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親子関係がよくなるベースになる「純度の高い愛情」の巡らせ方と実際の手順

親子関係がよくなるベースになる「純度の高い愛情」の巡らせ方と実際の手順

「親業」を学び、親のコトバや態度を変えた家庭では、着実に子どもさんとの関係に変化が起こっています。

 

お母さんも、緊張しながらも少しずつ意識して、日頃の「口ぐせ」を変えていきます。

 

今までの「クセ」や「こだわり」「思いこみ」を見直して、不要なものは捨ててしまうのですから、生活がガラリと変わることもあります。

 

手放すことに、ドキドキした恐れもあるかもしれませんけどね。でも、大丈夫。もっと大きな「大切なもの」が手に入りますよ。

 

それは、ココロの鎧がほどけるような、ホコホコあったか〜い、愛情が循環する実感です。 

 

「コミュニケーションの型」をつかって親子関係をコトバから整えますが、そのうちあなた自身の感性も思い出して「豊かなおかんマインド」も備わってきますよ。

親子関係が改善する具体的な流れとは?

新しい子育ての道を歩んでいくわけですから、不安がいっぱいかもしれませんね。


ここでは、これから学ぼうと思う方へ、私が実際に歩いてきた「変化の道のり」の、コトバやマインドが変わっていく「流れ」を紹介しますね。 


  1. 普段のコトバを変える
  2. いつもと違う反応が起こる
  3.  いつもと違う反応が何度も起こる
  4.  相手を信頼できるようになる
  5.  自分の心持ちが変わっている

まずは普段のコトバ遣いを意識して変えることです。そして今までと違う反応を味わってみてください。

 

親業を学び始めた時、あまりにもあっけなく子どもが変わるので、「たまたまかな」「偶然かな」と、見過ごしていることもありますからね。

 

私も、実際に試して体験するまでは「口ぐせ」を変えるだけなのにこんなに効果があるとは信じられませんでした。

 

子どもの事を信用してなくて、彼らの能力を低く見積もっていました。そして、低く見積もっていた事さえ、よくわかっていませんでした。

  

イライラや不安を回避するのは互いを理解すること 

子育てや人間関係が何だかうまくいかないのは、ほとんどがコミュニケーション齟齬が起こっているからだと確信しています。

  

親が子どもを見てイライラする時、子どもがどうしてその行動をするのか、本当の理由を知らないし、知る機会や方法がないからだと思います。  


  • 子どもの本当の気持ちを知らない、
  • 意味不明で、さっぱり理解できない、
  • 将来が不安だらけ
  • 不安を取り除くために、確認したくなる

色々とあの手この手で、「なんで?」「どうして?」と、知ろうとするんですね。

  

でも、今の言い方では、全然伝わっていなくて、それどころか、子どもを追い詰めてしまっています

 

これは、親業訓練講座で体験していただくと、よ〜〜くわかります。あなたのその一言が、子どもの自尊心、潰しまくり〜( ノД`)シクシク…になっています。 

 

日頃の何気ない会話に驚愕の事実にドン引きなのですが、キチンとコミュニケーションを学んで、手順よく進めていくと、少しずつ、子どもの本心が分かるようになってきますよ。

 

お母さんの子どもへの対応が変わると、子どものお母さんへの対応も変化します。

 

今まで無口だった子どもが世間話をしに来たりして、こころが通い始めます。

 

すると、お母さんも、

 

そんな風に感じていたんだ・・・

そんな事を考えていたんだ・・・

 

など、子どもは子どもなりに色んなことを考えていたのがわかります。

 

それがわかると、納得もできるし、諦めもつく(これも大事)し、応援もし易くなります。

 

こんな風に、自分を理解してもらったり、相手を理解することで、だんだん良い循環になっていきます。

 

 

方法論でおわらない!自分で「正解」を導くから心の体力がついて

親が自分のケースで考えられなければ日常で生かせない

子育てで失敗したくない!

正解を教えて欲しい!

良い方向へ導いて欲しい!


