、親業のやり方を使ってみる気になれない。とにかく、しんどい。


私自身が学び始めのしんどかった時の状態を振り返って書いてみますね。ほとんど、私の個人的なことですが(笑)

 

 「世界一不幸な母親」親である自分が傷つきすぎていて、心が回復していない 

これは、いわゆる「トラウマ返し」と言われるような、思春期になって急に子どもが反抗・反発したり、完全に引きこもったりして、お母さんとしては思ってもいなかったような問題が出るケースに多いと思います。

 

突然の子どもの「反発」に、お母さんの方がとにかくビックリしてしまい、相当にショックを受けます。その時、今までの自分の子育てや、子育てだけでなく人格も人生もすべてが最愛の子どもに全否定されたように感じて、コッパみじんになっちゃって、かなりボロボロ状態になってしまわれるのです。

 

そして、自分も傷ついてドバドバと血が噴き出しているようなときだけど、子どもだって、かなり苦しんでいるようだからと、とりあえずは子どもの手当てに集中する。。

 

愛する子どもの危機だから、それは自分の状態がどうであっても、子どもを助けなくっちゃ!と「親業」を学ぶけど、なかなか、やっぱり親だって苦しいから、そういう場合は本当にしんどいですよね。


ものすごくいい子だったほど「従わせたい気持ち」を捨てるのに時間がかかる

なんで私がこんな目に遭うんだろう?


幼い頃から子どもの為に、どれだけ時間を費やしてきたと思ってんの?

 

親としてのプライドを傷つけられてやり場のない「怒り」のようなものが「消化」できていない場合や、状況に不満を感じている場合、悪者探し、原因探しをやめられなかったり、「〇〇が悪い!」という想いを拭いきれずにいる場合も、お母さん的には相当にツラいです。

 

 お母さん自身の心が「今の状況」に追い付いていない、気持ちが消化できずに納得ができていないと、お母さんは「世界一不幸な母親」となりますから、頭ではわかっていても、子どもを責める気持ちが顔を出してしまいがちなのかなと思います。

 

こういう混乱は、それまでは親子の関係が良好だったんだろうな、と思います。私も「この子はわたしの思い通りにはならないのだ」と本当に腹落ちするまで、多くの時間がかかりました。

 

まずはお母さん自身が気持ちの整理が必要かもしれません。自分の辛さを吐き出さなければ、人の気持ちは回復されないからです。

 

親業的に考えても「子どもを許せない自分」を自分で受容し、そこから出発しないと、いつまで経ってもラクにならないかもしれません。


ほとんどの子育て論では「まずは子どもを受容してください」と言われますし、「受容したい気持ち」もホンモノだから、ツラいところだと思います。(←経験者:しみじみ~~) 

 

そもそも練習量が足りていない

これはちょっと辛口になるかもしれませんが、「できません」「上手くいきません」と言う方は、ズバリ、行動量・練習量が足りていません。


「知る」とすぐに「できる」と思っている人も、それは誤解だと声を大にして言いたい!「親業」を学んだら「出来るはず!」と思っているなら、それは誤解です。


そもそも親業は「関わり方の実技」を身に付けるものであるから、「車の運転」など世の中の他の技能と同様に「習うだけですぐにバッチリできる!」っていうものではありません。


中には、育った環境などから元々コミュニケーション力が高い親もいると思います。そんな方は、スルスルと習得されるかもしれませんね。


ですが、私のように、親の「勝ち負けのコミュニケーションパターン」が刷り込まれている人は、新しいコミュニケーションを身につけるのには、指導と練習と努力が必要です。

 

野球で言うと「ホームランはこうやって打つのよ」と教わった後、「ホームランが打てない!」と悩んでいるのと同じ。上達したいなら、練習あるのみです!技能だから、それまでの「経験」や「体力(心の)」などで、個人差はつきものですが、練習は裏切りません。


「わたしメッセージ」を言っているつもりが、「あなたメッセージ」になっている場合も多いです。自分では気づかないかもしれませんが、その違いは歴然です。


 子どもへの「理想・期待・要求・欲」が捨てきれない

いわゆる「時間」が迫っている場合も、要注意ですね。あとちょっとで高校留年とか、退学間際とか、転校必須とか、切羽詰まっている方で、「最悪の事態」を阻止したい!


「子育ての最悪の事態」を免れるために自分のそれまでの行いを改善しようとして参加される方がいますが、注意したいのは、自分の子どもへの「欲」が捨てきれずにいると、どうしても「最悪でも〇〇させたい」と思う気持ちが残ることです。

つまり、最悪の事態になる前に「親が〇〇すれば、子どもは△△するかな」などと、「駆け引き」して、自分の中で常に「落としどころ」を探している場合です。

 

このケースも、結果的に親子の関係がいつまでもしっくりこないという事があります。

 

親としてもギリギリ譲歩しているんだから、これくらいのんでくれてもいいじゃないの?

あなたも、イヤでしょ?「最悪の事態」は免れようよ〜

 

みたいに言いたくなる時は、子どもの心よりも時計を見ていると言えませんか?


その姿勢が子どもに伝わってしまうんですよね。そして、結果的には、反発や力比べ、駆け引きなどの勝ち負けの親子関係が続いてしまいます。  

3.思春期の反発は子どもからお母さんへの自分の人生をかけた要望書! 

私は、子どもからの反逆・反抗は、子どもからのメッセージだと思います。 

 

親の姿を見て言いたいことがあっても、メッセージを出さない子どももいます。出せない子もいます。だから、メッセージを出すということは「出せる関係」だと言えると思います。

 

メッセージは、その表現の方法や形はさまざまですが、すべては大好きなお母さんと本当に仲良くしたいんだけど、今のお母さんのままだと「それはもう、ちょっとイヤだな」と、辛くなってきたからそのことを言いたいこと。


つまり「お母さんのココ、ムッチャ気になってきたから直してよ〜!」って、訴えていると思います。 

 

なので、ここはすぐに結果が出ないとあきらめてしまわないで、次のステージへ進んでいきましょう!


