令和の今の時代、世の中には、いろんな子育て講座が存在しています。
少し前までは「不登校支援」されている方もとても少なかったのですが、今では「不登校支援講座」を受講された方が更に講師になって起業されている方も多いので、よく似た講座が目白押しになっています。
なので、どの講座を選んでいいのかわからず、困っている人も多いのではないでしょうか?、、、というか、「どの講座を選んだらいいのか迷いました」と、受講生の方に言われることが少しずつ増えてきたのです。
などなど。
まあ世の中にはいろいろな感想をお持ちの方もおられると思うし、それは否定しないのですが、私としてはちょっとだいぶ悔しい(笑)ので、ここに書いておこうと思います。
←さすが、元、「勝ち負けにこだわる人」で血がムラムラ~(笑)
まずは、私と同じ、「育児書ジプシー」を終えられた方の感想を紹介しますね。
「色んな講座をあれこれ受講して、最後にここにたどり着きました~」という方がとても多いんですね。子育ての悩みは深刻になりがちですし、悩む時間が長くなると、時間もエネルギーもお金もかかっていますよね。
だから、とても説得力があるんですよね。
智子先生へ
智子先生、親業を教えて下さり、本当にありがとうございました。私が探していたものがここにありました!
息子が高校生になり、親子の距離が開いていくことにオロオロどうしていいかわからなず、あれこれとネットを探しまくって、たどり着いたのが「親業」でした。
それまでもコーチングやカウンセリング、行政の支援プログラムなど、どうにかしたくて探しまくりました。でも、頭では理解できてもなんだかしっくりこなかったです。
そして、学ぶほどに、自分の今までのやり方が息子の依存性を高めて、彼の成長を妨げる原因になり、そのことに拒絶のメッセージを送っていたんだと納得できました。
講座では、ロールプレイでやり取りする中で、私がどうしても先回りして子どもに意見を言ってしまう事がやめられないのだとわかり、唖然としました。
「私の改善ポイントはここだなあ」、と。
他の人を相手にして、自分の口で話してみるのは、すごく勉強になります。でも、そこで気づけたので、なるべく注意して過ごしています。
学んだことをせっせとやる毎日ですが、最近、息子との会話が変わってきました。
自分の胸の内を話してくれることもあり、内心やったーとガッツポーズしてます。
親業に出会えて、本当に感謝しています。
感想をありがとうございました。
悩みが深い方ほど、効果を実感されるのも親業の特徴ですね。この方もものすごい集中力で親業を自分のモノにされていきましたよ。それだけ必死のパッチ(笑)だったんですね。
質問も、鋭くて深い!(←もちろん、すべてサクッと答えましたが、私も燃えました(笑))
学びの時間を経る中で、子どものしぐさや態度が、優しい落ち着いたものに変わっていく様子がわかったそうです。
会話が成立し、親子関係がどんどん改善しているのがわかり、親として「子どもを助けているという実感」が持てる事が、とても励みになっていたとのことでした。
あれ?子育ての本と真逆やん~?
別の方の感想を紹介します。
この方も「苦しい子育て生活」を経験されて、子どもとの喧嘩が絶えない日々にひどく落ち込まれていました。
「努力はしてるのに、努力すればするほど、苦しみが増してくる、出来ない自分がもどかしく、自己嫌悪からの子どもを責める、、」みたいな心理状態が繰り返し起こってくるんですよね。
で、親業を学んだ時に、次のように言われて、私がちょっとビックリしたことがあったんですね。
私は、子どもとの関係を良くしたくて、産婦人科に置いてあった、「子どもへのまなざし」(佐々木正美先生著)を読んで、その通りにやろうと頑張ってきたんです。でも、全然うまくいかなくて、すごく苦しくなりました。
親業は、この本に書いてある内容とは真逆の方法!でビックリしたんです。産婦人科に、親業の本も置いてほしかったです。
え~~(◎_◎;)
私も佐々木正美先生の著書は持っています。そして、講演会にも参加したことがあります。なので、この方の発言にビックリ!
