お母さんはそもそも子どもから愛されている
子育てに悩んだ時、
私は、母親としての自信が全く無くなってしまった時期がありました。
そしたら、それまで何とも思っていなかった「子どもとの距離感」が、やけに感じられるようになったんです・・
微妙なバランスで保たれていた「親子関係」が、
私が、母親としての自信がなくし「強気」でなくなったことで、あっさりと崩れてしまったんでしょうね。
だけど、「親子関係のバランスのとり方」なんて、教えてもらったことがありません~~
一度崩れ出すと、もうズルズルと行き着くところまで行き着くしかないような、
そんな
コントロール不可能な自分や親子関係を、どうすることもできないままに「自分の無力感」をただひたすらに感じていたことがありました。
こういう、
「アリ地獄」みたいな、焦燥感、、、
深いところで感じることはありますか?
愛されてることに気づく
もし、以前の私と同じような焦燥感を感じているのなら、立て直す方法としてお伝えしたいことがあります。
それは、
あなたは、もうその存在だけで子どもから愛されている!
ということ。
「あなたはそのままで愛されてますよ」って、言ってもピンとこない方もおられるかもしれません。
私も、自分の「存在」だけで、母親としては十分なんだと「心から理解」したのは、親業を学びはじめてずいぶん経ってからです。
20年間、子育てを学んできた私が、
今、子どもとの関わり方に悩んでいるお母さんに伝えたいこと、それは、
「愛されてる」と言う事を思い出して欲しい。
生まれてから、ずっと慕われてきた子どもが「わからなく」なる時、
で、「愛」を確かめたくなってしまいませんか?
ま、人間ですから色々と弱くなることはありますが、そこで頭がいっぱいになるとちょっともったいない気がします。
愛されおかん塾のもう一つの意味
「この子が愛せない」
「この子は私を不幸にするために生まれてきたのかなと思う」
と、親業訓練講座の開講日に涙ながらに言われたお母さんがおられました。
人は、誰かを愛しているから、深く傷つくことがあります。
心の一番デリケートな部分ですから、弱くて、もろくて、傷つきやすいのです。
ですが、そんなお母さんは、
「子育てを母親である自分の責任として一手に引き受けている人」だと思う。
私たち母親も未熟な存在だよね。
ここは、もう、
子どもを伸ばす究極のおかあさんとは?
男の子を生んだとき、この子の将来の姿を思い浮かべました。
自分の大切な家族に、惜しげもなく「愛」を「与える」ことができるように育つこと。
そして、そのために母親である私は何をすればいいんだろう???
心理学やカウンセリングや、親業など、わたしなりに色々と心の勉強をし、実践を繰り返す中で辿り着いた結論とは、
ご飯をしっかりつくるより、
家を綺麗にととのえるより、
一緒に遊んであげるより、
絵本をよんであげるより、
受け取り上手な親になるってことでした。
子どもに「愛されてる」ことをちゃんと自覚して、
子どもからの「愛」を受け取ってあげる事が、とても大事なんだと腑に落ちた時、
そしたら、ちゃんと自然に、愛の循環が起こっていったのです!
一方的に与えるだけではない「双方向の関係」が家族力をアップする
おかん塾で目指す子育て像は、
「自分も他者もバランスよく愛することができる子」を育てること。
そして、親も子も、自分の人生を主役で生きることが最終目的です。
親も一人の人間として、人間臭く生生しい気持ちを、癒しあいながら、時にはぶつかり合いながら、
親子共に育ちあえる人間関係のモデルをお母さん自身が家族のリーダーとなり、子どもと共につくっていくのです。
その為には、子どもの自立とともに、親も子どもに依存しないで自立していくこと。
え〜〜〜ホンマにそんなんできるの???
って思いますか?
学びを最強にする3つの要素が揃ってますから、大丈夫ですよ!
