子どもの自立・自己規律心が育つ家庭環境をつくる親の学び場
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「オレこの歳でスマホ持ってないって、可哀想じゃない?」高1息子との対話後は自ら「じゃあ、任天堂switch買おうかな、自分でお金貯めて」

Jさん 高2息子 下の息子への関わり方を見直したい

「オレこの歳でスマホ持ってないって、可哀想じゃない?」高1息子との対話後は自ら「じゃあ、任天堂switch買おうかな、自分でお金貯めて」

浦入さま


おはようございます。 

夏の親業講座ではお世話になりました。○○です。講座のあとの出来事をご報告したく、長文メールさせていただきます。

 

先日の日曜日の夕方、自宅に電話があり、△警察ですが、○○さんは、お子さんですか?」と聞かれました。

 

え?警察?

 でもまだその時は、あの息子が悪いことなど出来る筈がないし。。

 あ、私の電動ママチャリに乗って出掛けたから、もしかして盗難車と間違われて職質受けてるんと違うやろか(笑)?

 などと考え、「ハイ、そうでーす」と能天気に返事しました。すると、電話の向こうで

 

「お子さんが事故に遭われました。」え????

 

その瞬間、頭が真っ白になり、電話口で「イヤだーっ!!」と叫んでいました(> <;)

警察の方、少しも動じることなく、「お子さんは、怪我をされてません。今から言う住所のメモを取れますか?」と言われました。

息子は、携帯電話を持っていないので、その電話を息子にも替わってもらい、本人の口から、大丈夫、誰も怪我をしていない、と聞きました。

警察は、息子の自転車に自動車が接触して、怪我はないが、未成年であり、保護者に事故現場に来て欲しいとのことでした。

 

深刻な事態でないと判り、ホッとしたものの、今度は、このような場合、世間一般的にはどう対応するもの?自動車の運転手はどんな人?うちの子が口ベタで何も言えないことに付け込まれて、自転車の方が悪い、ってことにされてしまわない?等々の不安が膨らんできました。

 

ちょっと待って、ここで行動の四角形の出番だ!

 

「息子が事故に遭う」ことは、当然非受容、でも息子は、落ち着いた声で、"誰も"怪我をしていない、と言いました。

「息子が事故に遭った後、相手も自分も怪我をしていないことを、いつものトーンで話してくれた」のは、受容。


 少し落ち着きました。

 

現場に到着して、怪我がない事を目で確認し、警察の状況説明を能動的に聞き、運転手と同乗者の話と謝罪も能動的に聞き、最後にわたしメッセージ。

 

「連絡をもらった時は、思いも寄らないことでパニクったけれど、ここへ来てみて、警察を呼んでくれて、雨で息子の自転車が濡れないようにしてくれ、飲み物も渡してくれて、対応してもらったことに感謝しています」。

 

 というようなことが我ながら落ち着いて言えました。

 

「親業」知らなかったら、こうなってたかもしれない💦

 

パニック→無事で安心→その反動で、息子に現地で「あんたが気を付けないから」など言ってしまう。

 

その数日後、今度は、息子から

 

「オレこの歳(高1)でスマホ持ってないって、可哀想じゃない?」 と要求が。

 

中学時代、家族共用のiPadでゲーム三昧の末、私が隠す、取り上げる、のバトルを繰り広げてきました。

 

 それ以外にも原因があるかもしれませんが、その頃から自分から何かを発信することがなくなっていました。

  なので、「自分のスマホを欲しい」と言う言葉が出て来て驚きました。しばらく能動的な聞き方を続けて、それから、ずっと思っていた事を。

 

「専用のスマホを持ったら、今よりもゲームとネットに使う時間が増えて、その分ナマの体験を出来なくなるのが不安だ。」

 

「お母さんが夜まで帰って来れないから、その間にどれ位スマホを使ってるかわからないのも不安。そういうことをいつも考えながら帰って、あなたの顔見て最初に、今日もまたゲームしてたんかなぁ、とまず疑ってしまうお母さん自身が情けない。」

  と。

 息子は、「そう思っちゃうんや」と能動的な聞き方をしてくれました( °_° )なんと!。

 

哀しそうに、しかし、怒ったり、反論したりしなかったです。

 

そして、「じゃあ、任天堂switch買おうかな、自分でお金貯めて。」と言いました。

 

私がよい顔をしないとわかっているゲームとスマホの話を、初めて自分から持ち出して「意外」でした。

 

switchで何をやりたいのか聞いてみたら、

 「お母さんもやってみたら?」とか、

 「カラオケも出来るからじいちゃんばあちゃんと一緒にやれる」、とか

プレゼンテーションしてくれました笑。


「親業」知らなかったら、こうなってたでしょう💦

「どうせゲームしか」と言う→反発される→スマホの悪影響について説教する。

 

※息子と関わる度に、あとでこう言えばよかった(´・×・`)と後悔するので、以前の自分だったらどうしていたか、も合せて妄想することにしています(≧∇≦)。

 

講座の最初に、行動の四角形の一番下に入れていた問題が幾つかありました。 

今、一番下の幾つかは、どっちでもない領域に近い位置に上がってきています。 

そして、もう幾つかは、四角形のどの領域にも存在しなくなりました。

 

講座でチコちゃん先生に、許容出来ない子どもを「具体的には、どういう行動ですか?何を言いましたか?」と、よく問うていただきました。

見えていること、聴こえていることに集中する、

因数分解する、

事実を自分の中で理想や否定的なイメージに結びつけようとしない、

のが自分に必要なのかな、と思っています。

親業のメソッドは勿論ですが、テキストには載っていないチコちゃん先生の実体験、ご一緒した皆さんの受けとめ方などが渾然一体に、私の一部になっている気がします。

まとまらない文章をお読みくださりありがとうございました。

フォローアップ講座を楽しみにしています。

失礼しました。




 

(浦入より)

beforeとafterを、ご自分の中でも整理しながら書いてくださっていたのがよくわかりますね。
その後、自己実現講座も受講されたKさん。職場ではよき相談役となっていったと言われていました。
子どもへだけでなく、周りの人間関係がガラリと変わっていくツールで、どんどん軽やかになっていかれる様子が印象的でした。

ありがとうございました。

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