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今日のおかん塾


2025/03/03

親子の関係が悪くなる本当の理由があった

親子関係が悪くなる理由がわかると目指す方向が見えてくる!
初めからは「悪い親子関係」は存在しません。

子どもを愛さない親はいないし、子どもは親の事を求めて心から慕っています。

ですが、実際に「親子関係が悪い」と悩んでいる親と子が多いのなら、いつから親子関係は悪くなるのでしょうか?

そもそも親子関係が悪くなる理由はなんでしょうか?

私自身もそれほど良いとは思えなかった方です。

親の事を嫌っていたわけではありません。親も私を大切にしてくれていたことは事実だし、それはわかっているつもりです。

ですが、親子関係とは、なぜだか揉めるし、こじれる、感情論になる、時に「険悪」「最悪」になってしまう事だってありますよね(-_-;)

凶悪事件は親子間で多く起こってしまうのも事実。

愛から憎しみへ。二つの側面を併せ持つその摩訶不思議さこそがズバリ親子関係、、、、、などと言い切ってしまうこともできるほど、複雑なのが親子関係なのかもしれません。

ですが、そこに愛情が起因しているならば、やっぱりもったいないと思うのです。

親子関係が悪くなる理由はタテの関係性

心理学に基づく人間関係であるゴードンメソッドを20年間学んだ時、子育てには子どもへの愛があるからこそ陥りやすい「落とし穴」があると知り愕然としました。

自分なりに検証してきた今、親子関係が悪くなる「明確な理由」も、親と子の人間関係の「アンバランスさ」なのだと、つくづく実感します。


つまり、人として「対等」でなかったと感じる時、人間関係は不安定さ感じてしまうのです。人間関係は、攻撃したり引っ込んだりの「上か下か」の関係になりがちです。それではどことなくモヤモヤして心から満足できているとはいえません。


例えば、親としては、子どもとの関係を修復したいと躍起になる事がありますよね。その時に、子どもの言うとおりにしてあげたり、子どもに気を遣ってあげたり、子どものわがままを聞き遂げてあげたりしようとします。

ですが、それでは残念ながら、親子関係が良くなることが期待できないかもしれません。それは、「親が負けてあげる」という状況に、子どもが親の下心や魂胆に違和感や不満を持つことがあるからです。

  

子どもは、自分を変えようとする親の意図に敏感です。そして、親子の関係も「上か下か」の「勝ったり負けたり」の関係を望んでいるわけではないからです。

  

そもそも、人は、誰かを犠牲にして自分の言い分だけを通すようなことを、本当に望んでいるのではありません。


もし、そういう場面があるのなら、それは、そうせざるを得ない事情があったり、自分が犠牲にしたりガマンして負けることで虐げられたくないからであったり、または勝ち負けのない人間関係の心地よさを知らないからだと思います。

 

人は、誰かを犠牲にして自分だけ勝つことよりも「お互いが人として対等であり、尊重されあえる関係が築ける自分」でいたいのです。その心地よさを望んでいるのだと思うのです 


これって理想?と思うかもしれません。


現に私がそうだったのです。理想主義の人の「絵に描いた餅」のような、教科書に載っている特別な話だと思っていました。

でもね、実現できるのです。

  

ここを具現化していくために、親の関わり方を日常レベルに落とし込まれているのが親業でした。

 

講座では、親業の魂である、親子の対立時にどうやって勝ち負けなく問題を解決していくのか?ってことを、ロールプレイを行い身に付けていきます。


この方法をできるようになる為に、「聞き方」「伝え方」のコミュニケーション技法があると言っても、過言ではありません〜

 

そこをめざして段階的に進んでいきます。


言い方ややり方を変えて、親の愛情を子どもの心へ届けていきます!