よい教科書と、
よい仲間と
よい先生(笑)です。
お互いがありのままに自然体でいられる風通しの良い親子関係があると、
子どもは勝手に自分らしく健やかに成長します。
真に温かい親子関係には、
親子の「対立」を認めて解いていける、WinWinの精神が必要です。
人間関係に「対立」はあって当たり前です。
「対立がない」のは、どちらかがガマンをしているという状況なだけ。
なので「対立」を「ダメなこと」だと思わないこと、
親子であっても「別人格」なのです。
子どもが「親の思惑」とは真逆なことをしようとするのは、当然(笑)
思うように育たないほうが、健全です(笑)
でも、
親と子が、お互いを理解することで、
それぞれが相手への思いやりの気持ちから自分の行動を変えることはできます。
愛を循環できる人へ
家の中で不機嫌でいることを
許されていない子どもは、
家の中でも「仮面」を被らなければならない。
学校のこと、
友達関係のこと、
自分の将来について、
上手く行かない時、
モヤモヤしてる時、
悔しい時、
腹が立つ時、
家の中で、
誰にも気を遣わずにありのままの自分でいられると、
当然、不機嫌。
それは、
家が安全で無ければできないこと。
だけど、親は
子どもが不機嫌であることを許さない。
いつも機嫌が良くて、
仲良くおしゃべりしてくる事を望み、
機嫌が悪いと、
あれこれ、探りを入れて
早く解決しようとするのよね。
これ、
本当に子どもを見ていない事だよね。
子どもが不機嫌であることを
許していますか?
それとも、
家の中で、本当の自分を偽っていて欲しいのかな。
私の両親は、いつもどちらがイニシアティブをとるかで言い争いをしていました。
いつもは父親が勝ち。でも母は時々しっかりと逆襲。
本当に対等で平和であたたかな人間関係は、すごく気持ちいいです。
こんな世界があったんだ〜〜〜〜
それはそれは、創造もしていなかった世界。
そしてね、とっても気持ちのいい世界であるのだけれど、ここに来るまでに、今までの世界とのギャップも感じて味わってきました。
理想の人間関係を達成する中で、いつも、迷ったり、困ったり、立ち止まったり、
自分を許せなかったり、自分にとまどったり、、、
それでも、母親をやっていく、という日常の中で、世代間のギャップを私自身の中で吸収していく、自分の葛藤を、自分の中で消化していくそんな日々を送ってきました。
不器用な愛の連鎖を次世代に持ち越さないために、私の世代でその軋轢を解消したい、それこそが、私の使命。
これ、
わかる人にはわかるけど、分からない人には、ホントにわからない世界ですよね。
おかん塾の受講生さんも、元、勝ち負けの世界出身の方が多いですよ。
そして、私のブログが彼女たちを励ましているらしいです。 お話をしていて、ここに来られる方は、私と同じ思いを抱いているのではないか?
親から受け継いだ子育てを次世代に繰り越さないために、自分の代でなんとかケリをつけたい、と思っている方が多いのではないか?
