今日は、親業訓練オンライン再受講クラスでした。
酸受講クラスは隔週の計10回の授業で、子育てライフの5カ月を伴走するお得なバージョンです(笑)
はじめての講座ではなかなか上手くできなかったと言われる「わたしメッセージ」についても、今回はばっちり復習をしています。
親業は、子育てを技能として捉えて、言い方のトレーニングをしていますが、今日は第7回目。いよいよ「対立を解く」方法へと入りました。
子育ての講座の中には、心理学系やコーチング系のもので、傾聴やIメッセージなども取り入れられているものがありますが、この、「対立を解く」というところまで触れられているのは、あまりなのではないかな。
というのは、私たちの社会では、人間関係は出来れば「対立しないように」と考えるのが一般的だからです。
ですが、「親業」では、「対立はあって当たり前」と考えるのが大きな特徴です!
なぜなら、親と子は別々の人格を持つ別の人間だから!
例えば、あなたと子どもとの喧嘩になってしまう時、、、
など、日頃よくある子どもへの不満や悩み事などは、ほとんど対立が起こっていると考えられんじゃないかな。
で、
いくら普段子どもの話に耳を傾けていても、
いくら、自分の事をIメッセージで伝えても、
子どもの成長とともに、親の言うことはだんだんスルーされます。
この場面で「去年の服を着ておきなさい!すぐに大きくなるんだから」と言ったり、「もう、しょうがないわね、」と、イヤイヤ買ったりすると「何となくしっくりこない、、、」ということになって、関係が少しずつ悪くなっていくのですね。
これ、ほとんどの家庭で、すっごくフツーに起こっていませんか?
あまりにも当たり前すぎて、驚くほどですが、でも、日頃の子どもとの関係を考えてみると、確かに子どもへの不満や恨みが出るときって、
一方的にどちらかが決める
こういうことが起こっているのです。
子どもの意見を押し通したり、親の意見を押し通したり、、、です。
ある受講生の方から
確かにその通りです。
子どものために、買い物に付き合い、欲しい服を探し、食べたいモノを食べました。でも散々つき合わされても全然決まらずにだんだんイライラしてきてしまうんです。
それでもう「いい加減にしてよ」って、怒ってしまうと、今度は子どもは逆ギレしてしまい、結局イヤな空気が残るんです。
で、帰宅後など一人でバタバタと家事をしているのに子どもは寛いでいると、
だんだん腹が立ってきて・・。
そういうことだったんですね・・。
この方の例でいくと、初めは子どものいいなりです。
親は強く出ていますが、イヤイヤつき合わされているのに思ったほど感謝がなくて、不満がたまっています。
一方、子どもは服を買ってもらっているのに、親がイヤイヤ買っているのがわかるので、あまり気持ちが良くなく、素直に感謝もできません。イヤな子だと思われているだろうと感じているので、「どうせ私なんて・・」と思っています。
勝ったり負けたりの関係は、その時その時で、双方の意見をバランスをとっている、と思われるかもしれませんが、実際には、一貫性がなく、小さな傷つけ合いが起こっているので、結構疲れてしまうんですよね
これが、
勝ち負けの世界なんです
せっかく、親子でショッピングしているのだし、お金も時間もかけているのだから、もっと、気持ちよーく楽しめるはずだと思いませんか?
もし、今の親子関係がなんだかしっくり来ていないと感じるのでしたら、それは、子どもが悪いのではなく、親が悪いのでもありません。
12月12日、
東京恵比寿の親業訓練協会のセミナールームで、ゴードンメソッド講演会の講師として登壇させていただきました。
会場はほぼ満席!
たくさんの方が私に会いに来てくださいました。
演題は「誰も教えてくれなかった子どもの心の育て方」です。
約90分の講演が終わったあと、たくさんの方がご挨拶だと私の元に来てくれました♪
おかん塾のホームページを通して、親業に出会ってくださった方から、熱~い(笑)お礼のメッセージをいただいて感激!です
今回は、ただ、語りだけでの90分の講演にチャレンジしました。
皆さんの前で、一人で立つことを、やってみたかったんだよね。
ドキドキと、足がすくみそうになりましたが、でも、
みんなに知ってもらいたいの~
親業の良さを~~~~
と言う気持ちを思い出して、語りました(笑)
昨日、講演が終わった後は「こんな無謀なことはもう二度とやらないわ~」と思ったけれど、一夜明けて落ち着いたら、色々と反省点を書き溜めている私がいました。
この講演会の前に、準備としての原稿を書いている時に、過去の出来事を思い出して何度も何度もこみ上げてきた感情があり、一人で何度もウルウルしていました。
2~30年も前の記憶をたどると、かなり心がチクチク。
生々しい感情の記憶がよみがえってきて、すごくしんどかったのです。
今までも、経験談はブログなどで一人でこそこそと書いてきたけれど、今回のように、皆さんの前で暴露(?)するのは、全く違う緊張感でした。
でも、私が一人で持っていた子育ての日々の記録が、皆さんの心に灯をともすものになったのかと思うと、すべてが宝物になった気がします。
チャレンジして良かった。
親と子が対立を通して「一緒に考え」二人とも満足のいく解決策に達すると、深い愛情と優しさの感情を体験することが多い。
対立があっても、お互いが良いと思う解決策で解決された後には、親子は前よりも近づき合う。
対立が消失して気持ちが良くなるだけでなく、自分が負けなかったことで、二人ともいい気持になる。
また、自分の欲求を考慮し、自分の権利を尊重してくれたた相手の気持ちに対し、お互いに温かい感じを抱く。
このように、第3法は親子の関係をさらに深く、強いものにする。(「親業」トマス・ゴードン著 P184より)
子どもが親の事を「ゴミ」と言うのは、
親に変わって欲しいとサインかもしれません。
「ゴミ」とまで言わなければ、
親は1ミリも変わらないから、
数々のSOSを、親が気づかないから、
心を固くして、反発し、嫌がる言葉を口にするのです。
他人に、ましてや自分の親を「ゴミ」と言って、喜ぶ人は誰もいないと思います。
親を「ゴミ」と言う自分をいい気持ちではいられない。
気まずさから、「言わせる親が悪い」と、自己擁護でココロに鎧を重ねるだけです。
子どもに「ゴミ」と言われたくないのなら、
そこに至った背景をじっくりと考えてみるといいと思います。
どんな誰も、自分の親を好きで罵りたくはありません。
すべては防衛本能からくるものだし、
そんなことをさせてはいけないと思う。
例えば、息子の究極のピンチを目の前にして、
もう、ダメかもしれない?という時に、
母親として私に何ができるか?
99人がダメだと思っても最後の一人だけ、希望を持ち続けること、
あきらめないこと、
先のことは誰にもわからないけれど、
みんな、不安だけど、
子どもの人生を根拠なく信じきることが母親の仕事なのかな、って思います。
彼は絶対に大丈夫だから♪♪♪
何もする必要はない
対立の解き方は2種類