子どもの自立・自己規律心が育つ家庭環境をつくる親の学び場
  1. 今日のおかん塾
 

今日のおかん塾


2025/08/29
働いている母親こそ知って欲しい、厳しさと愛の与え方
私は、今では主婦+アルファの個人事業主ですが、これでも大企業に勤めていたことがありました(←遠い昔ですが、、)。でも、一般職採用ではなく、採用は事務職。そこからの総合職へ転用の雇用だったのですけどね。男女雇用機会均等法が施行されてから、少し経った時ですね。

なので、はじめから総合職で仕事をしている今の社会のお母さんとはちょっと違うかもしれませんが、それでも、まあ、ちょっとは社会で女性が仕事をする大変さを知っているつもりです。

そして、そこに加わるのが母親業。

おかん塾では、今までも、一般企業に勤めている方以外にも、医者や弁護士、行政書士、大学教授の先生などもご参加くださったことがあります。子育てって、本当に大変(-_-;)。みなさん、それまでの人生の中ではじめてと言っていいような「挫折感」や「苦難」をかかえているんですよね。

これはね、つまり、
母親として「少々のことは目をつぶって、どんなあなたも受け入れてあげなくちゃ」という想いと、
一人の社会人としては「こんなに秩序を乱すなんて、とても今のあなたは受け入れられないわ」という厳しさと、

この2つの相反する気持ちを持っていて、その矛盾点や折り合いがついていない時に、抱えきれずに苦しくなってしまうのだと思います。

「子どもの将来のためには厳しくしなくちゃ」と思う人は、優しさや情が湧き出ても、その気持ちをシャットアウトしなければならないし、
「子どもを受け入れなくちゃ」と思う人は、厳しさや律する気持ちを押さえなければいけませんよね。

特に、会社では厳しい人が、家に帰ってくると、

親にやってもらって当たり前に様な態度や言動、
感謝の気持ちを1ミリも感じられない、
しかも、やるべき事もやっていない、自分のタスクも一人前にできていない、
親との約束も平気で反故にするふてぶてしさ、

思いやりのないジコチュウな子どもを言動や態度、やってもらって当たり前のような態度、見ると「こんなことで、この先、社会でやっていけるのだろうか?」と絶望的な気持ちになってしまったり、するかもしれません。。。

もちろん、会社と家庭は違います。

ですが、私としては、お母さんがせっかく「社会性」を持っているのだから、その社会性を家でも十分に発揮して、大きな視野を持ちながら、子どものやる気や社会性も鍛えて行ったらいいのになあ、と思うのです。

ここで言う「社会性」とは、自分で考えて動く力とか、自分の行動に責任を取ること、他者への思いやりの気持ち、問題が起こった時どう解決していくかを考える力、自分も大切にしながら、他人への配慮も同時に持ち合わせて、知恵を編み出そうとする、バランス力などのこと。

他人に媚びたり、自分を曲げようとしない、自分で自分を評価できて、自分で自分を伸ばせる、自己規律心が育っていること。

お家で子どもの社会性を育めるって、最強じゃないですか??

もし、親業を知ってたら、仕事をやめなかったかも

私が親業訓練に出会ったのは、子どもが5歳、3歳、1歳の時でした。皆さんと比べたら、早い時期だったのかもしれません。

私は、自分が望んでいた子育てがこれで叶う!と直感して、飛びついたんですよね。その時思ったのが「これで究極の省エネ子育てが実現できる!」と言うことでした。

どういうことかと言うと、私が結婚して仕事をやめたのは「仕事をしながら子育ては、私には両立できないという」自信があったからです。

だってね、仕事の方が楽しくなるに決まってるじゃないですか~~

←仕事はがんばったら成果も出るし、評価も上がるし、スキルも身につく。大変なこともあるけど、自分も鍛えられるし、周りの人たちに支えられる。社会とつながっていられる。収入が手に入る。キャリアが積み重なって、自信が持てる。地位が築ける。などなど。

きっと、子どもを持っても、仕事に夢中になって、子どもの事には気が回らずにそっち抜け(-_-;)、気づけは、子どもと心が通っていない、ほったらかし、、、みたいなことになるだろう、と言う自信がありました。

でも、自分のメンタルでは、この先は、よくて「そこそこ」で大したことはできないとも身に染みてた(-_-;)

だから、この唯一無二の存在になれる「母親」と言う仕事を、自分なりに追求してみたいと思いました。

私はどちらかと言うと、一つの事について掘り下げて考えたいタイプなので、当然子育てについても自分なりに研究(?)が始まって、本を読み漁りましたが、結果的にはこれと言ったものは巡り合わず。唯一あったのが、内藤寿三郎先生の、育児の原理と言う本でした。子どものセルフコントロールを育てるという所がすごくビビット来て、こんな子育てをしたいと思いましたが、結果的には実現できませんでした。

イメージはあっても、具体的な方法論がなかったからです。

あ、内藤寿三郎の本は、今では評価されているんだろうか????

