子どもがふざけすぎてイラってする時、根本解消するためのとっておきの対処法
子どもが落ち着かなくて困ります。
習い事をしていても、ふざけていたり 先生の言うことをきかなかったり、怒られてばかり。
私は、他の方に 迷惑がかかるのではないかと 気が気ではありません
幼稚園や小学生くらいのママさんからよく頂く悩みです。子どもの様子や態度が、周りの人に迷惑がかかりそうだと、ムッチャ心配なんですね。
ホントに何度言っても、まったく止めないし、
それどころか、ますますエスカレートする始末で、ついに大爆発。。
そしたら今度は、子どもを怒りすぎて泣かせてしまったことで激しい自己嫌悪に襲われる。。。
みたいな、、、そんな「どうしたらいいのかわからない状態」
本人の悪気が無いのはわかるけど、親としてはどうしたらいいのかわからないって時、あなたはどうしていますか?
子育ては長期戦です。長い目で捉えておくことってとっても大事。
子どもの内面から「思いやりの心」を育てるためにはどうしたらいいか?ここをご一緒に考えてみましょう。
目指したいのは自分で自分をコントロールできる子育て!
子どもの気になる素行について、一番に大切にしたいのは「親が子どもの行動をやめさせる!」というのではないのです。
「親が子どもの行動をやめさせる」では、いつまで経っても、子どもの行動は変わりません。同じことの繰り返しになってしまいます。
なので、
子どもが自分で考えて、場面や状況を判断しながら、ふざける行動を自分からやめる!
ということを目指していきたいのです。
(親が)やめさせる → (自分から)やめる へ
ものごとの「主体」をつねに考えて、子どもの「自己規律力」 を育てる、という子育てへ。
コレ、狙っていきたくありませんかあ?
そのためには、闇雲に叱っても 効果は薄いんですよね〜
同じ状況でも、子どもの状況や個性・タイプも全く違いますからね。
例えば、上の子どもでは「OK」「問題なく通用」だったことが、下の子どもにはまったく通じなかったり、へそを曲げたりします。子育てには、全ての人と場面に共通する正解はありません。
しかし、見極めていくポイントがあるのです。
このコツをおさえると、自分で考えて行動できる子どもに育てる接し方 がわかるようになりますよ。
困っているのは誰?によって親の対応は変えていい
少し方法を紹介します。
まず、いちばん初めに見極めることは、困っているのは誰か?ということです。
主体性を大切にするためにも、この考え方はとても大切です。親が困っている時と、子どもが困っている時では、対応がまったく違ってくるからです。
例えば、私は意味不明な息子たちの振る舞いに、どうしていいのかわからずいた時、よく、こんな風に考えていました。。
- この子はちゃんとしたくても「できない」で、勝手に身体が動いてしまうのか?
- それとも「わざと」これをしているのか?
自分の中で、イライラがふつふつと湧き上がりそうになる時も、対応を誤らない様にここをよく見極めていました。「できない」と「わざと」では、本人の意図が違いますから、親の効果的な対処の方法が全く違うからです。
これは、将来につづく子どもの心の成長過程を考えての見極めです。
この子は「わざと」ふざけている?
「わざと」していることには目的がある
まず、こどもが「わざと」ふざけたり、おちょけたりしている場合について、考えますね。
「わざと」その行動をしている場合、親がちょっと注意したくらいではふざけることを止めないでしょう。だって「わざと」してますからね( ノД`)シクシク…。
注意すると一時的にはおとなしくなるかもしれませんが、しばらくすると、また始まるのではないですか?
「わざと」ということは、意識して行っている、と言う事です。ふざけることで、何か目的を達成しようとしているのかもしれません。
ここを、叱って止めようとしても、根本解決には至らないのです。
子どもの問題行動を抑えたい時、彼らを罰しようとすることよりも、彼らの本当の目的を満たしてあげるほうが、はるかに効果的です。
彼らの目的は何でしょうか?
それはね、ズバリ親であるあなたの「関心」を得ることかもしれません!
