私は、思春期の子どものお母さんから、よく相談をお受けしていますが、
悩みはそれぞれふかーーーーーくって、
他の人には簡単には言い難いような、それぞれの事情を抱えているんですね( ノД`)シクシク…
で、
ほぼ、高校生の子どもと、
具体的にどう関わっていけばいいの?
何と言ったらいいの?
という、具体的な方法がわからない、自信が無い、というお悩みばかりです。
最近は、学校の保護者向けの相談や学生のための支援も手厚くて、
おかん塾に来られる方も、学校のカウンセラーさんの相談など利用されている方も多く、また、民間の子育て支援を受けられている方もおられます。
行政の支援や民間のカウンセリング、家族療法などが実施している「子育て相談」「思春期相談」をひと通り受けたり、
子育てコーチングや、臨床心理士さんのサポートなどを受けたりされてる方も多く、
そんな場合は、私の方が情報をもらったりしてます(笑)
それからね、
カウンセリングがしっくりこなかった場合、その後で「占い」に走りました〜ってかたも多いですよ(笑)
占い師の方は、とにかく聞き上手ですね(笑)
で、
占い師さんに子育ての悩み相談の話を聞いてもらうと、お母さんは、とても腑に落ちるし聞いてもらえてスッとするようです。
相性が悪いとか、
けどね、
日常生活の帰ると(すなわちおうちに戻ると)
だから今、どうしたらいいの?
というところで再び悶々とする場合も多いようです。
占いによる相性が悪いとわかると、
親子関係が思ったようにいかないことに「あきらめ」がつくけど、
でも、だからといって機嫌よくなれるわけでなく、
子どもの前で「無言」でいられるのは、もって三日ぐらい?
そう、
どんなにしんどい日でも、子育てとは24時間×365日営業です。
親は逃げるわけにはいきません。
人間だから、コンディションの良い日も悪い日も色々あるのは当たり前です。
そして、そんな「日常生活」そのものがずっと続いていくわけです。
だからこそ、
自分の「日常」におとしこむための方法
これこそ、大事にしたいことなのです!
つまり、
理想の包容力のある親をめざして自分をコントロールしようとするのではなく、
人間ならば必ず起こる、機嫌が悪い時、怒ってる時、しんどい時、意見が合わない時、困ってる時、などなど、
そういう時こそ、どう解決していけばいいか?を考えて行動できるようになるように。
こちらの方が、ずっと大事なのです。
そこを目指した上で、
具体的な方法として日常会話に落とし込むということです。
この、
親業でめざす親子関係がズレていないのは、とても大事なんですけど、
たいてい誤解されているんですよね。
ここを腑に落ちるまで、しっかりと理解することです。
腑に落ちる、ということは、と〜〜〜〜〜〜〜〜〜っても大切なコトなのです。
「これ、カウンセラーの先生が言われていた事と同じですね。」
「カウンセラーの先生が言われていたことの意味がよくわかりました。」
そうよ!
そうそう!
これで、日常におとしこめますね。
あなたの子育てが
どこで、
どう、
迷い道に入ってしまったのか?
糸口は何?
では、今日から一体どうすればいいの?
そんなに、自分を責めないで、
そんなに、子どもを責めないで、
もっともっと、
シンプルに考えていきましょう♪
頭で考えていても、答えは出てこないのは、
子育ては、日常であり、無意識の連続であり、そして、
訓練する機会がなかっただけです。
「日常の言葉」を操る訓練をすることで、子育ては劇変しますよ!
自動車の運転やお料理と同じです。
訓練することはとても大事だし、訓練次第で上達します。
子育ての個別相談でお話を伺っていると、初めと最後で、圧倒的に表情が変わるのがわかります。
子どもへの見方も180度変わりますから、「子どもに謝りたくなりました(泣)」と思われる方も続出します。
いえいえ、
あなたが悪いのではない。
ただ、知らなかっただけだから、謝っている場合でもないと思う。
私は、
今までの関わり方を見直すチャンスを得たけれど、
今までの関わり方を否定して欲しくないんです。
だって、すべては愛から始まっていますから
ただ、
やり方が合わなくなってきたら、
今までとは違う、新しいやり方に変更するだけです。
アッサリと切り替えて、
今までの事は無かったことにするふてぶてしさが、私は好き♪
「今」が良ければ「過去」は大切な教えに変わります。
「今」に集中しませんか?
