新しい人間関係を築こうとすると、
今までの人間関係について、見直す事を余儀なくされます。
正直で率直で、タテにもヨコにもしない真に友好的な関係を築くためには、
子どもや夫のイラっといた言動になんというか?
自己実現講座で習う「対決のわたしメッセージ」も、親業と同様とってもシンプルです。
文法は、
行動:相手の行動を評価・レッテル・憶測を加えずに
感情:感じる気持ちを率直に
影響・理由:自分にどんな影響があるかをできるだけ具体的に
ただ、自己実現講座でのわたしメッセージは迫力が違っていきます!
個人的には、私は、親業訓練講座の第4回目で最初に習う「わたしメッセージ」は「出会いのわたしメッセージ」みたいだと思います。
そして、自己実現講座で習う「対決のわたしメッセージ」は、ほぼ同じ文法のわたしメッセージなのだけど、
「本質のわたしメッセージ」
「渾身のわたしメッセージ」
「魂のわたしメッセージ」
ググっときて、もう、言っているだけでも聞く方もウルウルしちゃうような、そんな深いわたしメッセージになるからです。
これは、この講座の中で、肯定のわたしメッセージ、返事のわたしメッセージ、予防のわたしメッセージなど、それまでに「率直な自己表現」について学んで実践してきているからかなって思います。
自分の感情を許すということ
こう言うと、みんなビックリ!することが多いんだけど、これを体験するとココロがホロホロと解ける感じです。
本当のモヤモヤは、自分が彼らを傷つけること
人間関係は化学反応
人間関係とは、
私から見て信頼できる相手であるか?相手から私が信頼されているか?
どっちも大切で
どちらか一方ではダメですよね。
それではただの独りよがりとなります。
人は、双方が信頼し合っている時に、強い絆となります。
親子関係も同じ。
よりよい親子の信頼関係を築こうと思ったら、
親である私が、子どもを信頼できているか?
子どもから見て、親である私は信頼されているか?
ここを見直していく必要があります。
独りよがりではダメなのです。
あなたのことを「信頼」しているよ。
これをそのままコトバに出して伝えるよりも、100倍子どもに届く方法があります。
子どもに親の愛が伝わるいくつかの方法を体験学習します。
例えば、
子どもに「何も言わない」ということも、そのうちの1つ。
私たちは、相手を心から信頼している時、
何も言わずに済みます。
何も言わないという事は、
何もしていないように見えますが、そうではありません。
何も言わないでいてくれることが、どれほど助かる行為であるか?
こういう事は、普段はあまり意識しないかもしれません。
親のコトバは、受け取った子どものモノです。
何気ないコトバからでも、子どもは、親の人間観や世界観や、親が自分をどのように扱っているか?をくみ取ります。
そういう、日々のちょっとした会話の積み重ねによって信頼関係は決まっています。
親子の会話は「量」ではなく「質」が大事なのです。
近頃の若いママを見てて思う事は、
日常生活が子ども中心になりすぎていて、とにかく子どもに「負けて」いることです。
昔の子育て本に、1歳半ぐらいから「しつけ」をしようと書いてあるものがありました。
それは、1歳半ぐらいになると、人間関係が始まるからだと思います。
私も、長男に「お試し」されたことがありました。
お店でギャンギャン泣いて、自分の言い分を通そうとするのです。
子どもは自分の力をつかって、親に「勝とう」とするのです。
その時、親が「負けて」しまうと、子どもは親に「勝った」方法を学習します。
勝ち負けの親子関係は、1歳半ごろから、すでに始まっているのです。
親子関係の「勝ち負け」は、一度パターンが築かれてしまうと、その関係がしばらく続きます。
ですが、勝ち負けの人間関係は、どちらかの「犠牲」の上に成り立っているので、不安定です。
そして、子どもが「勝ち」、親が「負けて」いるように見えていても、実は、子育てはそれほど単純ではありません。
親のガマンの限界に達すると、最後には「どんでん返し」が待っています。
ワガママを通すのが「当たり前」に育った子どもは、親が時折見せる「困った顔」を知っていますが、自分ではどうしたらいいかわかりません。
親が突然、手のひらを返されるような態度をとった時、子どもにとって、その「仕打ち」はどう映っていくのでしょうか。
子どもの心を傷つけないように、「子ども中心」の生活にしていることは、
子どもに、人間社会の中で自分も相手も大切に生きる為の「良心」や「規律」を教えるチャンスを奪っていることになりませんか?