子どもがせっかく示してくれた「メッセージ」をムダにしないで欲しいです。


子どもはいつも、親が変わるのを待っています。


不器用でも、人はいつからでも変われると、その姿をしっかりと見せていきましょう。

  
]]>
「子供に申し訳ない」「こんな母親でごめんね」と感じているあなたへ https://okanjuku.com/contents_667.html 「子供に申し訳ない」「こんな母親でごめんね」「私ってダメな母親だな」と、自己嫌悪に陥る事はありませんか? 私がこの親業訓練と言う子育ての方法論を、一人でも多くのお母さんに学んで実践して欲しいと思う理由の一つは、母親が「こどもと対等な存在」であることの大切さを知ってほしいと思うからです。 母親の中には、自分の生まれ育った境遇などから、自分に自信がなくて、生きるのがつらい、自分がなぜ生きているのかわからない、自分なんて母親の資格がない、子どもに申し訳ないと、何となくずっと感じている方がいるかと思います。 実は私も、そう感じていた一人でした。いつも自分自身に自信がなくて、その自信のなさを払しょくするかのように、子育てに燃えていました。「自分みたいな子どもに育てたくない」と強く思っていました。その一心で、子どもの為に何とか「いい母親」になりたいと、私にできる事はすべてやってあげたいと思っていました。 それって、子どもの為でなくて自分の為やん~ っていう人がいるかもしれないけれど、そうじゃないと思います。それもは、紛れもなく「子どもへの想い」だと思います。そして、その気持ちがもし問題があるとすると、それは、 子どもと自分の境界線が曖昧になっていたと言うことかもしれません。 子どもの為に「自分みたいな子ども」に育てたくないから、一生懸命に、ただ一生懸命に、良かれと思う事をただただ祈る思いで、母親として妥協せずにしたかった。妥協してしまった自分を「ああ、こんな自分は子どもを傷つけてしまったのではないか?」「やっぱり、自分には母親の資格はないのではないか?」と思う。。 そのくり返しが起こってました。 で、今の私にはわかりますが、それは、子どもの力をみくびっていたんですよね。 もし、今のあなたが昔の私と同じ気持ちになっているのであれば、ちょっと考えてみて欲しいのです。 あなたの大切な人が、とても自分に自信が無くて、常に「懺悔の気持ち」みたいなものを持ちながら生きているとしたら、 「自分の望みを言うなんて、そんなワガママは言ってはいけない」 「自分は喜んではダメなんだ」 「幸せになってはダメなんだ」と、 「生産的なコトをしたらその代償としてちょっとの息抜きは許されるけれど、そうで… おかん塾|自立・自己規律の子育て実践塾 2025-04-19T23:13:17+09:00 「こんな母親でごめんね」
「私ってダメな母親だな」

と、自己嫌悪に陥る事はありませんか?

私がこの親業訓練と言う子育ての方法論を、一人でも多くのお母さんに学んで実践して欲しいと思う理由の一つは、母親が「こどもと対等な存在」であることの大切さを知ってほしいと思うからです。


母親の中には、自分の生まれ育った境遇などから、自分に自信がなくて、

  • 生きるのがつらい、
  • 自分がなぜ生きているのかわからない、
  • 自分なんて母親の資格がない、
  • 子どもに申し訳ない

と、何となくずっと感じている方がいるかと思います。


実は私も、そう感じていた一人でした。


いつも自分自身に自信がなくて、その自信のなさを払しょくするかのように、子育てに燃えていました。「自分みたいな子どもに育てたくない」と強く思っていました。その一心で、子どもの為に何とか「いい母親」になりたいと、私にできる事はすべてやってあげたいと思っていました。

 

それって、子どもの為でなくて自分の為やん~

 

っていう人がいるかもしれないけれど、そうじゃないと思います。それもは、紛れもなく「子どもへの想い」だと思います。そして、その気持ちがもし問題があるとすると、それは、 子どもと自分の境界線が曖昧になっていたと言うことかもしれません。

 

子どもの為に「自分みたいな子ども」に育てたくないから、一生懸命に、ただ一生懸命に、良かれと思う事をただただ祈る思いで、母親として妥協せずにしたかった。


妥協してしまった自分を「ああ、こんな自分は子どもを傷つけてしまったのではないか?」「やっぱり、自分には母親の資格はないのではないか?」と思う。。

 

そのくり返しが起こってました。

  

で、今の私にはわかりますが、それは、子どもの力をみくびっていたんですよね。


もし、今のあなたが昔の私と同じ気持ちになっているのであれば、ちょっと考えてみて欲しいのです。

 

あなたの大切な人が、とても自分に自信が無くて、常に「懺悔の気持ち」みたいなものを持ちながら生きているとしたら、


「自分の望みを言うなんて、そんなワガママは言ってはいけない」

「自分は喜んではダメなんだ」

「幸せになってはダメなんだ」と、

「生産的なコトをしたらその代償としてちょっとの息抜きは許されるけれど、そうでなければ、自分には生きる価値が無い」


と信じているように、生きているのだとしたら、なんだかとても寂しい気持ちになりませんか?


あなたの「贈り物」を「自分には分不相応だ」と受け取ってもらえていない可能性があるのです。

 

大切な人に、卑下されるのは、とっても辛いことなんじゃないかと思うんです。


「上にも下にもしない人間関係」

自分を「下」にしてしまうと、子どもは「上」になります。

 

それは、真に対等な人間関係を体験するチャンスが減ることだと思うのです。

 

そして、人間関係には常に「上下」「力の差」「勝ち負け」があって当たり前だと、教えてしまうことになるでしょう。

 

じゃあ、対等な人間関係ってどんなものでしょうか?

 

対等な人間関係とは、実際に体験した経験がないと、その気持ち良さは味わえないかもしれません。

 

ただ、本当に対等な人間関係を築くためには、あなた自身が誰かの陰に隠れているわけにはいかなくなります。

 

あなた自身が「表に立つ」とこと。これは、自分自身がどんなことを考え何を感じているか?「一人の人として」という部分がとても大切になってきます。

 

自分がホンモノ

 

これができて、対等な人間関係が成立するのかなと思います。

 

そして、これが案外むつかしいのです。

 

自分が何を感じているか?何が好きで、何をしたいのか?

どんなものに価値を見出しているのか?

 

あなた自身の中から生まれるものを感じ、それを感じる一人の人として、自分を許しているか?

 

この問いかけを自分にした時に、全く答えられない自分がいました。

 

だけど、自分自身を一人の独立した人格のある人として、認めていない時、

 

子どもと1対1という「違う人格をもつ一人の人同士として対等な人間関係を築く」って、とても難しいと思うのです。

 

「わたしなんて、、、」母親の罪悪感が子どもを王様にしてしまう

そもそも、自分に対する自己評価が低い人は、自分のことを子どもより優先することにすごく罪悪感があります。

 

表だって何か言いたくない。

 

引っ込んでいるほうが楽なのです。

 

ただ、このやりかたでは、子どもはいつも優先され、庇護される存在となり、対等な人間関係を築く経験ができません。

 

子どもに、世の中の人は自分とは違う考えを持つ人がいることや、自分と違う人にも、人としての欲求を持っていることを教えなくてもいいのでしょうか。

 

ゴードン博士の言葉は胸に刺さりました。

 

お互いに別の欲求があるから、当然、衝突の場面がある

人間関係に対立があるのは当たり前

対立の解決法こそ、どの後の親子や人間関係を左右するもの

 

自分に自信のない人は、衝突や対立が超苦手ですよね。それは、過去に傷ついた経験があるからだと思います。

 

人間関係の衝突や対立は、できれば避けたいと、あらゆる策を講じて全力で阻止しようとしますが、

 

じつはこの時に、それを解決していく過程で子どもは、相手の立場が自分の立場と違うことを、初めて知るのだと思います。

 

「なぜ?対立が起こっているのか?」

「どうすれば解決できるのか?」

 

自分の立場が理解され、相手の立場を理解した時、見識や思考を深めることで、他者とどうやったら平和に生きていけるか?真剣に考え始めます。

 

他者と生きるための共生の知恵は、わざわざこのために教えなくても、対等な家族として暮らしていると、子どもの内面から自然に生まれます。

 

心の折り合いをつけながら、自分の心地よい生き方も考えるようになるのだと思うのです。

 

これは、健全な精神の成長です。

 

親業は、この世界平和に欠かせない「他者と生きる知恵」を自然に育まれさせるメソッドです。

 

そのためには、大前提にあるのは、お母さん自身が自分が大切にされるべき存在だと、思っているということ。それも結構大事なのです。


子どもに烈火のごとく愛されていると知っているか?

