子どもの自立・自己規律心が育つ家庭環境をつくる親の学び場
  1. 受講の感想
  2. 高校3年生
  3. 「どうやって育てたらそんなにいい子に育つの?」と言われた息子が部屋にひきこもり4か月間会話ゼロの状態だったのが、自力でバイト&就職へ

「どうやって育てたらそんなにいい子に育つの?」と言われた息子が部屋にひきこもり4か月間会話ゼロの状態だったのが、自力でバイト&就職へ

Cさん 高3息子 会話がなく部屋から出てこない

「どうやって育てたらそんなにいい子に育つの?」と言われた息子が部屋にひきこもり4か月間会話ゼロの状態だったのが、自力でバイト&就職へ

子育ては一寸先は闇。高校生になったと同時に地の底につきつけられるような落胆を味わうこともあります。


Cさんもその一人。親業訓練オンライン講座を受講された当時、息子さんは、部屋から出てこない状況で、会話もなくなっていたそうです。


中学生の頃までは「どうやって育てたらそんなにいい子に育つの?」とママ友から羨ましがられていたというCさん。さて講座と復習会の感想をいただいていますので、紹介しますね。

私が親業訓練講座を受講したきっかけは、子どもが部屋から出て来なくなり、会話がなくなったことでした。4ヶ月間の受講中は話し掛けても無視されていたので、私メッセージや能動的な聞き方を試すこともできず、自分の気持ちをひたすら行動の四角形で整理する日々でした。


そして受講後、以前のように話せるようになり、今こそ親業の聞き方や話し方を実行する時、と思ったものの、やっぱり質問や提案が多くなってしまい、改善したいと思っていました。なので、聞き方トレーニングを切望しており、今回参加できて本当に嬉しかったです。


ロールプレイでは、話す、聞く、観察する、の3つの立場で、それぞれ考えること、得ることがありました。また、皆さんが悩みながらも、子どもとのコミュニケーションを良くしたいと思っておられる姿に、とても励まされました。


私は親業を学んで、あと浦入先生のブログを読んでいて、「子どもの課題を取り上げない」ことと「子どもの自尊心を傷つけない」ことを大切にしようと、自分が目指す方向が定まりました。でも頭で分かっていても、今までの考え方のパターンが根強く、身につけるのはとても難しいと感じています。


今日も、子どものサインを感じて(急遽受験することに決めた私立大学の入試日でしたが、行きたくないと伝えてきました)、能動的な聞き方が試されている時だと思い、話をして子どもの気持ちを返すことに集中しました。

聞きながら、復習会のロールプレイを思い出しました。しかし、30分くらい聞きましたが、だいぶ提案してしまいました。子どもの課題を何とかしてあげたくなったり、お母さんは味方だよと伝えたくなったり。自分で考えて行動する人に育って欲しいと思っているのに…。


そして、何故、今日の能動的な聞き方が上手くいかなかったと感じるのかを考えると、結局子どもの行動が変わらなかったからだと気づきました。先生も、能動的な聞き方は子どもを思い通りに動かす魔法の方法ではありません、とおっしゃっているのに!


また、モヤモヤしていたのは、行動の四角形に整理できていなかったからでした。私は話を聞く事に集中すれば良くて、それ以上の事はできない(してはいけない)、この会話自体は子どもは問題だと思っておらず、私の問題だったのだと分かりました。


今子どもはご飯も食べず部屋にこもっていますが、不機嫌でいる権利を行使しているのだと思って見守っています。それにしても、「何もしない」というのは難しくて勇気がいりますね…。


私にとって親業は、育児書ジプシーで試行錯誤した後にようやく辿り着いた心の支えで、目指す方向を教えてくれる灯台です。


これからも繰り返し復習して、頭で考えていることを日常生活で実感できるようにしていきたいと思っています。


長文失礼しました。これからもよろしくお願いいたします。

 


先日次男が「俺五月病かも」「もう辞めたい」と言ってきました。
私は心配に思いながらも、「あ〜、そうなんや」とだけ返しました。
何とか励ましてあげなきゃとか、仕事の大切さを教えなくてはとか、全く思わなくなっていたのです!
心配は心配なのですが、「話を聞くしかできないしね」とう感じです。もし本当に辞めたいならとめられないだろうな、という諦めもあるかもしれません。
そして彼の話は「でも辞めてもなー」「特にやりたい事ないしなー」「1年は続けようと思ってるんだけどなー」「あー行きたくない!」と続き、私は「ふーん」と聞いていました。
次男は「特にやりたい事がない」と高校卒業前後からずっと言っていますが、これこそ “子どもの課題” であり、私が取り上げてはいけないものだと思うようになりました。というより、色々働きかけてしまった末に、“私が何とかできることではない“ と思い知りました。
子どもの課題を取り上げないことと、自尊心を傷つけないことは、今までもこれからも、私にとって大切な方針です!
親業を学んだことで、この方向で良いのか?という不安は無くなりました。
心配な状態は変わりないのですが、「この心配は私の問題だな」と思えるようになっています。
これからも親業を復習し続けていきたいと思ってますので、よろしくお願いいたします!




おお~ 受講後も素晴らしい気づきが得られていますね~

講座でもみんなでそんな母の想いを涙ぐみながら、シェアしていましたね。


受講中は話しかけても無視されていたので、そのスキルを試してみる機会もなかったとのことでした。それでも「行動の四角形」は常に意識されていたようで、ご家族の関係は日に日に良くなっていったようでした。


実際にコトバをかけてみることで、自分の「心のクセ」を知りながら、上手くいったと感じなかったご自分を冷静に見つめておられるのだと拝察しましたよ。

主体的な気づきからの学びの素晴らしさを知ってほしいのは、子どもだけでなく、まずは私たち親です。ご自分の「内的な気づき」こそが、その人の成長にとってものすごく大事なんだろうと感じます。
そして、この方の何よりも素晴らしいのは、何があってもそこから学びとろうとする姿勢だと感じます。感服です!
この、学びに対する姿勢を妨げないように、場を提供していきたいなと思いました。
コチラこそ、いつも励ましていただきありがとうございました。

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