親業を学び始めた初心者の方に「この方法で合ってますか?」と聞かれることがあります。

 

でもね、

「部活を続けたほうがいい」とか、

「ムリして続けんでもいい」とか、

「学校へは連れて行きなさい」とか

「ムリして行かせなくてもいい」


 子どもへの関わり方の正解を、「第三者」に求めることはできないのです〜〜〜方法論に頼ろうとすると、上手くいかないかもしれません。


そう。子育ては、あなた自身が自分で考えなくっちゃいけないんです・・。


それはね、例えば

「テストの”解答”を教えて」と言っているのと、同じようなものかもしれません。


全く勉強せずに、「解答」だけを教えてもらっているとどうなるでしょうか?

全く同じテストだと、100点ですが、でも、それ以外ではいい点数を取ることはできませんね。


それと一緒。同じ状況、同じ境遇なんてありえないので 


あなた自身が自分で答えを見つけるために考えなければ、「正解」はでてきませんし、そんな姑息さが子どもに見透かされてしまいます。

 

第三者からアドバイスをもらっても、結局は他人の価値観であり対処療法的なやり方になってしまうので、子どもとの関係の根本的な問題は残ってしまって、解決していかないと思うのです。


子どもにちゃんと向き合って、自分とも向き合って、考える。考える。そのプロセスこそ「親子の心を解きほぐす」のだと思います。


一度は訪れる「その子どもの為に向き合う時間」

子どもの「違和感」「サイン」は、そのことをそのままにしていたら、あとから、ちゃ〜んとツケがまわってくるように感じます。

 

子育ての「ひと通りこなさなければならない課題」のようなものがあるような気がします。で、子育ての期間の中で、それをいつするか?となります。


これは、もちろん子どもの年齢が若いときのほうがいいと思います。


でも、人によって事情があって、わかっていても出来ない時もありますね。


私も息子が3人いたので、相手をするだけでもう毎日が精一杯でした。


例えば、

兄弟が何人かいて他の子どもさんとの問題に向き合っている時とか、

おじいちゃんとの関係が悪いとか。

自分の親との折り合いが悪く、それどころでないとか、、、


夫のことで、手一杯とか、


そもそも、早く解決したくても、その方法が分かってないから、そのままやり過ごせるうちは、そのままやり過ごすしかないっていうのが

ホンネかも(笑)

でも、子どもの問題に逃げずに正面からきちんと向きあうべき時って、その時はちゃんとくるのだと思います。


心配しなくても、子どもがちゃあんと、突きつけてきてくれます(笑)


もし、突きつけられたら、その時にはちゃんと向き合って覚悟を決めて、トコトン 話し合って欲しいなと思います。


対話力があるとコミュニケーションの通訳ができる


 ここで、親業のような対話スキルがあると、誤解がなく本音の話しあいができやすいのでおすすめです。


 コミュニケーションスキルがないと、双方の勝手な憶測や判断、誤解が横行して、話し合いにならないからです。


論点がずれて、

責めあいになり、

傷ついて、ムダなエネルギーを使い消耗しがち。。。

ココロが通い合わないで、不平・不満・恨み・敵意など、感情はすれ違うばかりです。


 それは、本当にもったいない〜〜〜 


いずれにしても、子どもにとっては、親と向き合うことはギリギリまで待っていたことが多いと思うので、その覚悟だけはしててあげてほしいです。


そして、強制したり、脅したり、罵ったり、ごまかしたり、ガマンしたり、媚びたりしないで、人としての対等な話ができるといいなと思います。


親が「〇〇しなさい」と行動を強制しても、子どもが「▲▲でないとイヤだ〜」とムチャぶりを通しても、

どちらかが不満が残っているのであれば、良い解決法とは言えません。

不満が恨みとなり、いずれその関係性は破たんするでしょう。


純粋な想いが親子を巡る

親業を使って親子の間に巡らせていくのは、純度の高い純粋なあなたの気持ちであり、想い・愛情です。
 

文法の中に入るコトバが、あなたの血の通った正直で純粋な気持ちであることが大切です。

 

「こうやったら子どもが自立するかな?」

「こう言ったら子どもの行動が変わるかな?」

 

などと「損得勘定」「条件提示」「見せかけ」「意図的」「操作的」なものが入ると、それでは、子どもにしっかりと見透かされますよ(-_-;)

 

そうすると、子どもから見ると、親の本心や「ホンモノさ」や「純粋さ」がわかりにくいので、親の本心を試してみたくなるかもしれません。

 

とにかく、人としての純粋さが人間関係には不可欠。

 

子どもの内側から沸き立つような、純度の高い愛情は巡るためのは、まずは親です。


親自身の「純度の高い正直な想い」を思い出すことから、すべてが始まります。

 

子どもをちゃんとしつけなきゃ!