以前、カウンセリングを学んでいた時の教科書に、「母親は子どもから烈火のごとく愛されている」というフレーズがありました。

その時の私は、ものすごく深く胸につき刺さりました。「納得」と「違和感」と、どちらも感じたのかもしれません。

でも今は、世の中のお母さんは、自分が愛されているともっと自覚した方がいいと、私は言いたい!

 

「自分が愛されている」

 

ということはあまりわかりにくく、信じがたいことかもしれませんし、これこそが最も難しいことなのかもしれません。


でも、親業や自己実現を学び、実践するうちに、今まで他人から大切にされなかったのは、自分が自分を大切にしてなかったんだと、ウスウス気づいていくと思います。

 

じゃあ、自分を大切にするってどういうこと?
 

となると思うのですが、それは、「自分にウソをつくのをやめる」ということから始まるのかなって思います。

自分自身を説得して、

感情に蓋をして、

なかったことにして、

何も言わずに

あたかの理解しているいい人風を装い、

だましだまし生きている

 

これだと、いつか感情が爆発しますよね。
 

それは、相手にわかってほしいと思う怒りの感情であると同時に、あなた自身が自分を偽り大切にすることができていない苛立ちの感情だと思うのです。

 

エラそうに書いていますが、これ、本当に私がそうだったから。

 

ありのままの自分にOKを出すということ

 自分のどんな感情にもOKを出す。

これは、「自己受容」というコトバであらわされますが、親業訓練一般講座のテーマです。

 

そして、自分にウソはつかないで、率直に発言する具体的な方法は、「自己表現」がテーマの自己実現のための人間関係講座で学びます。

 

引っ込まない、攻撃しない、相手も自分も大切にしていることが伝わる言い方は、「言いにくい時」ほど味方になってくれます。

 

対等な人間関係を築くには、お母さん自身が自分に大切に向き合うこと、自分の発言に責任を持ったり、評価されることを期待しない心の体力をつけることを強いられます。

 

これは、まずは、子どものために学んでほしいのです。

 

子どもの為に。

 

自分の為は苦手でも、子どもの為にだったら、できるでしょ?(笑)

 

母と子が常に個別の人としていることは、本当に目指したい「新しい時代をいきる対等な人間関係」の基盤となると確信しています

 

自分の「人としての権利」を棄権しない事です(笑)

 

真に対等で尊重し合える人間関係は、暖かく思いやりに溢れています。

 

思いやりを溢れる子どもに育てるためには、思いやりを受け取れるお母さんであることが必須なのです。

 

お母さんだから、出来るはず。

 

私はそう思っています。



 

]]>
プライドが高く繊細な思春期男子の自尊心を壊さないために心を理解する https://okanjuku.com/contents_270.html 思春期の男子の謎(?_?)のひとつ。プライドは果てしな~~~く高いのに、ハートは実はかなり繊細でチキンなこと…。急に機嫌が悪くなったり、しょぼんとしたり。そうかというと、イキがったり、偉ぶったり、馴れ馴れしかったりと、もう、ワケがわかりません〜でも、やる気のカケラも感じられない、しょんぼりと「死んだ目」をしているのは親もツラくなりますよね。「自己肯定感」もダダ下がっているように感じるし。。。。以前、親業訓練の受講生の方から、このような質問がありました。高校生の息子がものすごく繊細なのです。上のお兄ちゃんはあっけらかんとしたタイプで、何を言ってもまったく平気なのですが、同じことを彼に言うと、「睨む」「屁理屈を言う」など、とても暗い。なので家族全員が彼に気を遣っているのです。「まったく勉強する意味がわからない」「なんで生まれてきたんだろう」「この先いい事なんて、あるのか」私から見ると、目の前のことから逃げているとしか思えません。全く何を考えているのかわかりません。そして、私も、とても疲れます。もう、腫れ物に触るように接しているのですが、放っておいても大丈夫なのでしょうか?ビックリするくらい傷つきやすい思春期男子の「ガラスのハート」。親としてどのように接したら、プライドを傷つけないで、やる気を取り戻してあげられるのでしょうか。昭和生まれの私にとって、息子を3人育てることはカンタンではありませんでした(-_-;) 不可解なことも多くて、「男の子ってどうしてこうなの?」と素直に思ったことが何度もあります。そして、父や夫、周りにいる男性を見比べながら暮らす中ではじめて、「ああ男性ってそうなんだ」と思えたことがたくさんあります。この記事では、そんな男子の生態が良くわからない方へ、思春期の子どもとの関係改善を伴走した経験と自分の子育てから私なりに感じた「男の子の扱い方」について語ります。 目次 1、男の子ってどうしてこうなの? 女子から見ると「ありえない」ことを平気でやる 子どもから大人へ。思春期の特性とは 思春期はココロが不安定な時期 青年期(思春期)は失望と苦悩の時期 2、思春期までに知っておきたい。男子のメンタルを傷つけない母親としての心構え 親子喧嘩こそ試される時!それぞれの違いを尊重しあえる 子育てに大切な「母親のメンタリティ」 3、… おかん塾|自立・自己規律の子育て実践塾 2025-04-15T16:09:24+09:00 思春期の男子の謎(?_?)のひとつ。プライドは果てしな~~~く高いのに、ハートは実はかなり繊細でチキンなこと…。

急に機嫌が悪くなったり、しょぼんとしたり。

そうかというと、イキがったり、偉ぶったり、馴れ馴れしかったりと、もう、ワケがわかりません〜

でも、やる気のカケラも感じられない、しょんぼりと「死んだ目」をしているのは親もツラくなりますよね。「自己肯定感」もダダ下がっているように感じるし。。。。

以前、親業訓練の受講生の方から、このような質問がありました。
高校生の息子がものすごく繊細なのです。
上のお兄ちゃんはあっけらかんとしたタイプで、何を言ってもまったく平気なのですが、同じことを彼に言うと、「睨む」「屁理屈を言う」など、とても暗い。なので家族全員が彼に気を遣っているのです。「まったく勉強する意味がわからない」「なんで生まれてきたんだろう」「この先いい事なんて、あるのか」私から見ると、目の前のことから逃げているとしか思えません。
全く何を考えているのかわかりません。そして、私も、とても疲れます。もう、腫れ物に触るように接しているのですが、放っておいても大丈夫なのでしょうか?

ビックリするくらい傷つきやすい思春期男子の「ガラスのハート」。親としてどのように接したら、プライドを傷つけないで、やる気を取り戻してあげられるのでしょうか。

昭和生まれの私にとって、息子を3人育てることはカンタンではありませんでした(-_-;) 不可解なことも多くて、「男の子ってどうしてこうなの?」と素直に思ったことが何度もあります。

そして、父や夫、周りにいる男性を見比べながら暮らす中ではじめて、「ああ男性ってそうなんだ」と思えたことがたくさんあります。

この記事では、そんな男子の生態が良くわからない方へ、思春期の子どもとの関係改善を伴走した経験と自分の子育てから私なりに感じた「男の子の扱い方」について語ります。



1、男の子ってどうしてこうなの?