「もう〜」 「何やってんの?」 「ちゃんとしなさいよ〜」など、ふざける子どもに、あれこれ言ってもあまり堪えないのは、子どもにとっては、怒られることも 親の「関心」を得ることになるからです。
ちょっと振り返ってみて欲しいのですが、もしかしたら、今までの育児で「ふざける」ことで、親やおじいちゃん、おばあちゃんの「関心」を得てきた経験があるのかもしれません。
もっと小さい時は、ふざけていても、「あはは、可愛いね」「元気だわ〜」とか言っていませんでしたか?それは子どもにとっては「肯定された経験」となります。なので、子どもの側からすると、ただ、今まで「肯定」されていたことの繰り返しをしているだけかもしれないのです。
子どもに悪気はないかもしれない、
今の状況をつくりだしてしまったのは周りの今までの対応の歴史で学んだこと
と考えてみて欲しいのです。
でも、悪気がないかも?と言っても、これをそのまま「許す」ということではありませんからね。そこはご安心を(笑)
小さい頃とは違います。いつまでも、場面をわきまえずにやりたい放題のままでは、親としてはとても困るでしょう。
要するに、勘違いが起こっているかもしれない、と考えてみてください。
昔と状況が違っているのです。昔は許されていたことだったかもしれません。が、今は、お母さんは、本当はとても困っている事を、教えてあげて欲しいのです。
これはね、親の方が案外甘い姿勢のまま、ズルズルとなっているケースも多いのです。
最近のお母さんは、怒るのがとっても下手だなあって思います。
キッパリと厳しさをもって伝えてみて下さい。
子どもを子ども扱いせずにちゃんと伝えるって大事です。あなたが困ってるってことを正直に、率直に伝えていきましょう。
子どもに何も言わないことは、自分の行動が他人に与える影響について「考える必要がない」すなわち「配慮しなくていい」と教えているのと同じことです。
子ども本気で困っていることを伝える覚悟を!
子どもをきつく叱ろうとする時、気になってしまうのは、子どもの心を傷つけてしまうのではないかという危惧だと思います。
そうなんです〜ここがとっても大事で、言い方によっては逆効果になる場合があります。なので、子どものこころに届くような、深く伝わる本気のコトバを、是非考えてみて下さい。
甘いコトバ、優しいコトバは、あまり効果がありません。舐められます。
- 「もう止めようね」
- 「あら?おかしいな〜?どうしちゃったのかな?」
- 「お兄ちゃんでしょ」
- 「お母さんは帰ろうかな」
きつく言うと危険だし逆効果になる場合があります。 脅しになるからです。
- 「あなたらしくないよ」
- 「あなたは、ふざけてばっかりね!」
- 「ダメじゃない!」
- 「もう、お兄ちゃんでしょ?何度言ったらわかるの?」
- 「いい加減にして!」
詳しくは親業訓練講座で理論的に学べますが、このコトバでは親の気持ちが伝わるどころか、子どもの大切な自己肯定感・自尊心を傷つけるリスクがあるのです。
そうなると、子どもはもうこれ以上傷つきたくないと、自動的に「守り」に入ります。こころにシャッターが下ります。
- 「・・・」(黙る)(睨む)
- 「そんなつもりじゃない」(言い訳)
- 「〇〇君だってやってる」(他人を引き合いに出す)
- 「なんでボクだけ怒られるん?」(逆ギレ)
などなど、、
口ごたえに見える事でも、子どもは自分のココロを守るために、必死の抵抗をしているのです・・・。
よくあるのは、この後で、売り言葉に買い言葉みたいになってしまって、親子喧嘩が始まるってことです〜。そうなると、論点が完全にズレていきますよね(これも、アルアルです)
巷に溢れる、親子喧嘩はこうやって起こっていくのです。問題は解決していませんし、お互いに相手を理解することもできていません。
伝え方にはコツがある
こういう時、子どもにちゃんと叱るためにはコツがあります。
「叱る」というより、「お母さんが困る」と伝える事です。
子どもが親から非難されていると思わないで、シンプルに困っているんだ、と感じるコトバが言えると、その後の反応は180度変わりますよ!
その為には、いくつかのポイントがあります。
まずね、「ふざける」と言うコトバを使わないほうがイイのです。なぜなら「ふざける」ってコトバが、親の「非難」を表わしていますからね。そして、子どもにとっては とても分かりにくいコトバなのです。
「ふざける」って、どんな行動でしょう?
