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2020/04/13
ゴードンメソッドの講座がオンラインで出来ない理由

ゴードンメソッドの講座が、オンラインで出来ない理由


今までも、オンラインでの講座や個別相談の依頼がありましたし、電話での相談を受けたこともあります。

そして、親業以外の他のコーチングや子育てプログラムなどは、もうオンラインばっかりですよね。

で、白状しますが、わたしも親業がオンライン講座でできないのか?って、何度も思ったコトがあります。

だって、簡単なロールプレイとははできるし。。

それで、なんでできないんだろう???って考えていたのですが、ゴードンメソッドを学び続けていくと、

ああ、やっぱりこりゃあオンラインではできないなあ

って思うようになりました。

それは、ゴードン博士はコミュニケーションをとる時に、「五感」で感じる感じ方に素直になることが大事だし、何人かが集まり、その集団の中でおこるグループダイナミクス(グループの中で他のメンバーの影響を受けて、行動や意識の変化がおこること)をとても大切にしているからです。

目の前の相手との双方向のコミュニケーションを図り、相互理解を目指す方法を習得することを実践的に学ぶのですが、

その時に、相手の様子を見ながら、その人を目の前にして、

私がどう感じるか?
相手がどう感じていると感じるか?

すべて「五感」すなわち、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚など、感覚全体をフル活用して相手を感じる感性というものが、すごく大切になってくるということです。

そして、その感覚や感性って、だんだんと触発されていくのかな?
目覚めると言うか、思い出していくというか、周りにうつっていくんですね(笑)

実際に、アタマではすごく理解されていて、能動的な聞き方やわたしメッセージなど、文法上は完璧!なのですが、

どうもしっくりこない、、、

ってこともよくあることです。

それでその時に、「なんかね、方法としてはあってるんですけどね、でもね、なんか違う気がするんですね。」なんて、私も「五感」を働かせながら、自分の感じ方に正直になり、結果的に意味不明のコトバしか言えないってこともあるんです。

その時、インストラクターとしてはなるべく相手に言語化するように努めていますが、それよりも大切なコトは、違和感を感じたら、そのまま「なかったことにしない」ってことですからね。

人としての「感度」っていうのかな?

で、自分では自分が見えなくなっている事があるのですが、そのやりとりを見て、周りにいる人の方がつぶやいた言葉が胸に刺さったり、大きなヒントになったりすることがある。

「感度」てうつるんですね。反発したり、共感したりしながら、ハッと気づく事もあったりします。後で気づくこともあったりします。

純粋になるということは、発する言葉とその人の感じ方が一致しているということが大事なわけですが、色んなことを考えすぎて、自分でも訳がわからなくなり見えなくなってしまっている感覚を、の力で取り戻していけたらいいな〜!

そこがまあ言ってみれば親業の真髄であり、親子関係や人間関係の心の架け橋の一番の基盤となるところなのです。

ということで、私もインストラクターとしてのキャリアが長くなるほどに、コトバとココロを一致させるような「純度」を増す作業を目指すのは、やっぱり対面で「場の力」をフルに発揮&活用できるようになりたいと思うようになりました。

やっぱり、40年間中身が変わらないし続いているものは、その方法にはちゃんと意味があるんだと思います。

オンラインではダメなのか?


じゃあ、対人関係のセッションはオンラインではダメかと言うと、そんな事ではないと思います。もちろん、オンラインでもできる方もおられると思うし、オンラインでも癒されたり励まされたり、学べることはたくさんあると思います。

で、それは、そのカウンセラーの方やコーチの方が何を選択するか?ですよね。
技法にもよるかもしれません。

私はね、どんな人にも、どんな時にも使える、シンプルな「ゴードンメソッド」の考え方と方法が大好きなんです。

最大の恐れは、表面的な「テクニック」に走ってしまい、親子関係が、かえって悪くなる?不自由なものになったり逆効果になることがあることです。

これ、
考えすぎかなあ?

だけど、今の時点ではこのように考えています。

復習会はオンラインにチャレンジしたい!


一方で、一度会っている方や、すでにその人との関係性ができている場合は、画面でも十分に繋がってる感を感じる事ができると思いました。

まずは、気軽にZOOMでお茶会から始めます。

スキルのチェックとかでなくって、この今の現状からでてくる感情を吐き出し合う会です。

もしかしたら、周りにあなたの話を取り上げずにそのまま聞いてくれる人がいない?と、なると、復習会でなくても、ただ話をするだけ、顔をみるだけでも安心できるかもしれない。

って、親業って講座が終わってからが実践の時だから、本来は自己学習システムみたいなもの。

だから本当は気軽に繋がれるオンラインの集いの場がもっとはやくにあったらよかったのかもしれません。

これは、反省〜もこめて、今回のことをキッカケに開いていこうと思います。

取りあえず、お試しから始動します!

受講生の方で参加してみたいって方は、連絡くださいね。


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