女子から見ると「ありえない」ことを平気でやる

普段は偉そうで、乱暴で、調子乗りですが、突然「意味不明」なことを言い出して困惑するお母さんも、とっても多いです。

例えば、「なんで生まれてきたんだろう」「この先いい事なんて、あるのかな」「死んでしまいたい」などシレッという…。そんな時、女子としては「は??何言ってんの?」と、言いたくなるようです。


もちろん、「そうだよね~」「私もあったな」と、共感できる人はいいのですが、男子のこの言動や心情が理解できない女子も多いかもしれません。昭和~平成の激動の時代を経て、社会の中で鍛えられてきた女子(←私も含みます)にとっては、勉強なんて、イチイチ「考える」ことでなく、つべこべ言わずにやらないと!と思うわけです。

どう見ても、「やるべきこと!」を「していない」「逃げてる状態」としか思えない・・・ 
  • この子は病気?
  • 逃げグセがついてるのかな?
  • 言い訳してるだけやん
  • 変わってる。おかしい子
  • 甘やかしてきた私が悪かった? 

「この子はこういう子」「こういうタイプだから仕方ない」と気質や性格の問題だと割り切ろうとしても、なかなか思うようにいかないのも苦しいところ。でも、ここで放っておくと、いらぬ「こじつけ」や、妄想も膨らんでしまいがちですよね。


ここは、自分勝手な「妄想」で頭がいっぱいになる前に(←こうなると、結構ツライから)、彼らへの理解を深めたいところです。



子どもから大人へ。思春期の特性とは

思春期の繊細なガラスのハートとは一体どんな構造になっているのでしょうか?

私も男子3人を相手にする際、彼らを理解するためにも情報収集は欠かせませんでしたよ。すると、その内面の深さや繊細さや葛藤に驚くことが何度もありました。
親が、欠点のある一人の人間だと気づき、社会のあらゆる矛盾点に嫌悪し、理想を追い求め、孤独感にどっぷりと浸かりきる・・
これは、日本を代表する臨床心理学者の河合隼雄先生の本にあったフレーズです。

私は河合先生の考え方が好きでよく本を読んでいました。そして、これがいわゆる「思春期」ってものなんだと、おぼろげながらに理解できた気がしたものです。

河合先生の本によると、

今まで、日本の一般的な家庭ではたいてい「親主導」で子育てが行われてきました。そして子どもは、ちょうど10〜15歳ごろに人生の転換期が訪れます。

それまで子どもにとって親とは「神」のような絶対的な存在だった「親」が、実は「フツウの人」だと知るのが、10~15歳ごろです。これは当然の事だと思うかもしれませんが、実はここが彼らにとってはすごい事なのです。なぜなら、自分が小さい頃からいつも正しいと信じていた「神」が、実はそうでなくてただの「おばちゃん」だと知ったからです。

彼らにとって、もう天地がひっくり返るほどの衝撃を受ける事もあるそうなのです。そう言うちょっとした「衝撃」を繰り返しながら、人は大人になっていくらしいです。「自己の確立」というのでしょうか。

親が生まれながらに自分に与えてきた「世界観」に、自分が感じる現実の「世界」とは違うことに驚き、ためらい、そして、受け入れていく。それが彼らの成長。

河合先生の本を読んで、そんな風に思春期男子の成長を解釈しました。

私は、今の子育てに照らし合わせて考えました。

例えば、小学生時代は、「勉強よりもスポーツ優先」だった場合など。中学に進学した後では、親は無意識的に「もう中学生でしょ」「スポーツもいいけど、勉強も大事よ」などと「方向転換」するのは割とあるケースだと思います。

状況が変わるからです。

ですが、子どもの立場になると、親の熱量の変化をどう感じているのでしょうか。

これは、親の言う事を聞くいわゆる「いい子」ほど、振り回されているかもしれません。親が全く逆の事を言い出したように感じて戸惑っていないでしょうか。

「違い」が納得できていない場合や、親の「変貌」に「心がついていかない」ということもあるかもしれません。

そう考えると、子ども達は世間や親の矛盾に振り回されて、葛藤をたくさん経験しているのかもしれないのです。


思春期はココロが不安定な時期

昔から、男の子は身体が弱かったり、育てにくいと母に言われていたことを思い出します。そして、思春期の男の子も、硝子のハートですご〜〜〜〜く繊細だそうです。

実際に、国立大学に在学中に亡くなる学生の、死亡理由の一位は交通事故や病気でなくなんと「自死」。そして男子が多いという新聞記事を目にしたことがあります。それくらい、男子は繊細なのでしょうね。

そして、私は男の子は「プライドの生き物」だと思っています。「プライド」と言う概念は、親業を学んだ時にものすごく腑に落ちた概念です。その人の「尊厳」がどれだけ守られているかです。

そして、思春期はその「尊厳」が傷つきやすいので、自尊心やメンツがとても大事!とにかくガラスのプライドを壊さない事が大事だと思っています。

私は息子たちとの数々のバトルで、彼らの精神的な「孤独感」みたいなものに触れてしまうときがあって、その「繊細さ」「素直さ」「純粋さ」に驚いたことが何度かありました。

これは男の子というより、個人の特性?これはわかりませんけど。

青年期(思春期)は失望と苦悩の時期

ゴードン博士が「思春期」について書いた記述があったので、転記しておきますね。ゴードン博士は「思春期」とはいわず「青年期」と言っていますが、失望と苦悩を味わうって言っていますね。

やっぱりそういう時期なんでしょうね。 

親が子どもを受容するという自分の内的感情をことばで表現するすべを身に付ければ、目を見張るような効果を生む道具を手にしたのと同じだ。

子どもが自分自身を受容し、好きになっていく過程、自分の勝ちに目覚める過程に影響を与えられるようになる。

子どもの発達を促し、遺伝的に与えられた可能性の実現を促進できる。

依存から独立と自己管理へ異動するスピードをはやめられる。

人生にどうしても出てくる問題を自分で解決する力、少年期、青年期に味わう失望と苦悩に建設的にのぞむ力を与えることができる。

「親業」トマス・ゴードン(大和書房) より

そう言えば、昔のドラマは今よりも「青春もの」みたいなのがあったような気がします。鬱屈した心理状態などが描かれて、それを観ることで自分を重ね合わせたりしたんじゃないかな。

模擬体験、つまり実際にはやらないけれど、気持ちの上で体験することもできたかもしれません。

大人でもない、子どもでもない、自分が何者か?自分とは?中途半端な自分に気づきながら葛藤の中で自分を確立していくのかな、と思います。それは、大人になるための儀式みたいなもので、必要な時期なんだろうなと思うのです。

今は、そういう「青春期」の捉え方が、昔とは違ってきているかもしれません。

私的には、その繊細で苦悩に満ちた「思春期」「青年期」をしっかりと生きて、社会に積極的に生きる「大人の男子」に育ってほしいな。

2、思春期までに知っておきたい。男子のメンタルを傷つけない母親としての心構え

親子喧嘩こそ試される時!それぞれの違いを尊重しあえる

我が家でも、子どもの私への態度が、今までとは違ってきたと感じた時期はありました。

中学生の頃かな。今までとは精神的に、一歩「距離」をとってきたような、そんな風に感じた時期でした。そして、親子バトルも数々経験しましたよ。

息子に「お母さんとは合わない、合わなすぎる」と言われたことだってあります(笑)。すご〜〜〜〜くショックでした。が、不思議とあまり、後を引かなかったのですね。

今までの親子関係から変わったことに戸惑いを感じていましたが、それよりも、彼らが今、感じている「失望」と「苦悩」を私なりに理解したい、という気持ちが強かったのを覚えています。

