子どもの自立・自己規律心が育つ家庭環境をつくる親の学び場
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避けられない親子の対立、なぜ子どもは親をムシしたり鬱陶しく感じるようになるのか?

避けられない親子の対立、なぜ子どもは親をムシしたり鬱陶しく感じるようになるのか?

子どもの行動が親にとってイヤだな、止めて欲しいなと思う時、

「わたしメッセージ」という親業の言い方で言うと子どもがあっさりと行動を変えてくれることがあります。


だけど、そうではなくて子どもが行動を変えない場合もあります。

そんな時も、親業では「理由」があると考えます。

お互いの「欲求」がぶつかり合っている状態、すなわち「対立がある」と定義するのです。

この「欲求の対立」ですが、一般的には、親が自分の正しさを押し通すか、または、子どもの希望を優先させていくか、2つに一つの方法が選択されると言われています。

しかし、親業のゴードン博士は、子育てに親のガマン・自己犠牲は必要がない。そんな事をして、いつ、子どもに「他人にも欲求がある」ということを教えるのか?と説いています。

この「対立」を建設的に解いていく方法が、いくつも用意されているのが、親業の特徴のひとつ!何をどう考えるかの具体的なやり方レベルまで提示されているのです。

「対立を解く」ためにとても大切なことは、まずは、親子の間に欲求の対立が起こっている、と認めることからはじまります。

そして、講座では「そもそもなぜ人間関係が悪くなっていくのか?」日頃、私たちの社会の中で当たり前のように行われている一般的な「勝ち負けの方法」についての悪循環についてもリアルに考えていきます。

親の権力・権威とは?

なぜ、子どもは小さい時は親の言うことを聞くのだけれど、大きくなれば聞かなくなるんだろう?って思う事はありませんか?

 

それにも理論があります。親になって、今まで、あまり考えてこないまま、無意識的に行っていた「しつけ」が、子どもの立場から見てどのようなことになっていたか、この理論を知ると、もう後戻りできないカンジになるかと思います。


それは、紛れもなく自分自身が感じていた事だからです。自分が「イヤだ」と感じたことを、子どもにもしてしまっている驚愕の事実に、しばし、コトバを失いながら、受け止める受講生さん。。

 

ただ、そこを区別する方法もなく「ごちゃ混ぜ」にして考えていたから、抜け出すことがなかったのかもしれません。


親業で目指す、親子間に不満を残さない問題解決の方法はどのようなものであるか?何をめざしていくのかについても、お伝えしました。

 

私たち「親」は子どもに対して大きなを持っています。子どもの心が健やかに育つために、悪影響の少ない方法を使っていこうとするものです。

それは、親の権力を使わずに親の影響力を使って、子どもに必要なコトを伝えながら問題を解決する道です。その前に、権力と影響力の違いをわかっている必要があります。


対立を解く方法がある、ということ


親子の対立は、こんなに友好的に建設的に解けるって、私は全然知りませんでした。これはきっと私に限らずに、皆さんもご自分が生まれ育った家で行われいた方法が「スタンダード」となるのだと思います。

 

もう、当たり前のレベルでそこが基準になってしまっていますから、親業講座で習っても、実際に、目の前で、我が子が考えて動き出す様子を見るまでは、それほどこの新しい方法の効果を信用していなかった気がします。

 

この方法を一度でもご家庭で実践できると、家の中の空気がガラリと変わります。

 

今までの悪循環子育てから、本当に抜け出すことができる画期的な方法だと、確信が深まる瞬間でした。


欲求の対立については、次回の講座にて具体的なロールプレイを行います。

対立は2種類あると考える


欲求の対立としては解けない事もあります。例えば、親が「一緒に二人の間の対立を解いていきたい!」と思っていても、子どもがどう考えているかは、わからないからです。「ムリだし」「どーせ上手くいかないよ」「ムダじゃない?」などと思っているかもしれません。。。

また、親の方でも「どうしても子どもに譲るわけにはいかない!」ってこともあるかもしれません。親も人間ですからね。どうしてもどうしてもその方法じゃないとダメなときもあるのです。

そんな時には、どう考えるか?

ここも、次回に考えていきましょう!

親業の方法は、今までとは「真逆の方法」だから、すごく戸惑うことがあるかもしれませんね。

それを乗り越えるためには、しっかりとした「理論の裏付け」と、実際に技能を磨く「訓練」が、あなた自身にとっての大きな自信になると確信しています。

対立は人間関係の真実の瞬間!

ここもやっていきますよ~

今日もありがとうございました。