近頃の若いママを見てて思う事は、
日常生活が子ども中心になりすぎていて、とにかく子どもに「負けて」いることです。
昔の子育て本に、1歳半ぐらいから「しつけ」をしようと書いてあるものがありました。
それは、1歳半ぐらいになると、人間関係が始まるからだと思います。
私も、長男に「お試し」されたことがありました。
お店でギャンギャン泣いて、自分の言い分を通そうとするのです。
子どもは自分の力をつかって、親に「勝とう」とするのです。
その時、親が「負けて」しまうと、子どもは親に「勝った」方法を学習します。
勝ち負けの親子関係は、1歳半ごろから、すでに始まっているのです。
親子関係の「勝ち負け」は、一度パターンが築かれてしまうと、その関係がしばらく続きます。
ですが、勝ち負けの人間関係は、どちらかの「犠牲」の上に成り立っているので、不安定です。
そして、子どもが「勝ち」、親が「負けて」いるように見えていても、実は、子育てはそれほど単純ではありません。
親のガマンの限界に達すると、最後には「どんでん返し」が待っています。
ワガママを通すのが「当たり前」に育った子どもは、親が時折見せる「困った顔」を知っていますが、自分ではどうしたらいいかわかりません。
親が突然、手のひらを返されるような態度をとった時、子どもにとって、その「仕打ち」はどう映っていくのでしょうか。
子どもの心を傷つけないように、「子ども中心」の生活にしていることは、
子どもに、人間社会の中で自分も相手も大切に生きる為の「良心」や「規律」を教えるチャンスを奪っていることになりませんか?
社会性や規律心は、勝手に身につくものではありません。
親が、家庭の中で「育てる」ものです。
社会生活に大切な自分を大切にしながら他者への思いやりの心を育むための、
心の基盤は、赤ちゃんの頃から、親が家庭の中の日常の関わり方の中で自然に育んであげられると、
私は男の子を3人育てた実生活を通して確信しています。
心を元気に、心を強く育ててあげたいです。
心が育つと、子どもは、自然に聞き分けよくなってくれるし、規律心も育ちます。
心が育つ瞬間のトキメキを知ると、日常の景色が変わります。
子どもとの生活はもっと楽しくできます。
そのことを、多くのママに知って欲しいです。