、、、
ということが、確信に迫るように感じました。
本当に対等でお互いを尊重し合える家族のために、自分の味わった思いを繰り越さないようにしたい、
そんな想いが溢れています。
子どもが、本当に自分の幸せを満喫してもらうために、何の取柄もない、フツウの母だけど、こんな私にもデキる、一番いいことを愛する子どもの為にやっていきたいという思いは、みな同じですね。
私は親の子育てのイヤなところは引き継ぎたくありませんが、それが、なぜ起こるのかがハッキリ分かったので、逆に親の子育ての良かったなと思うところはちゃっかり引き継いでいますよ(笑)
私の子育ては、決して甘やかしではありません。
どちらかと言うと、厳しいです。
でも、厳しく育ててもらったから、社会に出た時に、とても助かることがありました。
フツーに、当たり前にしているだけで、そこそこの評価がもらえたんです。
他人の話を聞くことも、他人を立てることも、黙々と仕事をこなすことも、厳しかった父のお陰で、私には難なくできたので、社会で困ったことがほとんどないのです。
女性で損をしたと感じたことは一度もなく、むしろ、自分は女性であることで恵まれていると思っていました。
私がそんな気持ちでいたからか、本当にたくさんの上司に恵まれて、総合職にまでしてもらいました。
男性ばかりの職場であったのですが、男性ばかりだから私は女で得してるよな〜なんて思っていました。
あ、変な意味ではありませんが、ホントに、全くなかったんですよね。
私は両親の元で「勝ち負け」の中で育ちましたが、それによってイヤなこともたくさんありましたが、彼らのお陰で、社会人生活がラクラクだったってことは「事実」だと思っています(笑)
生活が厳しいと、それが緩まると、すごく生きやすいと思うのです。
生活がラクだと、それが行き詰まると、それだけでストレスになる事があります。
わたしは、自分の育ち方はとても、窮屈だったけどね
結婚してからは天国みたいです(笑)
で、社会にでたとき、緩まるくらいの方が、なので、家庭では厳しいくらいの方が、子どもの将来にとってはやりやすいのではないか?と言う考えを持ったんです。
だから、親がムリしてまで甘えさせなくてもいいんちゃうの?
特に、我が家は男の子です。
将来結婚したときのことを考えると、至れり尽くせりにしているよりも、何も特別なことはしていない方が、お嫁さんに何か特別な事をしてもらっただけでも、とても幸せを感じて、結果的にHAPPYになるのではないかと思っています。
そして、結婚してからの方が、人生長いのだし、自分の家庭で、自分の伴侶と、幸せな家族を作ってくれることが、子どもにとって幸せなこと。
その為にも今、優遇し過ぎずに、最低限のことをするだけのほうが、ゼッタイにいいのかな〜〜〜〜
と、子どもたちのために、
せっせと、ズボラ主婦を極めることに決めました(笑)
ホント、
大変だったわ〜〜〜
そんなおかん生活でしたが、もうすぐ終わりです( ノД`)シクシク…
って思っていますよ(笑)
子育てって、親も悩むしツラい時がありますね。
特に、行き渋りや不登校など、大きな問題があるとき、お母さん自身がかなりのプレッシャーの中で、何だかガチガチになって、身動きがとれなくなっていることがあります。
それでね、そんな「マジメ女子」が気を付けた方がいいと思う事があります。
それは、素直で、真面目なお母さんほど、子どものピンチを一身に引き受けてしまって、腫れ物に触るように接し、結果的に状況をムズカシクしてしまう場合があるということです。
マジメすぎるから辛くなる現代の子ども事情
子育てって、親の姿をこどもは映し鏡のように感じとるところがあるのかなと思います。
これが「親子関係」の難しさで、他の「人間関係」と大きく違うところだと思う。
これは、考え方とか価値観も影響されます。
親が「理想の母親」になろうと、それができずに苦悩する時、すなわち「マジメに間違わないように子どもに接しようとする」こととは、
正解でなくては、ダメ!
正解こそ命!
と、子どもに暗に示しています。
子どもは、「理想の子ども」にならなくちゃ愛される価値が無い、と思ってしまう恐れがある。
これは、「ありのままの自分を受け入れてもらえている」というのは逆の効果になりますから、あなたが本当に望んでいる子育てと、どんどん離れていきます。
見えないプレッシャーの中で、身動きがとれなくなっている子どもは、追い詰められていきますが、実は母親がとってもマジメな完璧主義な場合が多いです。
そう、
親と似てるのです(笑)
母親が完璧主義の子どもは、たとえば、一見ちゃらんぽらんに見えていても、内面はとても繊細な部分があるはずです。
内心では何でもちゃんと出来ないとダメだと思い込んでいるし、周りがどういう目で自分のことをみているかも、ものすご〜〜〜〜く気にしています。
子どもって、ホントに摩訶不思議です。
親なら悩む学校へ行き渋り問題だけど
おかん塾へ来られる受講生さんの中でも、行き渋りや不登校の子どもにどう接したらいいか悩んでいる方は多くいます。
どの方もそれぞれに一生懸命です。母親として、一人でちゃんとしなくちゃって頑張ってきたんだなと、いつもそんな事を、感じます。
行き渋りや不要校の子どもは、外からどう評価されているかをとても気にして動けなくなっている、すなわち「完璧主義」の子どもも多くいると思います。
そして、子どもの「完璧主義」が原因で、学校への行き渋りが起こっているとわかったとき、親は、その「完璧主義」を直そうとしますよね。
「もっと気楽にやればいいのよ」
と、子どもに教えたくなる時、
わかります?