社会性や規律心は、勝手に身につくものではありません。
親が、家庭の中で「育てる」ものです。
社会生活に大切な自分を大切にしながら他者への思いやりの心を育むための、
心の基盤は、赤ちゃんの頃から、親が家庭の中の日常の関わり方の中で自然に育んであげられると、
私は男の子を3人育てた実生活を通して確信しています。
心を元気に、心を強く育ててあげたいです。
心が育つと、子どもは、自然に聞き分けよくなってくれるし、規律心も育ちます。
心が育つ瞬間のトキメキを知ると、日常の景色が変わります。
子どもとの生活はもっと楽しくできます。
そのことを、多くのママに知って欲しいです。
子どもの心が強く育つように
これは「偶然の賜物」なのでしょうか?
子どもが自らが育つ過程で、どのような人格を身につけるのかは、親は手をこまねいて見ているだけしかできないのでしょうか?
親は自分の願いをかなえるために、具体的なやり方を学ぶことはできないのでしょうか?
この、親のギモンと苦悩に応えるために、一つの解決策として生まれたのが、親業訓練(Parent Effectiveness Training)です。
子どもの健やかな成長と発達を叶えるために、年齢、性別、障害の有無を問わず、どんな子どもの親でも効果がある、普遍的なコミュニケーションの概念と技能を体験学習します。
そして、その講座でまず初めに学ぶのが、そもそも、なぜこれほど「親の愛情がからまわってしまうのか?」という状況把握が学びの一歩のです。
親であることの苦悩のはじまりはコレ?
親であることの苦悩とは、我が子の幸せを心から願っているのに、その想いが子どもに届かずに、反抗・反発、否定されたり、傷つけられたりして、親としての自信を無くしてしまうこと。
子育てに悩む時、この気持ちを多くの親が持っています。これって、もう、心の深く深くに刻み込まれている場合がありますから、無意識に近い感覚なのかもしれません。
親は、時に自分の人生を犠牲にするほど子どもを優先しているのに、人としての尊厳も失うほど自信を失い疲れ切ってしまいます。
「子どもを可愛く思えない」「愛せない」「子どもを傷つけてしまう自分は母親失格」「愛情不足」だと思ってしまう。
愛があるがゆえにどうすればいいのかわからず 自分にダメ出ししてしまうことが、一番の苦しみなんじゃないでしょうか。
親だって人間 子どもの行動がすべて受け容れられないのは当たり前
親業では、まったく違う角度から、親子関係を考えていきます。
子どもの行動を許せない自分も、一貫性を保てない自分も、どちらもOKだなんて、フツーの子育て本とは、違いますよね(笑)
人として対等な人間関係を例外なくつくること
目指すのは、欠点のある一人の人としての親であり、人として対等な親子関係です。
良い母親であろうとして一貫した態度を保とうとすると、子育ては辛くなります。自分に正直でなくなるからです。そして、子どもも親のホンネを鋭く嗅ぎ取ってきますから、お互いにものすごく疲弊するんですね。
子どもは親が思う以上の大きな影響を受けています。
親子関係は24時間365日続く、もっとも緊密な人間関係。なので、人としてホンモノであることが、とても大切になってくるのです。
子育ては理想論だけではできません(-_-;) ←これでは必ず限界が苦し、親も子もお互いが「理想」の元に苦しみます。
親も欠点のある人としての「生々しい人間関係」のなかで、「関係性」を育てていく方法があるんですよ。
「関係性の育て方」なんて、他の育児本ではほとんどが抽象的な概念ですよね。なにより個人差があるものですよね。
人間関係が苦手な人も、克服することができますし、また、もともと人間関係に困っていない人は、理論の後ろ盾を得て、もっとラクに、確実に、人間関係を育てていくことができるんですよね!
モヤモヤする自分もありのままに
講座では、モヤモヤして子どもを受け入れられない自分を「アリ」とするところからスタートします。
そのうえで、今、目の前で起こっている「行動」「事実」に着目します。
モヤモヤしている自分にダメ出ししないで(笑)、今、起こっている全てを肯定しながら、親と子の気持ちに焦点を当てていくイメージですが、気持ちを丁寧にみていくことで、次第に「引っかかっていること」がわかってこじれた関係が紐解けていきます。
人は、自分の経験から「推測」をつけ加えてして、「判断」しがちです。「事実」「行動」だけを捉えて、ここを丁寧に分解する作業は、訓練の第一歩であると同時に、今までの考え方とはがらりと変えていくところなんですね。
自分の思い込みにはなかなか気づきませんが、だからこそ冷静に「事実・行動だけを捉える」練習がとっても効果的です。
ちょっとむつかしいかもしれませんが、ここも訓練次第です!