「親業」で「心の成長」を根本的に学んでいたことが幸いだったかもしれません。私は彼とバトルをしながらも、自分なりに彼を理解したいと心から思えていました。それは彼とぶつかる事で、自然に沸き起こる感情でした。

以前のわたしなら、きっと自分を擁護するのに精一杯で、もっと息子を追い詰めていたと思うのです。

私も少しは成長したのか、息子の「コトバ」の意味に惑わされず、今の現状を整理することができてとても助かりました。そして彼が訴えてきた「気持ち」にも、焦点を当てることができました。

そして、ここを乗り越えるのは、息子の問題だと思えました。

ムダに繊細で理解不能な男の子のガラスのハート。
でもきっと、彼なら大丈夫。

そして、わたしは「わたしらしく」いたらいいのだと思えました。

息子とぶつかることで、私は自分をふりかえり、そして、やるべきことハッキリと見えてきたのです。その時、ちょっと「親業」サボってかなって思いましたが、そういうのも含めてすべてが私の母親としての成長だと思います。

親子のバトルがあっても、繊細な息子でも、お互いを尊重したいという思いと「対話の力」で乗り切れるものだし、そうできると信じていれば、大丈夫。

反省し過ぎないで、自分の気持ちを整えて軌道修正できたので、ラクちんでした〜

そして、その時期はすんなり過ぎていきました。

子育てに大切な「母親のメンタリティ」

人の心が育つ時、すなわち「子どもから大人へと成長を遂げようとする」ときは、自分の中の「繊細さ」や「傷つきやすさ」「甘えたい気持ちと独立したい気持ちの葛藤」があらわになる時です。

子どもが「今のままの自分の姿」に直面したとき、親が彼らにどう接するかはとても大切だと思います。

そして、大事なのは、お母さん自身の「メンタリティ」(心のあり方)です。

だけど、母親も一人の人間。

育児本には、子どもへの接し方や親の心構えについて触れているものはあるのですが、母親自身が自分のメンタルをどう整えていけばいいのか、方向性や考え方、具体的な方法を詳しく指南してくれるものって、あまりありません。

なので、私としてはとてももどかしいのです。

ですが、これこそ究極の子育てのツボ! 母親のメンタルが整っていれば、子どもって自分でどんどん伸びていっちゃうようですよ〜

特に、男の子って繊細だし、私にはワケがわからなかったから、ここで勘違いが多いのかな。

男の子のナゾに繊細で超壊れやすいガラスのハートですが、歳をとるほどに、だんだんとコツがわかるようになってきたのかなって思います。これも経験ですね。。。

20年前のわたしには、とっても理解できなかったことなのです。

子育ては、親の成長を待ってはくれませんし、思春期・反抗期に臨む母親の心構えって、だれも教えてくれないのは、それだけ奥が深いことだからだと思います。

3、まとめ

男の子を大人のカッコいい男子に育てる事は、私のミッションであり、人生をかけた研究テーマそのものでした(笑)

思春期はサナギの時と言われます。動かず、見た目も美しくないから、突っついて生存確認をしたくなりますよね。ですが、それではサナギは死んでしまいます。

サナギから蝶に美しく羽ばたいていけるよう、今、この時期こそ彼ら自身のプライドを傷つけないように接したいものです。

サナギの内部で起こっている、壮大な変貌を想像しながら、「うちの子の中には自分ででっかく育つ力が眠っている」「今は大変な時やねんな」という深い信頼をもって、毎日を過ごしていくことが、彼らの自尊心を傷つけるリスクを減らします。これが、ゆくゆくは、彼らの心からのやる気に繋がっていきます。

子育てが正解か分からない…そんな私に必要だったのは“ブレない軸”だった
やる気がない思春期息子のSOSに効果的に対応できる親になる受講コースはこちら

]]>
学習意欲が低く集中して勉強できていない中3息子のやる気を引き出した親の「聞き方」の秘密 https://okanjuku.com/contents_148.html 子どもが中学生になると、親としての「悩み」が今までとはガラリと変わってきます。いつまでも小学生のようにいかないけど、どこまで口出ししていいのかな近すぎず、遠すぎない「程よい距離」をどうとっていけばいいのかなでも、なんかそっけないし、機嫌も悪いし、心配だな心と身体が大きく育つ微妙な時期だからこそ、親としてのあり方や立ち位置も注意したいところ。もう、小学生ではないのだから親の過干渉はダメだと思うし、勉強や部活、友達づき合いも、親に頼りっぱなしにならないように注意深く見守りたい。ですが、親の想いとは裏腹に、急にそっけなくなったり、無口になったり、機嫌が悪くなったりと、今までと違う様子に戸惑うこともあるかもしれません。「あっちへ行って」と言われたり、機嫌が悪く無視されたりすると、どう接していいのかと親としての自信も揺らいでしまいます。もう、母親の出番はないのかな???いえいえ、まったくそんなことはありません。むしろ、逆!中学生以降の思春期こそ「おかん力」が試される時です。子ども自身の成長と発達のために、親の適切なサポートは欠かせないと思います。 おかん力、、、スゴイんですよ~私は、親がコトバを変えただけで、子どもが自分で考えて行動を変えていく場面を何度も目の当たりにしてきました。子供の自己解決力を引き出すには、親のサポート力を向上するのが、親が唯一自分でできる、かつ、最も効果的な事だと思います。この記事ではそんな親業訓練での受講生の方の事例を解説つきで紹介します。 目次 1、子どものやる気が落ちる時こそ発揮される親の見守り力 親の言い方を変えたら子どもが自分で考え出す こころの整理をすることで、言わないことが選べた 2、ブレない軸を支える「あり方」「心構え」「訓練」 親として効果的に関われた2つの理由 何もしないって実は一番ムズカシイ 試練や困難を成長の糧にできる親子関係をつくろう … おかん塾|自立・自己規律の子育て実践塾 2025-04-15T15:34:04+09:00 子どもが中学生になると、親としての「悩み」が今までとはガラリと変わってきます。

  • いつまでも小学生のようにいかないけど、どこまで口出ししていいのかな
  • 近すぎず、遠すぎない「程よい距離」をどうとっていけばいいのかな
  • でも、なんかそっけないし、機嫌も悪いし、心配だな

心と身体が大きく育つ微妙な時期だからこそ、親としてのあり方や立ち位置も注意したいところ。もう、小学生ではないのだから親の過干渉はダメだと思うし、勉強や部活、友達づき合いも、親に頼りっぱなしにならないように注意深く見守りたい。


ですが、親の想いとは裏腹に、急にそっけなくなったり、無口になったり、機嫌が悪くなったりと、今までと違う様子に戸惑うこともあるかもしれません。「あっちへ行って」と言われたり、機嫌が悪く無視されたりすると、どう接していいのかと親としての自信も揺らいでしまいます。


もう、母親の出番はないのかな???


いえいえ、まったくそんなことはありません。むしろ、逆!