 

理想の親子関係を具現化していくための方法論があるんだから、本当によりよい親子関係をつくることを望んでいるのならば、知らないと、もったいないと思うのです〜

 

損得勘定や勝ち負けではなく、お互いを満たし合う関係づくりのために

今の社会は、 

奪う側・奪われる側

与える側・与えられる側

保護する人・保護される人

 

など、どちらかの2極化する中で、どちらが正しいか間違っているとか、真逆の役割の中でお互いが自分の権利を主張しているようなそんな構図になっている気がします。

 

そもそも「どちらが正しいか?」の「あれかこれか」で考えているから、いつまでも「どっちが正しいか?」みたいは「勝ち負け」「食うか食われるか」論争になってしまうのだと思うのです。

 

そうではなく、問題解決のための方法を同じテーブルで話し合える関係を作っていくことが、とても大事。一緒に考えて解決しこうとするプロセスの中で、人間関係は親密になっていき、信頼が増し、深まっていくのです。

 

なので、人間関係や親子関係のそもそもの考え方も、私たち自身も新しい時代に向けて、バージョンアップしていく必要があると思うのです。

 

そして、この新しい人間関係の方法を使って、大切な子どもに接していくことができると、対等な人間関係のバランス感覚や、主体的に生きることの自分軸がインストールされる子どもに育ちます。

 

親から大切にしてもらえると、自分の事を大切にしていいんだと思えますし、相手も大切にしようと思います。

 

大切にするのが「当たり前」、大切にされるのも「当たり前」なんです! 

 

自分で自分を大切にできるって、 

自分に忠実に生きること。

  

これって、本当はスゴイことなんじゃないかな。

  

この「心の基盤」をつくるために、家庭を、勝ち負けのない、本当に安心で安全な場所にして、どんな自分も否定されずに、お互いを強制しないで、一緒に考えていきます。

 

 別々の人であると認識し合った上で、困ったことをどう解決するか?ここを当たり前にできる人に育てるための、安心安全な家庭づくりの方法です。

   

全てのお母さんが親業を学ぶと、ここが実現し、社会が変わっていくと、私は本気で思ってます。

 

 その為の、第一歩は、まずは、あなたのそのコトバから!

  

子どもの年齢が若いほど、ラクに身に付きます。

 

 そういえば、お母さんが悪戦苦闘してる最中に、先に子どもがマスターする場合も多いんですよね〜

  

先日も「子どもの方が、親業の方法で兄弟で会話をしていて、ビックリしました」と言われました(笑)

   

心の根っこがぶっとくて、自分軸の据わった子に育ってくれますよ。

 

早く親離れしてしまいますので、淋しいけど、覚悟しててくださいね〜

 

お互いがリスペクトしあう関係に心が震える


子どもの心が少しずつ強くなっている。

 

他人に協力する楽しさを知る。

 

愛されている自分の価値を知る。

 

笑顔が増える。

 

愛おしくなる。

 

そして、母親としての自分に自信が持てるようになる。

  

皆さんの報告を受けながら、スキルを学び習得する講座です。

 

人間関係に欠かせない「対立の解き方」が具体的に提示されているのが、このメソッドの大きな価値です。

 

人間関係を考えるとき、これを逃しては始まりません!

 

思春期までにこの概念を知っておくと、その後の対処法、関わり方が変わってくると思います。


  

親子関係を歪ます「よい子育ての落とし穴」とは?

時々、子育てのプログラムや子育てのコーチングメソッドを学ばれていた方が、親業を受講されることがあります。

   

実は、子どもの教育に熱心な親で、小学生〜中学生くらいまでは、本当に仲良しで勉強も大好きで良い子どもだったという方が、急に強烈な反抗を受けたりガクっとやる気が無くなったりするケースが多いのです。

 

 「いい子」を育てる罠は大きいです。

  

なぜなら、 子どもにとって母親の影響力は、あなたが考えるよりもあまりにも大きいからです。

  

大好きなお母さんだからこそ、 ほんのちょっとのコトバでもやすやすと「支配」されますし、それは徐々に「権力」となりうるのです。

 

 子どもは自分でも気づかないほどの無意識下で、「親のものさし」を取り入れ、気に入られる「いい子」を演じ続けます。

 

 これが、キケン! 

 

なぜなら、私たちの目指すのは、「親のものさし」でなく「自分のものさし」を持ちながら、「親のものさし」にも自分から配慮ができる子育てです。

  

完全に子どもの主体を脅かさないこと。

  

これは、親である限りとても難しいですが、母親の目を見ながら育つか? 自分の目を養いながら育つか? この違いは大きいと思います。


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