それが、子どものためにもなること

そう思いながら子育てをしてきた方にとって、この方法は今までの真逆の方法かもしれません。

なぜなら、子どもの困った行動を「規制しない」方法なのですから。

「強制や規制をしないで、本当に子どもがまっとうに成長するのか?」という不安があるかもしれませんが、でも人は、強制や規制がないからこそ、自分から自由に成長するのです。


 

子育てを技能として捉えること

今まで、子育ては曖昧な抽象論や根性論、精神論で語られることが多かったのではないでしょうか。

なんとなく、「母とはこうあるべし」みたいな共通の理想像を持っているのかもしれません。

でも、ゴードン博士は、子育てを具体的な技能として捉え、さらに、誰もが訓練によって上達するものとして訓練プログラムを作成しました。

これがとにかく画期的!心が通い合う方法を、だれもができるよう、具体的な方法論として提示されているから、もう、つべこべ言わずに技能を習得することに集中できるのです!

これは、バッティング練習と同じなので、ホームランが打てないことに悩むのなら、練習すること。素振りをすること。

意識と練習しか、自分の技能を向上できるものはないのです。

これは、子育ても同じでコミュニケーション技能があるととても便利です。

 

親の技能不足が解決されていない

学校のカウンセラーさんの相談など利用されている方、民間の子育て支援を受けられている方、行政の支援や民間のカウンセリング、家族療法などが実施している「子育て相談」「思春期相談」をひと通り受けられた方も多いです。

 

アドバイスは有効だけれど、「だから今、どうしたらいいの?」というところで再び悶々とする場合が多い。


それは、結局は子どもに実際に対峙するのは、母親自身だという事。なので、母親のコミュニケーション技能が育つことが、関係改善への近道になるのだけれど、これが解消されていないのです。

 

子育ては「日常」の連続ですから、どのようにおとしこめばいいのか?が、必須です。リアルな場面での対話が腑に落ちると納得感が違います。

 

腑に落ちる、ということは、と〜〜〜〜〜〜〜〜〜っても大切なコトなのです。

  

「これ、カウンセラーの先生が言われていた事と同じですね。」

「カウンセラーの先生が言われていたことの意味がよくわかりました。」

   

「日常の言葉」を操る訓練をすることで、子育ては劇変します! 

 

自動車の運転やお料理と同じです。訓練することはとても大事だし、訓練次第で上達します。

 

  

原理原則を知っているから、軌道修正がすぐにできる

まっ平な地面の中に、チューリップの球根が埋まっている場所が分かっていると、なるべく、踏まないように工夫できます。

 

また、たとえ踏んでしまっても、後でお手当てもできるのです。

 

今の子育ての状況は、どこにチューリップの球根が植わっているのかもわからない、そんな状態で、やみくもに行き当たりばったりの対応をしていることはないでしょうか。

 

自分の子育てを振りかえった時、それは、いつ、破裂するのかもわからない、ロシアンルーレットみたいな、子育てだったと思うのです。 

 

これは「知らない」ということだけなのですが、それがあまりにストレスが多いことでした。

 

知ることで「踏むといけない場所」が分かっていると、たとえ、球根をフンずけちゃっても、すぐにお手当てができますから、気分がとてもラクになりました。

 

踏んでいることがわからないまま、なんでこんな風になるのかな????と思い悩んでいる方が、ずっとツライと思うのです。

 

話しは逸れましたが、子育ての原理原則を知ることは、悩んだ時の「羅針盤」を手にするのと同じことだと思います。

初めは恐々だった道のりですが、だんだん「羅針盤」への信頼が増していくころ、子育ての道のりが楽しくなっていったのを覚えています。

正しい知識は「不安」を解消してくれるからです。
 

人間関係のバランス力の技能を鍛えることは、平和への投資になると確信します。 

 


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