中学生以降の思春期こそ「おかん力」が試される時です。子ども自身の成長と発達のために、親の適切なサポートは欠かせないと思います。
 

おかん力、、、スゴイんですよ~


私は、親がコトバを変えただけで、子どもが自分で考えて行動を変えていく場面を何度も目の当たりにしてきました。子供の自己解決力を引き出すには、親のサポート力を向上するのが、親が唯一自分でできる、かつ、最も効果的な事だと思います。

この記事ではそんな親業訓練での受講生の方の事例を解説つきで紹介します。



]]>
高校生息子に「学校に行きたくない」と言われた時どうする?親の心がまえと言いがちな12の言い方 https://okanjuku.com/contents_101.html 高校生の息子が突然「学校に行きたくない」と言い出したら、親はどうしたらいいのでしょうか?毎年5~6月頃、おかん塾には高校に入学して「学校に行きたくない」と子どもに言われたお母さんからの相談や問い合わせがあります。中学生の頃までは素直だった息子さんが、突然人が変わったように「無気力」になったり、時に「反抗」にあうと、親としてはビックリしますよね。なぜ?受験が悪かった?友達が悪いの?それとも、ワタシ?夫?子ども??何が悪かったんだろうと「原因探し」に頭がグルグル。。。。。こんな時、私は「親業訓練」で具体的な親の関わり方について学ぶことをおススメしています。親業訓練は不登校児専門の講座ではありませんが、親子関係を再構築する大きなヒントが得られる講座だからです。インストラクターを17年している私ですが、実際に3人の息子たちを育ててきた母親でもあります。実は子どもが苦手だった私は、いつか息子たちに「学校に行きたくない」と言われるのではないかと、ヒヤヒヤしていました。「学校に行きたくない」と言う時、子どもの心に一体何が起こっているのでしょうか????本格的な「不登校」になる前に、できれば早いうちに子どもの心の成長に効果的な関わり方について知っておきたい方へ、この記事では、そのヒントをお届けします。 目次 1、子どもに何が起こったのか?わからないから悩む なぜ、この子は変わってしまったの? 親の「ひとこと」に振り回される子どもたち 親のコトバがどう響くかは親子の信頼関係によって変わる 一人ひとりが子どもを前にして「あり方」を考えていくとき 2、問題を起きる前に予防する「聞き方」の技能 異変に気づいたらすぐに「心のケア」をしておく 子どもの行動にはすべて理由があるから 1、子どもに何が起こったのか?わからないから悩む なぜ、この子は変わってしまったの?不登校問題は、とても他人事ではありませんでした。子どもが高校生になると、子どもが急に動かなくなってしまうケースが増えています。子どもはエネルギーが枯渇したようにバタンと動かなくなってしまうようです。ただ、学校に行かないだけでなく、まるで人格まで変わってしまったような変貌ぶりですから、親は気が気ではありませんよね。当然、親子関係にも変化が起こります。今、無気力になり、学校へも… おかん塾|自立・自己規律の子育て実践塾 2025-04-15T15:25:11+09:00
毎年5~6月頃、おかん塾には高校に入学して「学校に行きたくない」と子どもに言われたお母さんからの相談や問い合わせがあります。中学生の頃までは素直だった息子さんが、突然人が変わったように「無気力」になったり、時に「反抗」にあうと、親としてはビックリしますよね。

なぜ?
受験が悪かった?
友達が悪いの?
それとも、ワタシ?夫?子ども??

何が悪かったんだろうと「原因探し」に頭がグルグル。。。。。

こんな時、私は「親業訓練」で具体的な親の関わり方について学ぶことをおススメしています。親業訓練は不登校児専門の講座ではありませんが、親子関係を再構築する大きなヒントが得られる講座だからです。

インストラクターを17年している私ですが、実際に3人の息子たちを育ててきた母親でもあります。実は子どもが苦手だった私は、いつか息子たちに「学校に行きたくない」と言われるのではないかと、ヒヤヒヤしていました。

「学校に行きたくない」と言う時、子どもの心に一体何が起こっているのでしょうか????

本格的な「不登校」になる前に、できれば早いうちに子どもの心の成長に効果的な関わり方について知っておきたい方へ、この記事では、そのヒントをお届けします。



1、子どもに何が起こったのか?わからないから悩む 

なぜ、この子は変わってしまったの?

不登校問題は、とても他人事ではありませんでした。


子どもが高校生になると、子どもが急に動かなくなってしまうケースが増えています。子どもはエネルギーが枯渇したようにバタンと動かなくなってしまうようです。


ただ、学校に行かないだけでなく、まるで人格まで変わってしまったような変貌ぶりですから、親は気が気ではありませんよね。


当然、親子関係にも変化が起こります。


今、無気力になり、学校へも行けなくなる子どもは増え続けています。


幸い息子たちは3人共に、「学校を休む選択肢」はなかったようなのですが、それでもかなり身近な問題でしたよ。


特に、息子の小学校時代の友人が「高校を留年して退学した」と聞いた時は心が痛みました。なぜなら彼は、小学生時代は「ムチャクチャいい子でマジメで勉強好き」だったからです。


息子が小学5年生の頃、よく「○○君ってすごい賢いねん」「○○君は勉強が好きで好きで、お母さんからもう勉強したらだめだよって注意されるくらいやねんで〜」「休み時間も本を読んだり勉強していた」と話していました。

 

息子にとってはとても誇らしい友達だった彼。その彼が、中学3年生頃から徐々に何事にもやる気がなくなっていたそうです。でも、それまでの「学力の貯金」があったため地域内の進学校に入学しました。ですが、圧倒的な勉強量についていく気が起きず、ある時「学校に行きたくない」 と親に言ってみたそうです。


すると、意外にあっさりと「休む」が通ったそうです。

「え?休んで良いんや」

彼は、その時「学校は意外と簡単に休むことができる!と知った」そうです。その後、学校を休む回数が増えていき、3学期はほとんど通学せず、そして留年、退学となった、と、

息子は淡々と話してくれました。  

 

]]>
調子にのったり悪ふざけが過ぎる子供に親や大人はどう関わる? https://okanjuku.com/contents_104.html 悪ふざけ、おちょける、いじける、すねる、泣き止まない、わがまま、頑固、地団駄をふむ、など、子どもの困った行動に手を焼いている親は少なくありません。「子どもの心やプライドを傷つけずに上手く関われるママになりたい」のに、現実にはスンナリと動いてはくれませんね。「こんな時、何て言えばいいのかな?」「どう言ったらわかってくれるの?」と、子どもの行動にいつもハラハラ・ドキドキしていませんか?以前、幼稚園児のママからこんな質問をもらったことがありました。子どもが落ち着かなくて困ります。習い事をしていても、ふざけていたり 先生の言うことをきかなかったり、怒られてばかり。私は、他の方に迷惑がかかるのではないかと、気が気ではありません。親としてどうすればいいのでしょうか?「まだ子供だし、ある程度は仕方がないのかな」とは思いつつも、周りの人に配慮できるような「思いやりの心」も育ってほしいものですね。本当に望ましいのは、子どもが自分から行動を変えられる人に育ってほしい!ということつまり、 (親が)やめさせる   ↓(自分から)やめる これこれ~こっちにシフトしていきたい!「自分で行動をやめる」ような親としての関わり方がパシッとできたら、日常はどれだけ気持ちよく過ごせるでしょう~自分で行動を変える子に育てるには、大切なコツがあります。子どもは、親の関わり方ひとつ!でスクスクと成長します。この記事では、親業訓練インストラクター歴17年で、自らの親歴27年の私が、親業のツールを子育てに取り入れて22年間実践してきたリアル子育て期の一部をご紹介しますね。 目次 1.「やりにくい子ども」にしたくないから 主導権争いにしない 2.子どもが考えて行動を変えるため、親は何をするといいの? まずは先入観のないピカピカのメガネで受け止める 親も周りも困っていると、子どもにどう教えるか? 心を強く育てたいなら、子育ても戦略的に 発達の特性の問題はどうする? まとめ:親もツールを使って賢くかかわっていこう 1.「やりにくい子ども」にしたくないから私が親業を知ったのは、息子たちが5歳、3歳、1歳の時です。男の子を3人育てるのは「猛獣遣い」のよう。幼少期の男の子はほぼ野生児(笑)だと感じました。やりたい放題。我が強い。自分の思い通りにならないと癇癪を起し、地団駄だって… おかん塾|自立・自己規律の子育て実践塾 2025-04-13T17:35:14+09:00 悪ふざけ、おちょける、いじける、すねる、泣き止まない、わがまま、頑固、地団駄をふむ、など、子どもの困った行動に手を焼いている親は少なくありません。

