自立・自己規律心を育てるコミュニケーション実践塾
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「え?こんなに違う?」目からウロコの講座レポート満載

講座レポート
おかんの仕事は365日24時間(-_-;)

ずっと休みはありませんね。だからこそ、今日一日を大切にしながら丁寧に対話をしていたい。

対話を大切にする暮らしの知恵を綴ります。
2023/09/19
【講座レポ⑦】子どもは親からの声掛けしだいで本当の気持ちを語り始めるんですね
今日は、親業訓練講座オンライン火曜日クラスの第7回。前回に引き続き、親子の対立が起こった時の問題解決を、ロールプレイ形式で体験学習しました。

親子のケンカや衝突なんて、もう、茶飯事ですよね。受講生さんの家庭でも、「親子間での気になる問題」があったようでした。

親子の一般的な話し合いだと、

「ちょっと話し合わへん。こっちに来てよ。」

みたいな感じで始まるのかな???

講座では、親の心構え、どんな気持ちで何を話し、話し合いのテーブルにつくのか?を、皆さんが実際にできるように事細かくにお伝えいたしましたよ。


「本当に、お母さんからの声かけ次第で、子どもは自分を語りだすのですね。」


しみじみと、感想の言葉が漏れます。

自分が子どもの役をやってみて、親のコトバによって自分の感情が反応するさまを体験すると、子どもに対する見方そのものがガラリと変わっていきます。

ココをコトバだけで、表現するのは難しい。

駒ナシ自転車に初めて乗るような、そんな体感なのです。

そう、子育てとは技能なので、「身体をつかってやってみる」が大事。

自分の心と身体で体験し始めて、「ああそうか」と腑に落ちるところなのかもしれません。

で、

この体験こそが親としての成長を後押しするホンモノの「学び」になっていくのだと思います。


対立を解くには双方向のコミュニケーションがカギ


対立を解くための話し合いは、多くの家庭ではすでに一度や二度はトライされていると思います。

でも、子ども達は「ちょっと〇〇のことについて話そう」というと、とたんに嫌な顔に。。。

これは、
話し合いのほとんどが、親の一方的な意向を押し通されて終わるという、苦い経験をしているから。

今回、子ども役をした方も、親役の人から話し合いを持ちかけられた時には、「ああ、何か文句を言われそうだな」と、イヤ~な感じがあったようです。

そうそう、
その時になんと言うか?

親役の人が必死でつなぐコトバに、子ども役の方が反応して、コトバを返す。

そのコトバを受けて、その次のコトバを発する。

これが、コミュニケーションの練習ですね!

みなさん、ここまで意識してトレーニングされてきましたから、
かなりしっかり、子どもの心を受け止めることができていましたよ!


ポイントは、
子ども自身が「親から大切にされていると思えるように」終始、話し合いをすること。

そしてそして、

頭では理解していても、いざとなると、自分のやり方のクセとか、思考のクセ、思い込みなども、漏れてくるのもロールプレイの効果です。

なんだか、しっくりいかないのは、必ず理由がありますからね。

「あ~~~」

どうしても「評価」してしまうとか、
「おとしどころ」をすでに考えてしまってるとか、
「解決策」を提案してしまいたくなる、とか、

ロールプレイ実習をすると、イヤというほどよくわかりますね。


親が子どもの力をみくびってる?


子どもは本当は親に良い子として認められたいし、家族の一員として仕事を果たしたい

そして、今そうなっていないのなら、親がそうさせていないのでは?

ある受講生さんの感想なのですが、彼女が講座の回数を重ねるごとに、子どもを見る目が変わっていっているのがよくわかります。

元々、子どもの力や可能性を信じている方なので、見る目は変わっていないのかもしれませんが、

でも、疑問が解消されるので、子どもに対する信頼度が圧倒的に増している感じがします。

ちょっとした人間関係のコツをマスターすると、その後はスルスルと関係が紐解かれていくのも、よくあることです。


次回は最終回。

いよいよ、価値観の対立を解いていきます。

今日もお疲れさまでした。




2023/09/09
【親業フォロー】離婚寸前の夫婦仲が良くなっていて歓声があがる
今日は、親業訓練講座オンライン版のフォローアップ講座でした。

フォローアップ講座は、講座を受講された方を対象にして、約一か月後に振り返る時間をとっています。

今日は、今年の4月~7月まで行っていた講座の、約一か月後の再会となりました!