自分の思い込みやジャッジのクセに気づくことでもあるので、ここが馴染んでくると、過度な不安が整理されて、人間関係がそのものが変わってきますよ。
困っているのは誰?問題の所有者
次に学ぶのが、「問題の所有者が誰か?」という、親業訓練の核心ともいうべき概念です。
自分の問題を自分で解決できる子へ育ってほしいと思っているはずなのに、子どもの問題を肩代わりしていることが多いものです。でも、それでは子どもはいつまでたっても自分の問題を誰かに解決してもらうのが当たり前だと思ってしまうかもしれません。
自分の問題は自分で解決していける!と子ども自身が思える事が、子どもにとっての自信になります。
そしてその力を子どもは持っています。
子ども自身が自分で自分を評価できることが、自立、自己規律、自己コントロールできることにつながります。
誰の問題か?という視点を持つことで、今は子どもに「寄り添う時」なのか?または「向き合う時」なのか?これがハッキリとわかるので、距離感が整い、自然に親離れ・子離れが進んでいきます。
迷路にハマった時に戻る原点があること
子育てには、「頭ではわかっていても実際には思い通りにならずにイライラする、、、」みたいなことが多くあります。
相反する気持ち、矛盾する気持ち、どちらもありながら、葛藤するのが、親としての成長と言えるかもしれません。
親は混乱し、迷ってしまうのですが、その時も「軸となる基本の考え方」があることで、問題をシンプルに整理することができます。
迷ったり悩んだりするときにも、軸となる考え方に基づいて整理することで、問題はスッキリして、次のステップに集中できます。
この心の整理法は、心のコミュニケーションの第一歩。
まずは心を整理して、理想の子育てを実現するための道のりを歩んでいきましょう!
親子関係は、もっとも複雑になりがちな人間関係です。だからこそツールを使って、本当に目指したかった子育てへ向かっていきたいのです。
これでもかと言うほどに溢れている「愛」を思い出してほしい。
今朝、テレビを見てたら、大好きな番組がはじまりました。
それは、NHKで時々放映されている「病院ラジオ」という番組です。(画像はNHKのHPよりお借りしました)
休日の日などに、時々やっている番組なんですが、サンドウィッチマンのお二人が、病院に出張ラジオ局を開設して、患者さんや家族の気持ちを聞いて、リクエスト曲を流すというもの。
この番組がね、ものすご~く好きなんだよな。
今回は、神戸の長田西市民病院ということで、いつもより親近感が持てました!
え!神戸やん~
テレビを観ながら、毎回唸るのが、サンドウィッチマンのお二人の「話の聞き方」です。
病院で出てくるお話は、どれも、命に直結する、想像を絶するほどの過酷な体験。
それを、サンドウィッチマンのお二人は、
優しく
しかも、重くなりすぎず、
しっかりと包み込むように聞いていくのです。
これがね、人の人生に起こるすべてを受容している姿勢なんだなと、感じるの。
ホンマ、
勉強になりますわ~( ´艸`)
自己実現講座は、親業の姉妹版の講座なのですが、親業で学ぶスキルとは切り口が変わり、親であるあなた自身が生きやすくなるための、率直な自己表現の方法を具体的に学ぶ講座です。
同じゴードンメソッドなのですが、切り口が違うと、考える視点がガラリと変わります。
それがね、とても楽しいのです。
今日は「いいえ」を、良い関係を保ちながら言う練習をたっぷりと行いましたよ。
謝らずにきっぱりと「いいえ」と言うのは、とても勇気がいるけれど、言われた方は案外納得してて、「イヤな人だと思わない」という、とても意外過ぎる感想がでていました。
そうなのです。
他人に「いいえ」と言ってもいいんですよね!
ただし、相手を非難したり責めたくないし、いい関係も壊さないように、言い方をしっかりと見極めていきます。
「いいえ」が自由に言えるようになると、人間関係はまたまたガラリとラクに変わっていきます。
その他にも、他人に「協力」を要請したいときに使える、相手に気持ちよく動いてもらう(笑)ための言い方についても、じっくりと考えました。
え~
たった一言なのに、伝わり方が違う~~~
この、言葉の使い方によって、伝わるものがガラリと変わる実感が持てると、最終的には自分でも言えるようになりますね。
言われてみると、納得感がハンパないような、たった一言なのですが、この違いが明確になってくると、得られる未来がまるで変って来るのは「必然」です。
子どもとの関係もガラリと変わってくるのも、当然(笑)だなと思いますよね。
これが親業を学ぶ面白さ。
病みつきになるのです。。。