「子どもの心やプライドを傷つけずに上手く関われるママになりたい」のに、現実にはスンナリと動いてはくれませんね。

「こんな時、何て言えばいいのかな?」「どう言ったらわかってくれるの?」と、子どもの行動にいつもハラハラ・ドキドキしていませんか?

以前、幼稚園児のママからこんな質問をもらったことがありました。

子どもが落ち着かなくて困ります。習い事をしていても、ふざけていたり 先生の言うことをきかなかったり、怒られてばかり。私は、他の方に迷惑がかかるのではないかと、気が気ではありません。親としてどうすればいいのでしょうか?


「まだ子供だし、ある程度は仕方がないのかな」とは思いつつも、周りの人に配慮できるような「思いやりの心」も育ってほしいものですね。


本当に望ましいのは、子どもが自分から行動を変えられる人に育ってほしい!ということ


つまり、 

(親が)やめさせる

   ↓

(自分から)やめる

 

これこれ~

こっちにシフトしていきたい!


「自分で行動をやめる」ような親としての関わり方がパシッとできたら、日常はどれだけ気持ちよく過ごせるでしょう~

自分で行動を変える子に育てるには、大切なコツがあります。子どもは、親の関わり方ひとつ!でスクスクと成長します。

この記事では、親業訓練インストラクター歴17年で、自らの親歴27年の私が、親業のツールを子育てに取り入れて22年間実践してきたリアル子育て期の一部をご紹介しますね。

1.「やりにくい子ども」にしたくないから


私が親業を知ったのは、息子たちが5歳、3歳、1歳の時です。男の子を3人育てるのは「猛獣遣い」のよう。幼少期の男の子はほぼ野生児(笑)だと感じました。


やりたい放題。我が強い。自分の思い通りにならないと癇癪を起し、地団駄だって踏みまくります。

ビックリしたのは、男の子はとにかく好奇心のままに目の前を突き進むことを「理屈」では止められないこと。彼らは親に怒られるとわかっていても、その衝動を抑えることができないのですよね。

これは、マジメ女子の私にはまったく考えられないことでした。

ですが、ここで一番心配したのは、私自身が子どもに「やりにくい子」「頑固な子」などとレッテルを貼ってしまい、苦手意識を持ってしまうこと。

コレだは避けたかったです。なぜなら、私が「ああ、やりにくいなあ~」と思うと、敏感な子どもはそれを察知して、ますますいじけたり、意固地になったりするかもしれない。すると、親子関係はますます悪化していきかねません。

恐れたのは、子ども自身が「自分はダメな子なんだ」と罪の意識を感じたり、自信を無くさせてしまうことです。私はそれは絶対にしたくありませんでした。

なので、こじらせないよう、初動を間違えないようにして、最悪の事態を回避したいと必死でした。

ここで役に立ったのは、考え方を変える事とコミュニケーションスキルのどちらも手に入った「親業」です。

これがあったから、親としてなんとかやってこれたと言っても過言ではありません。本当に助けてもらいました。

主導権争いにしない

子どもは1歳半ごろから、自分の意思が芽生えてきますが、この頃から、親と子の関係性が生まれてくると感じます。

長男も、次男も、一度、デパートの床にうつ伏して地団駄を踏んで「イヤイヤ」と大騒ぎしたことがあります。この時、私は子どもに負けないように必死でした。親が子どもの言いなりになってしまうと、また繰り返されると思ったからです('◇')ゞ。

私は、この「主導権争い」を全力で避けたかったです。

子どもとの生活を「主導権争い」にしないことも、幼児期の子育てをやりやすくする大切なポイントだと思います。

2.子どもが考えて行動を変えるため、親は何をするといいの?

まずは先入観のないピカピカのメガネで受け止める

私は、子どもが困った行動をした時には、どうすれば子どもが「その行動をしなくて済むよう何ができるか」を考えました。

まず「わざと」か「わざとでない」か、子どもの気持ちを考えるようしていました。
 

わざとふざけている時は、きっと、ちょっと注意したくらいではふざけることを止めないですよね。だって、わざとしてるから。


これだと、私がやめさせても、その場しのぎにしかならないし、しばらくすると、また同じことを始めるかもしれません。

 
もしかしたら、ふざけることで、何か目的を達成しようとしているかもしれない。そう考えたら、「彼らは何を望んでいるんだろう?」とその「目的」を考えるようになりました。
 
人の行動には必ず目的があります。

もしかしたら、子どものその言動は、過去にじいじやばあばがキャッキャ言って喜んだり笑ったり、和やかになったりしたことがあったのかもしれません。そのことを覚えていて、同じ様なことをしているだけなのかもしれないのです。

つまり、「ふざけた行動」だと思っているのは親だけで、子どもの方は、その認識がないかもしれない。

もちろん、その「ふざけた行動」を許す、ということではもちろんありません。

ただ、彼らの中で「誤学習」しているのであれば、後で「訂正」しなければいけません。それは大人の役目です。

そう考えると、子どもを見る目も接し方も自然に変えることができたんですよね。
 

 
 

親も周りも困っていると、子どもにどう教えるか?

親が困る時、子どもにどう伝えていくと良いでしょうか。


親も一人の人間。余裕がない時や、イライラする時、感情的になる時もあるのがフツーです。ここはしっかりと向き合っていきたいところです。


で、ここが踏ん張り時でした (←言い方がとにかく下手だったから)


人間関係は、お互いが困っているピンチの時こそ「素」がでてきますからね。この時のかかわり方こそが、その後の親子関係に響いてきます。


もっとも大事なのは、どんな立ち位置で向き合っていくか?なのですが、子どもに誤解されないような「コトバの選び方」もとても重要です。

  • 「もうふざけるのはやめてね」
  • 「ダメだよ」
  • 「もう、お兄ちゃんでしょ?何度言ったらわかるかな」
  • 「いい加減にしようね」
などと言っても、あまり効果がないのではないですか?このコトバでは、子どもの心は動かないんですよね。
 
例えば、こんな反応はありませんか?