子育てに必要な母性と父性

内藤寿三郎先生とともに、私の子育てに大きな影響を受けたのが、河合隼雄先生です。

河合隼雄先生は、子育てには「母性」と「父性」のどちらもが必要と言われています。全てを受け入れる気持ちと、ハッキリと遮断する気持ち。

この2つの気持ちを、子どもの自尊心を傷つけるリスクを最小にできる言い方で、子どもに教えることができるなんて!本当にすごいやり方だなあと、当時の私は親業に飛びついた!

、、、という経緯をふりかえりつつ、だからこそ、働くお母さんこそ、コミュニケーションの技法を身につけて欲しいなと、強く思うわけです。





2025/08/28
違和感だらけの講座ですが、はい、それで大丈夫なのです。

7月下旬の、ちょうど一か月前に開講した、親業訓練講座水曜日午後クラスの第4回目のレッスンが終わりました。

 

お盆休みを挟んでの、3週間ぶりの講座だったので、みなさんは「お久しぶり~」からのスタート。ちょっと時間が空いちゃったから、メソッドへの意識も遠のきがち(笑)ですが、ええ、大丈夫ですよ。それもまた「学び」です(笑)


そしてそして、ああ、待ちに待った第4回目!!←それ程、待ちわびたのは、今回から、親がモヤモヤした時の対処法や、子どもへの言い方、伝え方に入っていくからです。

 

今回参加されている方も、高校生以上の子どものお母さん。

  

今まで長年、悩み抜いてきた「子どもの行動が受け入れられない時の対処法」を学ぶのですから、ドキドキと期待も感じる第4回目なのです。


高校生の子どもに、例えば勉強やスマホ、生活の様子全般について、気になる事を何と言っていくといいか?


ここは、一筋縄ではいかないのは、わかりきってること。ですが、安心してください!(←古い?)この、一筋縄ではいかない思春期の親子関係も、本気で改善するために、あきらめず切り込んでいく方法をお伝えしますね~


子どものやっていることが許せない時、

親はどうしたらいいのか?

 

放っておくしかないんじゃないの?

 

だって影響もないし、、、

子どもの問題だし、

親には関係ないし、

 

でも、それで本当にいいのかな????

 

頑張ったら放っておけるけど、、、

 

などなど、今回も溢れる想いがいっぱい出てきましたね。うんうん、色んな感情が湧き起こるね。

 

その中には、自分の気持ちや本心もありますが、「~でなければならない」みたいな、ある種の母親としての正義感?強迫観念?、、、うーん、よくわからないけど、そんな「~せねばならない」のような気持ちもある事に気づいていきます。


で、で、

ここからが本番!

 

皆さんの中の「~であるべし」の「思い込み」にも触れながら、今の状態をどのように「親業のメソッド」に落とし込んでいくのか?ここをシンプルに順番にレクチャーしていくのです。


ですが、
次々に出てくるギモン?質問?自分の感情??など、そう簡単には「メソッドの型」ハマっていけない事もあるのは、それだけ、今まで持ち合わせていた「子どもへの接し方の概念」からかけ離れているからかもしれません。

ホントに、下手したら、180度ひっくり返るくらいのビックリ感ですからね~

それは当然のことなんですよね。今までも「それだけ真剣に子育てに向き合ってきた」と言う事ですから。

この、混乱する時間こそが、大切な成長の時間となってきます。

疑問、質問、葛藤、全て抱えて、母親は人として成長していくのさ!

衝撃の第4回目。

今まで、対人関係や子育てで悩んだり「どうして上手く伝わらないのかなあ?」と思っていた人は、人生や人間関係がガラリと変わる最初の一歩になってくると思います。

スマホや勉強は子どもの問題だから、ほっておくべし?