子どもがあなたの思い通りにならないことに、イライラしていまんか?
あなたの解決策を子どもに押しつけていませんか?
そこは、きっと、行き止まり。
子ども自身が自分の問題について深く考えることができるようになるために、
主体性、自己規律心、他者への思いやりも持つように、
そんな、親のスタンス・具体的な関わり方を学んでみませんか?
人間関係のバランス力を子どもへインストールすることは、
100年輝く圧倒的なメンタルと平和への投資になると確信します
魂を抜いたのは誰だ?!
あなたの為と言いながら、
尊厳を傷つけていないか。
その子らしさを否定していないか。
自分の安心の為に、
子どもを変えようしていないか。
子どもの抵抗は、理由があるのに、見て見ぬふりをしてはいないか。
子どもは、
全力で、
人生を掛けて、
親に変わってもらいたいサインを出してくるんだと思う。
高校生の子どもがやる気がない時、親としてはどう関わっていけばいいのでしょうか?
おかん塾では「自分で自分を律して勉強する」すなわち「自己規律心」「セルフコントロール」を育てる親のかかわり方を学ぶ講座を提供しています。
高校生の子どもが勉強のやる気をなくして悩んでいる方は多く、たくさんのメッセージをいただきます。
無気力でやる気が無く、生気も覇気もない思春期の子供は、親として見るのもつらいものですね。
この方は、講座に参加する事が難しいようなので、許可を得てご質問にお応えさせていただきますね。
もし、同じように悩んでおられるなら、どうぞ参考になさってみてください。
ブログの「勉強しない高校生に親だからできるやる気を育てる関わり方」を具体的に教えていただきたいです。
遠くて病気なので、講座を受けたくてもできそうにないです。
息子が現在中高一貫校(男子高)の高1ですが、高校生になるまでは親に言われなくても率先して勉強をする子で、わからない問題があると職員室に自ら聞きに行き、成績も上位でした。
それまでは手もかならない子でした。
高1の夏休み前に、部活が嫌になり辞めて(彼女が欲しい~ばかりで。女友達とはカラオケに行ったりはしているよう…)、
そのくらいからスマホゲーム三昧で勉強をしなくなり、今では1秒もしなくなりました。
休みの日は昼夜逆転。
6月、私に病気が見つかり手術入院し、そのタイミングだったので、病気になった私がいけなかったのかな…私達の何がいけないんだろう…今まで頑張り過ぎて何かプチンと切れちゃったのかな?…どうすればいいんだろうと悩みました。
そのあたりから黙って15万くらい課金し、ゲームでイライラすると投げてスマホを破壊したり、学校から数回呼び出し、家族で何度も何度も話し合いしても、反省するどころか逆ギレ。
とうとう学校でも悪いことをしてしまい、12月に謹慎になりました。
退学するか転入するかとなりましたが、そのままいます。
今は悪さをすることはなくなり少しは落ち着いてきましたが、勉強は全くしません。
スマホ依存症のようになっています。
部活で忙しいわけでもない、充実できてない、から、、、スマホやゲームに逃げているんだと思います。
勉強もやらないといけないのはわかってるけど、やる気がない、、、と言ってます。
友達には好かれていて多い方だと思います。
普段は何でも話してくれて、自分のTwitterやアプリゲームの話をしてきたり、おもしろ動画や画像を見せてきたり、女の子の話をしてきたり、反抗期は反抗期ですか、結構仲良しな親子だと思います。
仲良しな空気のままだと調子に乗ったり
私の思いとしては、スマホ三昧から抜け出し、将来のことを考えて、それに向けて頑張ってくれないかなという思いです。
私もいつまで命がもつかわかりません。だから余計に私も焦りがあるのかもしれません。しっかり自立した大人になってくれないかな、、、という思いです。
卒業したら、どうするか考えてる?と話すと、最近は開き直って、どうでもいいとか働いてもいいとか言ってきます。
改善されていくのでしょうか?