どんな変化があるかな?
ドキドキ(笑)

このクラスは4名の参加で、その中で2名のお父さんも参加されていました。

なんと!夫婦仲がだんだんよくなって、すごい笑顔のご主人様。。

そして、職場の人間関係も以前にもまして良くなっておられる様子。

いや~もうね、拍手!拍手!
鳥肌モノで、聞いててすごく嬉しくなりました~

だってね、この方は奥様に続いての受講だったのですが、奥様が受講される前は「もう離婚!」みたいな険悪な関係だったのですね。

もちろん、ここに高校生の子どもさんが絡んでいましたから、なかなかに日常的に「親子&夫婦の戦争」が起こっていたのですよ!

それが、まずは、奥様が受講され、続いてご主人様が受講され、

今では夫婦仲はほぼ平和。。

とのこと。

コミュニケーションマジックが起こりましたね~

だんだん良くなっていく。。。


夫婦仲は、受講後すぐに改善したわけではなさそうです。

夫婦の会話は、はじめはすごい言い合いになっていたし、新しい言い方も馴染めないし、ワ=====となっていたそうなのですが、

だんだん、だんだん

落ち着いてこられたそうです。

そして、注目すべきもう一点は、

「うちの奥さんは思ってることを何でも言う」

です。

お話を伺っていると、奥様は、思っていることを全て吐き出して言っているようです。でも、ここはわたしメッセージをすごく意識されているようで、短いコトバで本心をズバッと。

すると、言われる側は、すんなり受け入れられるのだそうです。

なので、親業を学びだすとはじめは自分の思っている事や感じていることを吐き出すのがとても怖く感じることがあるようですが、この壁をクリアしていくと、本当にスッキリ言い合える、、

そして、お互いがウソがないから、夫婦仲がイヤでもよくなる~

みたいなことが起こるんですね~

ちなみに、受講前は「言い合い」になっていても、「すべてを言う」みたいではなかったという事です。

お互いに、様子を見ながら、探り探りの会話だったのかもしれませんね。

きっと、その時もかなり気を遣いながらの会話だったのかもしれませんが、言い方のコツをマスターして、馴染んでくると、今の方が断然スッキリ~

そして、だんだん自然に、感情的な言い方ややり取りが収まってきたそうです。

(だって、ケンカにならないモノね(笑))

ああ~ 言っちゃってた?(笑)

今日は、わたしメッセージを軸に復習をしました。

親業は、スキルも大事ですが、マインドセットも大事です。

文法に合わせてコトバを組み立てていくと、自動的にマインドセットされたコトバができあがっていくのですが、

ここが一筋縄ではいかないところ、、、

どうしても「その人なりの捉え方」が言葉の中に入ってしまうのですよね。

わたしメッセージの中に先入観とかジャッジとか、たくさん入り込んでしまい勝ちです。

で、それがダメだと言っているわけではなくて、もっとそれを精査して、その部分も率直にストレートに言っちゃっていいのでは?ということなのです。

なぜなら、その方が分かりやすいから。

すなわち、理解されやすいです。←「ああ、うちのおかんは〇〇な人なんやな~」って、わかりやすい。

そのためにも、文法通りに整えていくのをお勧めしていますよ。

この辺りは、スキルとはテクニックだけでなく、心構えとかいろんな要素が絡み合うところなのですが、すごく振り返っておられる姿が印象的でした。

もしかして、ずっと、自分ひとりのグルグル思考にはまり込んでいたのかな~~~(-_-;)

フォローアップの会では、色んな質問をざっくばらんに受け付けています。

今日は、

親業の方法で子どもを育てた場合、子どもが社会に出てから困らないだろうか?

社会ではこのように親身に話を聞いてくれる上司もいないだろうし、ほぼ、命令口調だろうし。その時に困るのではないだろうか。

という質問が出ました。

それで、私の3人の息子をほぼ「親業」で育てた実感や考え方をそのままお伝えさせていただきましたよ。

ここも、「親として子どもの何を望むのか?」みたいな、心構えというか、スタンスがはっきりしてくると、もうブレなくなると思いますよ。

大きくうなづきながら、「先生みたいに、ブレない子育てを目指します」と言っておられました(笑)

私の経験がお役に立ててよかったです。


今後は、無料の復習会もありますが、オンラインでの親業再受講クラスを開設する予定です。

よかったら、また学ぶ機会が持てると嬉しいです。

ありがとうございました!