佐々木正美先生は、小児精神医学の分野では知らない人がいないほどの名医として有名な方で、子どもの基本的信頼感の大切さを一貫して述べられています。なのですが、この受講生の方にとっては「真逆のやり方」に映って、苦しみを感じていたなんて、驚きました。
どんな名医の言葉でも、鋭い刃になる事がある。ここは、インストラクターとしての発言にも注意していかなくては、と思った出来事でした。
これ、本当に「子育てあるある」なんです。
子育ては「理想の概念を語る次元」と「実際に行っていくやり方の次元」では、全く違うやり方のように見える事があります。
ここはね、はじめの一歩で戸惑うことかもしれません。ですが、例えばスキーの練習が「ボーゲン」から始まるように、水泳の練習が「ビード板の顔付け」からはじまるように、ピアノの練習が「バイエル」から始まるように、技能の習得には「誰もが効率的に学べるよう設計された方法論」があります。
親業は、初心者の親ができる為の「方法論」。
親の自立を支援する
親業は、親の自立と成長を支援します。
そして、その方法がとにかくシンプルで、体系的で、わかりやすいのです。
だから、誰でもとりあえず「コトバ」が完成します。先に「コトバ」を変えられるのです。
コトバが先に変わって、親の心が後から追いついていく、というのはよくあるケースです。ですが、子育ては「今」が大事です。子どもとの対話は「今ここ」が100%です。
なので「あの時、親業のメソッド通りにやっててよかった=」と、何度も言われるのです。私も、何度助けられたかわかりません。
心理的にギリギリの苦しい時にも効果的なコトバが言える!ということが、どれほど、親を助けてくれることでしょう。
文法通り考えるだけで、自然に親子の離別感が整ってきますし、グルグル思考で迷う時間は短縮されます。
その効果は計り知れないと思っています。
学びながら、効果を実感しながら、成功体験を重ねながら、自然にご自分の中の思い込みが紐解けていくという「仕掛け」が親業にあります。
ちょっと熱くなりましたが、親業の効果を語ってみました~
私は心理学も、カウンセリングも、発達障害支援も学びましたが、結局のところ親業だけで子育てはまったく問題ないと思えて今に至っています。
他の子育て講座で同様な体験やこれに勝るものがあったら、教えて欲しいです~
親子関係が悪くなる理由はタテの関係性
つまり、人として「対等」でなかったと感じる時、人間関係は不安定さ感じてしまうのです。人間関係は、攻撃したり引っ込んだりの「上か下か」の関係になりがちです。それではどことなくモヤモヤして心から満足できているとはいえません。
子どもは、自分を変えようとする親の意図に敏感です。そして、親子の関係も「上か下か」の「勝ったり負けたり」の関係を望んでいるわけではないからです。
そもそも、人は、誰かを犠牲にして自分の言い分だけを通すようなことを、本当に望んでいるのではありません。
もし、そういう場面があるのなら、それは、そうせざるを得ない事情があったり、自分が犠牲にしたりガマンして負けることで虐げられたくないからであったり、または勝ち負けのない人間関係の心地よさを知らないからだと思います。
人は、誰かを犠牲にして自分だけ勝つことよりも「お互いが人として対等であり、尊重されあえる関係が築ける自分」でいたいのです。その心地よさを望んでいるのだと思うのです
これって理想?と思うかもしれません。
ここを具現化していくために、親の関わり方を日常レベルに落とし込まれているのが親業でした。
講座では、親業の魂である、親子の対立時にどうやって勝ち負けなく問題を解決していくのか?ってことを、ロールプレイを行い身に付けていきます。
この方法をできるようになる為に、「聞き方」「伝え方」のコミュニケーション技法があると言っても、過言ではありません〜
そこをめざして段階的に進んでいきます。
言い方ややり方を変えて、親の愛情を子どもの心へ届けていきます!
理想の親子関係を具現化していくための方法論があるんだから、本当によりよい親子関係をつくることを望んでいるのならば、知らないと、もったいないと思うのです〜
損得勘定や勝ち負けではなく、お互いを満たし合う関係づくりのために
今の社会は、
奪う側・奪われる側
与える側・与えられる側
保護する人・保護される人
など、どちらかの2極化する中で、どちらが正しいか間違っているとか、真逆の役割の中でお互いが自分の権利を主張しているようなそんな構図になっている気がします。
そもそも「どちらが正しいか?」の「あれかこれか」で考えているから、いつまでも「どっちが正しいか?」みたいは「勝ち負け」「食うか食われるか」論争になってしまうのだと思うのです。
そうではなく、問題解決のための方法を同じテーブルで話し合える関係を作っていくことが、とても大事。一緒に考えて解決しこうとするプロセスの中で、人間関係は親密になっていき、信頼が増し、深まっていくのです。
なので、人間関係や親子関係のそもそもの考え方も、私たち自身も新しい時代に向けて、バージョンアップしていく必要があると思うのです。
そして、この新しい人間関係の方法を使って、大切な子どもに接していくことができると、対等な人間関係のバランス感覚や、主体的に生きることの自分軸がインストールされる子どもに育ちます。
親から大切にしてもらえると、自分の事を大切にしていいんだと思えますし、相手も大切にしようと思います。
大切にするのが「当たり前」、大切にされるのも「当たり前」なんです!