相談に乗っていただけると嬉しいです。
お問い合せをありがとうございました。
ご病気を抱えながら、息子さんの将来を心配され、親としてどうすれば最善なのかと悩まれてるのですね。
おかん塾のブログ記事を読み「自分で考えて人生を歩める子になって欲しい」と思われたのかもしれません。ですが、目の前の高校生の息子とコミュニケーションをとりたいけれど、いざとなると何と言っていいか悩む・・・
これはね、もう技能なのでコツをつかんでいただくしかありません。
このコツは、実際に練習する中で体感的に学べるものです。例えば、自転車の乗り方とか、車の運転の仕方、スポーツと同じです。目の前の子どもとのコトバのやり取りそのものですからね。
、、、という前提で、
制限はありますが、イメージしやすいように、そして、具体的に何をすればいいかわかりやすいように、何ができるか書いてみますね。
実は、この方の様にご病気でなくても、お母さんがスゴク困っている状態なのに、
勉強しない、
スマホしかしない、
家事手伝わない
だらしない、
役に立たない、
ヘタレ~~~
というご相談は、よ~くあります。
ただ、これは、もう、原因は1つです。
親子関係がしっくりこない、という、ほぼ全てのお母さんは
親業訓練で言う「コミュニケーションを阻むおきまりの12の型」や「あなたメッセージ」という、逆効果になる言い方を日常的に言っている場合が圧倒的に多いです。
【参考記事】子どものやる気を殺いでいる「親のコトバ」と自尊心を傷つける12の障害
なので、子どもは毎日、毎日、親から「存在意義」や「自尊心」を傷つけられて、否定されていると感じています。
やる気がそがれるし、
自分は価値が無いと、
自信を失っている
のですね。
なので、お母さんが関わり方やコトバをまるごと変えて、子どもの心が元気になるような関わり方に徹底シフトできると、確実に変わっていきます。
無意識で言ってるコトバがどれだけ子どものやる気を殺いでいるか、この事実を知る時の衝撃が、改善のモチベーションとなりますよ。自分の姿にびっくりしながら、スモールステップで一歩ずつ前進していきます。
で、大事なことは、テクニック的なものとして捉えるのではなく生身の人間として寄り添ったりぶつかったりすることです。
親業ではわかりやすい「やり方」が提示されているので、まずは、そこに集中するのがおススメです。
これらのコトバを使わない会話ができるようになるためには、並大抵なことではないかもしれませんが、その「効果」が腑に落ちると、もう、知らない時には戻れませんからね。
そのための、体験学習の場です。
実感した方から、とにかく意識して口ぐせを変えていく。
いや、なかなか口ぐせは変わらない(笑)
だから「ツール」があるのですが、最終的には「自分の意思」がないとできません。
(コミュニケーションを阻むおきまりの12の型、12の障害、など、ググってみると、たくさん出てきますね。(*_*))
親業訓練が目指す「自己規律心」とは
親業訓練講座とはいったいどんな講座で、何を目指しているのか?
講座に来られるまでのイメージづくりとして、別の角度から、親子関係をホンキで改善するための考え方を説明しておきますね。
その1.私たちが望むのは、子どもの「自己規律心」「セルフコントロール」と言われる「自分で自分を律する心」が子どもの中に育つこと。そこに必要なのは、子ども自身が「自由」だと感じる環境です。
主役は子どもなのです。
その2.子ども自身が、自分は自由だと感じるように、親の日常のコトバを、権力主義から「力や押しつけを感じない、民主的なもの」に変える。
ここまで、いいですか??
明確にしていきたいのは、
です。
子どもは親の所有物ではないとわかってるんだけど、、、
私たちは子どもに何を具体的に求めているのでしょうか?
自分の思うとおりの子どもになって欲しい、というのであれば、具体的にどんな子どもになって欲しいのか?それはなぜなのか?