2023/09/08
こんなに楽しい聞き方の練習で効果をさらに実感する

今日は、親業訓練パートⅡ講座の第5回目でした。


今年の5月に開講したこの講座も、後半に入りました。


今日は、お休みの方がいたので3名で。


皆さん、前回の講座でかなり深く落とし込まれたのか、今日は「親業を知って、ホントにラクになった~」みたいな、ほっこりとした時間になりました。

それでも、話していくと「何か」あるのが子育ての現場です(笑)

うんうん、
あるよね~

圧倒的な安心感でたくさんおしゃべりしながら、自然にマインドセットが促されるのがこの講座の特徴なのですが、
私もついついしゃべるしゃべる(笑)

ちょっとおもしろい能動的な聞き方の練習


パートⅡの第5回目は、


お待たせしました!(←ジャ~ン・効果音)能動的な聞き方の練習です。

講座を通して、聞き方の練習はされるのだけれど、
今回は、そこにフィーチャーする回です。

で、
詳しくは書けないのですが(講座の内容は持ち出し禁止なの)、ちょっと変わった練習法でね、

皆さん、大爆笑!

そして、
改めて、能動的な聞き方の効果について、ふか~く腑に落ちるんですよね。


受講生さんは、

親業を受けて、ちょっと間がある方もおられるのですが、中には「おひさしぶり」という方もいらしています。


でもね、基本はずっと変わらない。

これが親業の良さなのです。

皆さんにとってのベストな「学び時」があり、同じ親業も違って見えるのかな。



子育ては長期戦ですから、焦りは禁物です。


長い年月をかけて、ジワジワと落とし込んでいくのも、その方にとってはベストな時間だし、楽しいものですね!


とは言っても、実際には学校関係のタイムリミットもあるので、そこが葛藤するところなんですが(笑)


ジャッジされない心地よすぎる安心の空間


今日は、

長年のトンネルから自分の道を動き出した子どもさんが、


青春を取り戻すように行動している彼の様子を話しながら、


あまりの行動力に戸惑う母の姿もみえて、共感しながらジーンとする時間を味わいました。


「たいしたことではないんですけど。。。。」


と言われてましたが、

いやいやいやいや。。。

子育ての方法には、正解はなく、

それぞれの価値観、環境、文化的な慣習、その人の状態、などなど個人差があります。


だから、

ある人からすると、
「たいしたことないやん~」

みたいなことかもしれないけれど、
当事者からすると、
「夜も眠れないほどの一大事」

があります。


それこそが、それぞれの想い、感情なのよね。

良いとか悪いとか、誰にもジャッジできないものです。

でも、
私たちは、なぜか
「こんなことに悩んでいるのは自分だけ?」

みたいな、なぞの劣等感により、本当のところを言うのがはばかられてしまう事があります。


でも、ここは

「伝えあう」「分かり合う」ことを大事にしていく講座なのです。


なので、まずは、そのまま私たち自身が体現するところから。

どんな些細なことでも、良い悪いでジャッジしないことが、その方の想いを最大限に尊重することにも通じるものです。

そんな気持ちが、相手に伝わるから、
「伝えあい、分かり合えた心地よさ」でいっぱいになるのですね。


愛されおかんワールドの心地よさは、
いいとか悪いとか、~すべき、とか、
評価やジャッジが無い世界です。


そして、

わかってもらえた安心感と、

わかってあげられた達成感から、人は自然に成長するから、大丈夫。


軸があるから問題解決もバッチリ


今日は、

メンバーでその思いを分かち合いながら、

・何がしたいの?

・じゃあ、どうする?

という問題解決へ向けて、親業で学んだ「軸」を元にできるから、整理していきました。



そしたら、夜に連絡もらいましたよ!


え?


アッサリ解決!

それも、一瞬で(笑)



おかん塾で学ばれる方の中には、

長年の親子バトルで疲れ切ってしまい、逆に子どもに何も言えなくなっている方もおられます。

何も言えないと、
何も言わない、

は違うから、ココの確認がまず必要です。

そして、言わないことを選んでいるのなら、それは目的があるからで、それを集中してやっていくだけ。

言えないのなら、
言いたいけれど、言わないって事だから、これにも何か目的がある。
きっと、何かを守ってる。


じゃあ、何を守っているのか?とか
何を言いたいのか?とか、

ちょっと考えていくと、意外とスルスル~と溶けることもあります。


一人でグルグル考えていても、迷子から脱出できないのなら、

それは、もう、思い込んでしまってて、見方が固まってしまっているからかも。



パートⅡ講座は、

思い込みがガラリと変わるワークもたくさんあって、とても豊かで味わい深い講座です。



さらに、

だんだん軽く、ラクになっていくみたい。


「あ~、ホントに親業でラクになりました」って言われる時、


ドンだけ重いモノを背負ってたんやろ~~~~


って思うのですよ。

次回も楽しみにしていますね。

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