Kさんは隣県である岡山から新幹線に乗っての遠路はるばるのご相談でした。当時はオンライン講座がなかったのですが、遠方から通ってこられました。
とても困ってらして、藁をもつかむような面持ちでした。そして、家庭環境もすこし複雑なようで、そのことも心を痛めておられた様子でした。
個別相談で約2~3時間かけてじっくりとお話を伺いました。積年の想いをゆっくりゆっくりと解きながら会話をすると、その後で明るい未来もイメージできたようでした。
(申し込み時の状況)
4月より高校3年生になるの息子の事に毎日一喜一憂しては、母親として日々悩む毎日です。自分の中に心の拠り所がないため、揺れ動く自分がいて、心が苦しい状況です。家庭環境の事、家庭学習を全くしない事、家ではスマホ依存になっている事、将来に対して何も考えようとしない、無気力になっている事など、どうすればいいか途方に暮れています。
➡(親業訓練一般講座受講後の感想)
浦入先生
全8回の講座をありがとうございました。
私は講座受講中にあまり行動に移すことが出来ずにいたので、本当に講座が終わってからがスタートだなぁと感じていました。
そして、相変わらず悶々とした日々を過ごしておりました。が、あまりにも胸が苦しくなってきたので、先週の火曜日に、私メッセージを息子に伝えました。
「将来のこと、進路の事があなたから聞けてないから、不安で、そして、受験生にとって大切なこの7月という時期に勉強してる姿を見ないのは、とても心配で、寝る前もふと考えたり、朝も気になって早く目が覚めて、長く寝られない日が続いてる。ちょっとしんどい。」と
案の定、「なんで、お母さんが心配するん?」と言われ、能動的な聞き方では返せませんでしたが、とにかく「親としては心配なんだ」とそこは伝えました。
そして、毎晩祖母宅で、晩御飯の洗い物をしてくれている事、週末には全部の部屋の掃除機をかけてくれてる事、アスリートとして自分の健康管理をしっかりしてくれてる事などから、将来の事、進路の事以外のあなたの行動には何にも心配してないとも伝えました。
そして、高校を卒業する時には、何も心配する事なく、次のステップへ送り出したい、これが私の願いだとも言いました。
その時は、息子から何か言葉が返ってきたわけではなく、どちらかというと、私が話をしたかなという感じでした。
そしたら、4日後の晩に「はよー志望校決めるわ」と、息子が言ってきました。ほんとに嬉しい一言でした。
まだまだ、行動にどれだけ出てくるかはわかりませんが、何かが伝わったのかなと感じています。
そして、何より、今までだとこんな話をしたら、翌日は大体機嫌が悪くなっていましたが、今回は、全く機嫌も悪くならず普通に会話が出来ている事に、親業で習った言葉の大切さをしみじみ感じています。
今までは、どこかに傷つけてる言葉を言ってたんでしょうね‥
先生、ありがとうございました。私は、まだまだ発展途上で出来る事は限られてますが、習った事を振り返りなから、少しずつでも前進していきたいと思います。
以前と同じ意味合いの事を伝えているにもかかわらず、全く違う反応だったとのこと。本当にうれしいですね〜
コトバは確実に変わってますよね!ちゃんと出来ているか否かは、子どもさんの反応でよくわかります。(笑)
親業をお伝え出来てよかった♪