コトバにしてみましょう。
親の「愛情」「想い」は、子どもにとっては「強制」「力」になっていることがあります。
それを防ぐための努力をしたいのです。
コトバにしなければ相手に正しく伝わりません。
明確な理由がなく、ただ、「勉強して欲しい」という方が多いです。
例えば「将来に向けて、頑張ってほしい」、とか思うのであれば、なぜ、そう思うのですか、ぜひ考えてみてください。
そして、それは、子どもは困っていないけど、あなたは困っている、すなわち、親であるあなたの問題ですよね。
そもそも、子どもは親の所有物ではありませんから、親が思うとおりの子どもにはなりません。
この「前提」においての、コトバになります。
そんなこと、わかってるー
からの、出てくる言葉をどう表現するか?が、親の試練なんだと思います。
子どもの心の成長と発達のために親がするべき本当の援助とは
スマホ依存?みたいな状態で、心配ですが、子どもには子どもの事情がありそうだと思う時は、「本当の援助とは何か」を考える、よいきっかけになるかもしれません。
人は、キライな人の言うことを聞こうとは思いませんが、いつも助けてくれて信頼している人からの本気のことばは胸に響きます。
ほとんどの親は、子どもに対して闇雲に語り出してしまっています。それで、後から後から、次々と言いたいことが溢れてくるのだと思います。
だから、結果的にクドクドと、説教チックになってしまう。これでは、子どもからすると、「結局は説教か。。」みたいに非難されたように感じてしまうかもしれません。
クドクドと、何度もくり返し言ってしまうのは、言いたいことを伝えきれていないことが多いではないでしょうか。
だから、親も予め準備をして、ズバット言い切れるようにまとめておきたいのです。
ちょっとした伝え方のコツを入れるだけで、子どもの反応はガラリと変わります。
この時の具体的な言い方も、一人一人違いますから一概には言えません。
何を伝えたいかは、自分に問わなければなりません。だからこそ、あなたのコトバを一緒に探していきましょう。
親の学びの道は、自分を知る道でもあるようです。
親の権力は捨ててしまおう
講座をしていると、勉強しないでスマホ三昧な子どもに対しての不安が大きくなり、それを見ているだけで、イライラしてしまう場合があるように思います。
まあ、私も同じ気持ちになりましたので、よくわかります。
子どもが一身にのめり込んでいる姿を見ると、恐ろしささえ、感じました(笑)
その時、
スマホが悪い!
スマホのせいだ!
ゲームをやめなさい!
と、漠然と辞めさせたくなるのですが、それは、子どもにとっては、とても力づくな行為になるのです。
子どもは、親の理不尽な態度をとても嫌がり抵抗します。
どんどん関係が悪くなる一方です。
そして、
スマホ三昧から抜け出させよう!
は、「あなたメッセージ」そのものですよね。(←講座に参加するとこの意味が深くわかるようになります)
ここは、子どもが自ら考えるために、子どもを責めずに、自分の立場や気持ちだけをフラットに伝えるメッセージに出来ること。ここが「あなたメッセージ」のままだと子どもは防衛したままですから、ココロが安定しないのです。
この、変換の作業は、スマホ問題からのセルフコントロール育てには必須です。この場が提供されていることこそ、講座に参加する一番の価値だと思います。
伝えたいコトの論点がずれないよう見極めて語らなけば、子どもの頑な心は動きませんし、解けません。
このための作業は本当に大変(笑)で、みなさん「苦手」ですが、私は素晴らしい時間だと感じています。
ここがクリアになると、いつまでも、クドクド言い続けることが激減します。
親も自立です(笑)
人格のある一人の対等な人として子どもに対峙する
子育ての正解は、私が出すものではありません。
ご自分のケースで、真摯に向き合って、考えるプロセスです。
「何もできない、ダメな子ども」として接していては、いつまでも状況は変わらないままだと思います。
なぜなら、「あなたを変えたいメッセージ」とは「あなたを規制したいメッセージ」として子どもに伝わるし、それでは子ども自身の規律心は育たないから。
対等な一人の人格ある人として子どもと接する姿勢が問われます。
ちょっと辛口になったかな?でも参考になればいいなと思って書きました。
子ども自身の自己規律心・セルフコントロールを育てる子育てを本気で目指して行きましょう!
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