自分で自分を大切にできるって、
自分に忠実に生きること。
これって、本当はスゴイことなんじゃないかな。
この「心の基盤」をつくるために、家庭を、勝ち負けのない、本当に安心で安全な場所にして、どんな自分も否定されずに、お互いを強制しないで、一緒に考えていきます。
別々の人であると認識し合った上で、困ったことをどう解決するか?ここを当たり前にできる人に育てるための、安心安全な家庭づくりの方法です。
全てのお母さんが親業を学ぶと、ここが実現し、社会が変わっていくと、私は本気で思ってます。
その為の、第一歩は、まずは、あなたのそのコトバから!
子どもの年齢が若いほど、ラクに身に付きます。
そういえば、お母さんが悪戦苦闘してる最中に、先に子どもがマスターする場合も多いんですよね〜
先日も「子どもの方が、親業の方法で兄弟で会話をしていて、ビックリしました」と言われました(笑)
心の根っこがぶっとくて、自分軸の据わった子に育ってくれますよ。
早く親離れしてしまいますので、淋しいけど、覚悟しててくださいね〜
お互いがリスペクトしあう関係に心が震える
子どもの心が少しずつ強くなっている。
他人に協力する楽しさを知る。
愛されている自分の価値を知る。
笑顔が増える。
愛おしくなる。
そして、母親としての自分に自信が持てるようになる。
皆さんの報告を受けながら、スキルを学び習得する講座です。
人間関係に欠かせない「対立の解き方」が具体的に提示されているのが、このメソッドの大きな価値です。
人間関係を考えるとき、これを逃しては始まりません!
思春期までにこの概念を知っておくと、その後の対処法、関わり方が変わってくると思います。
親子関係を歪ます「よい子育ての落とし穴」とは?
時々、子育てのプログラムや子育てのコーチングメソッドを学ばれていた方が、親業を受講されることがあります。
実は、子どもの教育に熱心な親で、小学生〜中学生くらいまでは、本当に仲良しで勉強も大好きで良い子どもだったという方が、急に強烈な反抗を受けたりガクっとやる気が無くなったりするケースが多いのです。
「いい子」を育てる罠は大きいです。
なぜなら、 子どもにとって母親の影響力は、あなたが考えるよりもあまりにも大きいからです。
大好きなお母さんだからこそ、 ほんのちょっとのコトバでもやすやすと「支配」されますし、それは徐々に「権力」となりうるのです。
子どもは自分でも気づかないほどの無意識下で、「親のものさし」を取り入れ、気に入られる「いい子」を演じ続けます。
これが、キケン!
なぜなら、私たちの目指すのは、「親のものさし」でなく「自分のものさし」を持ちながら、「親のものさし」にも自分から配慮ができる子育てです。
完全に子どもの主体を脅かさないこと。
これは、親である限りとても難しいですが、母親の目を見ながら育つか? 自分の目を養いながら育つか? この違いは大きいと思います。
親子関係が悪くなる最大の要因とは、子どもの特性や性格、家庭環境など色々あると思われているかもしれませんが、
実はとてもシンプルです。
それは、親が子どもに使う「権力の行使」なのです。
つまり、自分の思い通りの子どもを動かそう、コントロールしようとする行為のこと。子どもは親の「おしつけ」に反発するのです。
じゃあ、権力行使とはなんぞや???
ここね、
かなりツライところなんですよね。
し〜〜〜〜〜ん。。。。
一瞬、静かになる講座では、力を使われてきた、幼い頃の自分と出会ってしまう時間でもあります。
ああ、、だからね。(←深いため息・・・)
そりゃー知らんがな・・・だって、こんなん、誰も教えてくれへんかったもん
そして、心配は無用だと言いたいです!なぜなら、努力次第で大切な家族と勝ち負けのない関係を作ることができるからです。
目指すべき方向さえわかれば、後は、そこに向かって、ただ進むだけ〜〜
へっへっへ(←到達したぞ〜〜〜〜というドヤ顔!)
ま、私の場合、20年近くもかかってきましたけど(-_-;)
でもね、私が「勝ち負けのない親子関係」への努力を惜しまなかったことで、知らなかった頃と比べるとはるかにマシになっていたことは確かなはず!
そして、子どもに確かな反応や手応えがあったのも事実なんですよね。手ごたえを感じているはず!そして愛情が循環していくと、きっと、楽しくなるはずです。
聞く、話すだけでは、不十分。対立をなかったことにしないで、対立を明らかにして、ちゃんと解いていく姿勢って、これからの人間関係を考えるために欠かせないスキルになると思います!