おかん塾で育てたい、こだわりたいのは、徹底的に「本人のやる気」を育てる子育てです。
自分自身の行動を自分でコントロールしながら、なりたい自分になれるよう、自分で深く考えながら、行動を選んでいけるように。
そして、自分の行動や人生に責任を負える子どもです。
具体的には、勉強など「やりたくないことも、自分でやろうと主体的に取り組める」よう。
自己の目標に集中し、それに向かうためにどうしたらいいか、自分で考えられる力を育てておくことです。
そもそも、勉強や仕事なども「お母さんや先生の為でなく、自分がそう思うから、勉強しよう」 という、内発的、自発的な強い思いが無いと、成果はあがりません。
この「自分で自分を育て、成長・進化させる力」を、親業のゴードン博士は「セルフディシプリン(self-discipline)」(自己規律)と定義しています。
この「自己規律心」とはどんな風に育つのでしょうか?
自己規律(self-discipline)とは
自己規律(じこきりつ): 自分自身を管理し、意志を持って行動をコントロールする能力。
起源(語源)
「self-discipline」は、英語の「self」(自分自身)と「discipline」(規律、鍛錬)の合成語です。中世ラテン語の「disciplina」から派生し、「教え」や「訓練」という意味を持っていました。このように、自己の行動をコントロールするための訓練を示す言葉です。分の内部に自己を指示する力を持ち、自主的に責任ある行動ができること(Goong.com - 新世代の辞書より)
ニンジンをぶら下げらても人はマジにはなれない
誰もが子どもに「自己規律心」を持ってほしいと思うと思います。ですが、ここが「人の心のしくみ」の一筋縄ではいかないところ。
私の経験でも、人生の中で一番勉強に身が入ったのは、先生や親からプレッシャーをかけられた時ではありませんでした。
そういう時は、「やらねば」と思っていても、なかなか集中できず、勉強が億劫になったりしたものです。
ニンジンをぶら下げらての「やる気」は、長続きしない。ただ、勉強嫌いの私が、あの時なぜ、あれほど「本気モード」に入れたのか。それは友達がわたしの「自尊心」「プライド」を大きく高めてくれたかだと思います。
「主体的なやる気」とは、本人の内側からフツフツと湧き上がるようなものです。他人からコントロールする領域のものではありません。
誰でも自分の行動は自分で決めたいと思っています。自分の行動を規制されることは嫌なのです。
自分で決めて、自分が自分との約束を守りながら、ブレずに行動出来ると、とても気持ちがいいし、本当の実力を発揮しやすくなります。
実は、勉強する意欲は、元々すべての子どもが持っています。本人の内にある「やりたい気持ち」に火が付くと、子どもは本当にスゴイ馬力を発揮しますからね。
子どもの自己解決力をあげる3つのポイント
「自己規律心」は、本人の内部から育つもの。ですから、親は制御できません。
私たちができるのは、土壌としての役割どまりです。
「自己規律心」がある子どもは、「自己解決力」が育っていると言われています。
まずは、自分の問題を自分で解決できるという経験を重ね、親としての効果的な役割をめざしていきましょう。
子どもが自分の問題を自分で解決できるようになるために、3つのポイントをあげておきます。
① 問題が「自分事」となっていること
これは、つまり、
と本気で思っている時。
人はホンキで困った時に動き出す、というものです。が、逆に言うと、本気で困っていないのに、何とかしようという気力は湧き出てきません。
親が子どもの問題を肩代わりして解決していると、「ボクしかこの状況を何とかする人がいない」という現状を子どもがいつまでも自覚できないままです。
②自分の状況を冷静に見つめられる時
人は、イライラしたり困ったりした時は、かなり感情的になり、うろたえてしまいます。
人は、責められたり非難、否定されると、物事を冷静にみることができません。どうすれば、身の安全が確保できるか?と、そのことばかりに頭が使わてしまうのは「自然の摂理」です。
反対に、冷静に、深く自分を顧みることができる時とは「傷つけられる可能性がない」、すなわち「心の安全が担保された時」です。
責められない、傷つけられない、絶対に大丈夫だと思えて、自分が責められる可能性が完全に無くなったと感じる時、人ははじめて、心から安心できます。
そして、その後、ゆっくりと、思考が回り出して、状況を冷静に分析していくことができます。
自分が責められない完全に安心だと感じることは、人が前を向くために、とても大切なことです。
③頑張ればなんとかなりそうだと可能性が見いだせる時
子どもが自分で成長する為につくりたい安心の場
自己規律心を育てるためには、大切だなと思う事を書いてみました。
3人の息子との29年の子育てで、うまくいかない日が“学びのチャンス”になる方法を知りました。
親業訓練(P.E.T.)を通して見えたのは、子どもの力を奪わない、引き算の子育て。親子関係のやり直す具体的な対話法を伝えながら、私も日々研鑽中です。
「こんな時、なんと言ったらいいの?」がなくなる、
心理学に基づいた一生モノのコミュニケーション法を学んでみませんか?