「・・・」(黙る)(睨む)
「そんなつもりじゃない」(言い訳)
「〇〇君だってやってる」(他人を引き合いに出す)
「なんでボクだけ怒られるん?」(逆ギレ)
 
この時、カッと来て言い合いが始まってしまうと、論点が完全にズレていってしまいます。悪循環の無限ループに突入しないためにも、そのコトバで子どもの心は動くのか?を考えてみて下さい。

大切なのは、親から非難されていると思わずに、シンプルに困っているんだ、と感じる言葉を選ぶ事です。

上からでもない、一人の人としての率直なお母さんの本心にピッタリあったメッセージだけが、子どもの心にストレートに届きます。

私も困ったことがあった時には、その都度死ぬほど考えましたよ。で、ピッタリのメッセージが言えた時は、その効果はほぼ100%でした~

大好きなお母さんが困っていると感じる事で、子どもは「どうしたらいいかな?」「なんとかしたい!」と考え始めるのです。
 

〇〇ちゃんが、アッカンベーをすると、
がっくり、情けなくなるわ・・
だって、先生や他のお友達に何と思われるかとお母さんが恥ずかしくって、
行きたくなくなるほどだから。。。


この時、「だから~~してね。」 と そこまで言わないことを、意識してみて下さい。子どもには、何も言わないことで、伝わることがたくさんあります。
 
【参考記事】しっかり怒ってますか?おかん塾流「正しい怒り方」の作法

心を強く育てたいなら、子育ても戦略的に

子どもに困った行動をしてほしくないなら、子どもの「欲求」を満たすことを考えなければなりません。
 
子どもがイライラしている時は、彼らが「欲求不満」な時です。「欲求が満たされていない」と、子どもはイライラして癇癪を起こしますから、そうならないためにも、未然の対応を意識して命を懸けていました(笑)。

私は親業で、「受容のコトバ」の威力について学んでいましたから、日頃から「聞き方スキル」を駆使。「イヤだったよね」「悔しかったんだね」「遊びたかったんだね」と、子どもの気持ちをしっかり汲み取っていました。

これが効果絶大!子どもの情緒がどんどん落ち着いてきてビックリ(◎_◎;)。

イライラが減り、子どもたちは、親が困っている時に、せっせと助けてくれて、私が嫌がる事を「わざと」はしなくなりました。

ただ「コミュニケーションの方法」を変えただけの効果です。
  

発達の特性の問題はどうする?

さて、もしお子さんが、じっとしていたくても、できない場合、すなわち、発達に特性がある場合はどうしたらいいのでしょうか?


発達に特性のある場合は、「コトバ」への反応が人とはズレていることがあります。なので、より丁寧なコトバでコミュニケーションをとることがおすすめです。
 
男の子は繊細なタイプ、こだわりが強いタイプは、あまのじゃくのタイプなど、女子には理解不能(-_-;)で、意図が伝わり難いかもしれません。でも本当の困っているのは、きっと、子ども自身です。
 
他の子より時間がかかると覚悟を決めて(笑)、サポート役に徹して、解決を急がずに、本人の折り合いがつくまで待ってあげるといいと思います。っていうか、私は男の子3人の幼少期をそれで乗り切ってきましたよ。

3人のそれぞれ持つ個性を潰さずに、しっかり「しつけ」もしてこれたと思っています(笑)
 
親の愛と信頼が伝わると、子どもは自分で納得し、必ず前に進み出す力を持っていると確信します。
 
【参考記事】発達障害を個性に変える!子どもに伝わる言い方と個性を潰さないしつけについて


まとめ:親もツールを使って賢くかかわっていこう


色々と解説を書きましたが、子どもの自律心と思いやりの心は、親のかかわり方次第!で育つと、3人×22年間の子育て生活を通して確信しています。

マジメ女子の私でしたが、親業のツールをつかって、3人の男の子を野生児から「周りに配慮から自分でサッと動ける大人男子」に無事に育てることができましたよ~!(パチパチ)


我が家では、「わざとふざけて困る」みたいな「確信犯」みたいなことはありませんでしたし、三男にいたってはイヤイヤ期もありませんでした。

(もちろん、思春期のその他のゴタゴタはありましたが…)

子どもを責めずに「自分で考えて行動を変える教育」ができて、本当に良かったなと思います。


日常生活をもっと温かく親密なものにする為に、自律心が育つ親子関係を、続けてきた我が家の事例を紹介しました。

ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

 

 

 

【おススメコース】case2.気になる発達障がい・育てにくい子は「信頼の土台」の有無で雲泥の差がつく


]]>
高校生息子がスマホ依存?取り上げる?放っておくしかない?考えておきたい親の心得 https://okanjuku.com/contents_109.html 勉強しないでスマホを肌身はなさない休みの日はスマホばかりで昼夜逆転課金してるみたいで心配反省するどころか、逆ギレ挙句の果てに謹慎処分にもはや生活の一部になったスマホ。今や社会的な問題になっている、スマホ依存問題。親業講座をしていても、必ず出てくるのが「スマホ」の扱いに対する親子の対立です。「約束を破った!」と言って規制や制限をすると、彼らは命を懸けて奪い返してきます。それほどまでに夢中になっている姿を見ると、かえって恐ろしくなるほど…。だからといって、このまま為すすべもないのか?大学受験はどうなるのか?単位は大丈夫?などなど、考えれば考えるほど、不安で眠れなくなりますね( ;∀;)高校生の息子を相手にした時、今までのやり方では全く通用しないのは、わかっていると思います。生半可な対応では太刀打ちできないでしょう。では、実際に私たち親に何ができるのでしょうか? 目次 1、スマホ問題はなぜこんなに難題なのか 親の規制・制限が大抵ムダに終わる スマホのルールづくりは子どもが同意していることが最低条件 親はガマンすべきか? 2、スマホ問題の解決をめざすための親の心構え 大事なのは自己コントロールできる子どもへ育てる 子ども自身の内的コントロールを育てる親からの信頼感 具体的に何を伝えたいのか?親も徹底的に考える「困っているのは誰?」 親の本音の伝え方:自分の中にある子どもに伝えたいコトバを探す 親子はどちらも発展途上、育ち合う関係があると親子のカタチは自然と変わる 親子で考えは違って当たり前。違いを解消しようとしないで、違いを明らかにしていく 子どもの時間を奪うものは全て排除できない まとめ:スマホ問題は親としての真価がとわれる … おかん塾|自立・自己規律の子育て実践塾 2025-04-13T00:31:41+09:00
  • 勉強しないでスマホを肌身はなさない
  • 休みの日はスマホばかりで昼夜逆転
  • 課金してるみたいで心配
  • 反省するどころか、逆ギレ
  • 挙句の果てに謹慎処分に

もはや生活の一部になったスマホ。


今や社会的な問題になっている、スマホ依存問題。親業講座をしていても、必ず出てくるのが「スマホ」の扱いに対する親子の対立です。


「約束を破った!」と言って規制や制限をすると、彼らは命を懸けて奪い返してきます。それほどまでに夢中になっている姿を見ると、かえって恐ろしくなるほど…。


だからといって、このまま為すすべもないのか?大学受験はどうなるのか?単位は大丈夫?などなど、考えれば考えるほど、不安で眠れなくなりますね( ;∀;)

高校生の息子を相手にした時、今までのやり方では全く通用しないのは、わかっていると思います。生半可な対応では太刀打ちできないでしょう。

では、実際に私たち親に何ができるのでしょうか?



]]>