それは、「殴る」「ける」「こそばす」「話す」「つっつく」などの具体的な行動を表わしてはいません。
そして、子どもは、ふざけているつもりなどなくて、子どもの立場からすると、ただ「話しているだけ」かもしれないのです。(←これ、あるあるです)
子どもとあなたでは、物事に対する見方・常識・フツーの基準みたいなのが全く違うのです。ここはとても大切なところです。
なので、子どものどの行動がお母さんの怒りに触れているのかを、あるがままに具体的に伝えると言う事が大切。あなたが困っている行動を「限定」することで、子どもは「自分自身」を責められていると感じるリスクも減らせます。(これが自己肯定感が低くなる一因です)
そして、さらにお母さんが「なぜ困っているのか?」も必ず教えてあげて下さいね。
お母さんが受ける影響と、気持ちがセットになっていると、子どもにとって、どうしたらいいのか判断しやすい、とても分かりやすいコトバになります。
そしてね、これが一番嬉しいことかもしれませんが、親が困っていることに協力したい!という気持ちがフツフツと湧いてくるんです。
例)〇〇ちゃんが、アッカンベーをすると、がっくり、情けなくなるわ・・
だって、先生や他のお友達に何と思われるかとお母さんが恥ずかしくって、行きたくなくなるほどだから。。。
子どもへの愛と信頼を伝えるのは、○○しないこと
このメッセージが日常的に使えるようになると、子育ては劇変します。子どもにとって、とてもわかりやすいメッセージなので、子どもが行動を変えやすいのですよ。2歳くらいの幼児でも大丈夫です。
ちなみに、わたしはこの言い方で3人の男の子を育ててきましたが、効果はほぼ100%でしたよ〜
ホントにスゴイ言い方です。でも、実際に使いこなすのには、さらに大きなコツがあります。
それは、親が困っている時のメッセージを出した後は、子どもに「○○してね」と言わないことなのです。
「だから〜〜してね。」 と そこまで言わない!
「指示」しないのです。
なぜでしょう?
ここが大きなポイント!
親が指示しないことで、自分で考えて行動し、自分の行動に責任をとる力が育ちます!これが、自己コントロール力の基盤です。
親から指示をされたことをするのではなく、自分から考えて変えた行動は、自分でとても満足ですし、誰かに貢献することができる存在だと自らの自己価値観を高めます。
この子どもの考えて行動する力を引き出すのが、親のメッセージなのです。
ぜひ、親業訓練講座で、子どもの心に届くメッセージをあなた自身が言えるように学んでみてください。子どもの反応が必ず変わることがお分かりいただけると思います。
親が怒ることで逆効果になる理由
ここで、親が怒ってしまうとどう言う事になるか?なのですが、ふざけている時、お母さんがあたふたと怒ってしまうと、その行動は「強化」される場合がありますので気をつけてください。
ふざける → 構ってもらえる(関心を得る)
と言う構図になる場合があるのです。これって、最悪ですよね〜 なので、私は一度しっかりとメッセージを出したら、後はあたふたせずにスルーしていました。
ふざける → (スルー)
スルーは子どもにとって強烈ですからね。ちょっと可哀想だと思うかもしれませんが、そこを曖昧にすると、本当に困っていることが伝わりません。
メッセージを出す場合は、お母さんもしっかりと覚悟をもって毅然とした態度で接するのがコツです!ここまで頑張って、やっと「ああ、お母さんは本当に怒っているんだな」と、初めて伝わることもあります。
私も頑張って怒ってました〜(笑) 何と言っても男の子3人でしたからね。私が優しい態度で子どもに接していては、私がホンキで怒っているのは伝わらなかったのです!
子どもって、親が本気で怒っていることに気づいて初めて「なぜ、お母さんは怒っているんだろう」って考えはじめます。
なので、親は本気の時は毅然とした態度でいることです。
お母さんの厳しさは、冷たさではありません。それは人としての厳しさであり、厳しさには、深い愛が必要だと思います。
困った行動を未然に防ぐために、普段の生活もコトバを意識する
私は、子どもの問題行動を根本的に解決するために、日常的に子どもの欲求に応えることをしていました。
子どもを「甘やかす」のではないのですが、愛情をもって「温かく」接していました。
子どもがふざけるのは、親の「関心」が欲しかったのかもしれない。なので、また、ふざけたりして「関心」を得ようとしない様に、先に「関心」を与えて欲求を満たしてあげる、という方法です。
いわゆる「日常的に先に構ってあげる」ということを、余裕のある時に心がけていました(笑)
ここでも気を付けるポイントがあるのですが、ざっくり言うと「評価」でなく、「受容」「肯定」を意識してください。(ここの違いはわかりますか?)