子どもは親をまねるから
つまり、私が言いたいことは、子どもに「もっといい加減でもいいよ〜」って教えたいのであれば、あなた自身に対しても「もっといい加減でもいいよ〜」ってご自分に言ってあげて欲しいのです。
実は、この「正解」「ちゃんと」を求めてしまう考え方から脱出することが一番大事だと思います。
マジメ女子って正論が大好き(笑)
本当に無意識的に「善悪」や「正解」で話をしてしまうクセがあるように思います(経験者)
こういう、何でもアリ(に見える)時代は、マニュアルや正解に頼れません。子育てなどの特に「正解がない問題」が出た時に、どうしたらいいのかわからずに、すごく悩んでしまうわけです。
親としてホンモノであるかが問われている
子育てに正解がないから悩むのですが、正解がないってことは、自分で決めなくちゃいけないです。
で、どうしようか悩むところだと思いますが、結論から言って、こどもにとって、親の血の通ったコトバなら、どれも正解(笑)。
それは、それぞれのご家庭の価値観で大きく違う、それぞれの問題だからです。
おかん塾で学んでいくのは、それぞれの事情や価値観がある人格のある一人の人として受け入れる姿勢です。自分の価値観を伝えたり、相手の価値観を受け入れたりできる、相互理解を学んでいきます。
ですが、他の方の「人生観」「夫婦観」「親子観」も、聞いたり話したりすることで、もしかしたら、今までとは違った景色が見えてくるかもしれませんね。
「まじめにふまじめ」がいい
母親は、ちょっとマジメでない方がいいと思う。
心の余裕があると見方がかわる
子どもの行動が親にとってイヤだな、止めて欲しいなと思う時、
「わたしメッセージ」という親業の言い方で言うと子どもがあっさりと行動を変えてくれることがあります。
だけど、そうではなくて子どもが行動を変えない場合もあります。
親の権力・権威とは?
なぜ、子どもは小さい時は親の言うことを聞くのだけれど、大きくなれば聞かなくなるんだろう?って思う事はありませんか?
それにも理論があります。親になって、今まで、あまり考えてこないまま、無意識的に行っていた「しつけ」が、子どもの立場から見てどのようなことになっていたか、この理論を知ると、もう後戻りできないカンジになるかと思います。
ただ、そこを区別する方法もなく「ごちゃ混ぜ」にして考えていたから、抜け出すことがなかったのかもしれません。
親業で目指す、親子間に不満を残さない問題解決の方法はどのようなものであるか?何をめざしていくのかについても、お伝えしました。
私たち「親」は子どもに対して大きな力を持っています。子どもの心が健やかに育つために、悪影響の少ない方法を使っていこうとするものです。
それは、親の権力を使わずに親の影響力を使って、子どもに必要なコトを伝えながら問題を解決する道です。その前に、権力と影響力の違いをわかっている必要があります。
対立を解く方法がある、ということ
この方法を一度でもご家庭で実践できると、家の中の空気がガラリと変わります。
今までの悪循環子育てから、本当に抜け出すことができる画期的な方法だと、確信が深まる瞬間でした。
対立は2種類あると考える