これは、静かにできた時や、ふざけなかった時に、私が望ましいと感じる時間に意図的にやっていました。
「今日は先生の話をだまって聞けていたね。お母さん嬉しかったな。ホッと安心したよ。」
とびっきりの笑顔を添えて。そしたら子どものテンションも上がって、落ち着いた顔になっていました。
ただし、この程度の行動に関しては、何度も言い過ぎなくてもいいというのが私の考えです。だって、これくらい出来て当然だと考えているからです。
子どもって、色々で「ああそんな程度で褒めるんだ」って、子どもを評価する大人を評価していますから、そこは要注意です。
「評価」は操作的でありプレッシャーになることがありますから、乱用は禁止です。私はほとんど使っていません。
あとは、普通の生活の中でも操作・コントロール的な言動をやめて、褒めコトバや評価もやめて、子どもの「ココロ」にしっかりと耳を傾けることを心がけていました。
- 何がイヤだったのか?
- 何が不安なのか?
- 何が気になっているのか?
- 何が好きか?
- 何を楽しみにしているのか?
子どもの内面で怒っている世界をちょっとのぞくような気持ちで、子どもの言う事にイチイチ口をはさまないで、話を遮らずに子どもの話を聞ききっていましたよ!
親に話を聞いてもらうと、子どもは必ずだんだん落ち着いてきます。そして、そのうち、とっても聞き上手な子どもになりますよ!
子どもが困っている時は積極的な支援を
さて、もしお子さんが、じっとしていたくても、そうできない場合、すなわち、発達に特性がある場合、凸凹、発達障害かも?という場合、本人にプレッシャーがかかっているかもしれません。
ふざけているように見えていますが、実は本人がとても困っていて、S.O.Sを出しているかもしれないのです。なので、すごく無理していないか?イヤな気持ちをかかえていないか?よく見極めて、話を聞いてあげてください。
その上で、違うクラスにするとか、課題をスモールステップにするとか、その習い事にムリがないか、子どもの状況を見ながら、一緒に考えていかれるといいと思います。
発達に特性のある場合、特にコトバ遣いによっては子どもがあなたの気持ちを誤解する事があるので、特に丁寧に誰にでも解釈できるコトバで丁寧にコミュニケーションをとってあげて下さい。
繊細なタイプ、こだわりが強いタイプは、あなたも話がしにくく、意図が伝わり難いかもしれません。でも、子どもは自分のことを、どう話していいのかわからずに、とても辛く、困っているかもしれません。
「味方だよ」って伝えたいなら、アドバイスよりも耳を傾けるのがおすすめ
そんな時は、責めたりアドバイスしないで、あなたの「常識」は、少し横においておいて、是非、子どものこころの中にある声に耳を傾けてあげてください。
表面的な事柄に焦点を当ててしまうと、本当の問題が見えにくくなりますから、注意してあげてくださいね。
解決を急がずに、本人の折り合いがつくまで、待ってあげる、ということも必要です。
子どもは、自分の事しかわかりませんが、親が親の事情も説明をすると、そこで初めて、親にも親の欲求があると、理解できます。
そして、自分の中で折り合いがつくと、必ず、前に進みだします。
この過程を経て、自分で考えて、周りの人の欲求にも配慮しながら、行動できるような子に育ちます。
扱いにくい子どもは会話が成り立ちにくいから、共通言語としての学ぶ
色々と解説を書きましたが、伝え方や聞き方の具体的な実践の方法については、親業訓練講座で習えます。トレーニングをおすすめするのは、「扱いにくいと言われる子ども」だからこそ、共通のわかりやすいコトバで会話をすることがとても大切だからです。
大人の常識は子どもの常識とは違います!
そして、どんな人でもかならず「思い込み」「自己解釈」があります。
繊細な子どもやあなたとタイプが違う子どもの意図は、他の子どもよりも汲み取りにくくて、あなたの方が疲れてしまうかもしれません。そうなる前に、ぜひ、コミュニケーションを円滑にする「道具」としての「親業」を取り入れてみて欲しいです。
子育ては、実技です。
「翻訳機」としての「道具」を使うことで、驚くほどコミュニケーションがとりやすくなる事もあるのです!