 さて、高校生の親にとっての、子育ての悩みの堂々第一位は

 

一日中スマホやってる~

 

ってことです。


もうね、毎回毎回、同じケースが出てきますよね。スマホやネット、ゲームについてどうしたらいいのか悩んでいて、講座を受ける人がほとんどです。

 

講座では、この悩みは自分だけが悩んでいたわけでなくて、皆さんも同じようなことで悩んでいるんだと思うと、とりあえずホッとするみたいです(笑)。「ああ、こんなに悩んでいるのはウチだけかと思いましたが、なんか安心しました」と。これも毎回聞くセリフ(笑)

 

そして、そして、そこからの「メソッドへの落とし込み」となります。

 

親業訓練は、メソッドに落とし込む過程で親としての気持ちが少しずつ確実に整理されていきます。受講生の方同士で学んでいく過程を経験することが、親の主体的な学びとなります。


子どもへの声掛けは、その場しのぎの言い方ではスルーされるだけです。根本解決のためには、とにかく、自分の中にあるもので、考えて行かなくちゃならないのです。私も、そのプロセスを大切にしています。

 

が、

 

もちろん、伝え方を知ったとて、そんなに一足飛びにスマホ問題は解決されるはずもありませんし、引き続き、気持ちはグラングランと揺れ動くことも多いのです。

 

親業訓練では「~であるべし」例えば「スマホ問題はもう子どもの問題として受け入れてあげましょう」とか「親としての基準」がありません。

 

まず、ここで揺れますよね(-_-;)


でもね、これは、子どもを子ども扱いしない、親が親ぶらないからです。そして、今までの親主導の言い方や子どもに負けてしまう態度など、子育ての考え方を180度変えていきます。

 

戸惑いはあって当然ですし、心がついていかない事もあるかもしれませんが、その戸惑いを受け止める私がいるわけで(笑)安心してくださいね(笑)


スマホに関してもですが、子育ては答えが一つではありません。

  

それぞれの家庭環境や親の考えや、価値観、周りの家族の状況、なんなら気分によっても、変わっていく私たち。

 

いや、でもね、親も一人の人間なんですから、コロコロ感情が変わるなんて、当然じゃないですかっ!

  

その、変わりゆく状況の中で、愛があるからこそ思い悩む自分を大切に感じながら、子どもに何を望み、何をどう伝えていくのか?ここをやっていかなくちゃ、思春期の生意気な息子にとても太刀打ちできませんからね。

 

そのために、愛を伝える「道具」を使っていきましょう。


自分で判断できるようになる為のメソッドです。

 

親が学び、自分と子どもとどちらも大切にしながら、愛を届けられる人へ成長することを、あきらめないでやっていきましょう!

 

それにしても、自分のやり方を変えるって、本当にしんどいことやな。本気で、真摯に、向き合っているからこそ、講座では受講生の方が感じる「違和感」もバンバン炸裂することがあります。ええ、これで良いのです。 

 

違和感とは伸びしろですからね。

 

期間中はしっかりと指導していきますので、どうぞ、安心して揺れて下さい(笑)。


学びが深まるたびに、どんどん親子のフェーズが変わっていきます。

 

学びを伴走いたしますね。


2025/08/27
心を癒し、育ち、磨く

心を癒し、

心を育て、

心を磨く。

 

甘いだけの子育ては、私はイヤだな、って思っていました。

 

子どもを王様にしたくない。

 

そんなことをしたら、私は子どもを愛せなくなってしまうやん。。。

 

そう、直感的に思ったんです。

 

だって、私は甘やかされて育ってないからね、、、

 

そして、どちらかというと、子どもは苦手。

 

いや、すごく苦手。

 

ジコチュウな人は大の苦手で。

 

そんな私が、子どもの「ワガママ」を、この先もず~~~~っと、許せる生活を送れるわけないやん(泣)


そう思っていました。

 

なので、

そんな「ワガママな人苦手」な私が「親業」を知れて、

ほんとにラッキー♪

 

親として、何をしていれば大丈夫なのか?最低ラインがわかっていたから、安心して「厳しく」育てられたのです。


勉強

受験

クラブ

朝練

忘れ物

などなど

 

「ちょっと冷たいんじゃないの?」って思われるんじゃないかなって、自分で思うほどでしたが、(←ナゾの罪悪感を感じて)


ですが、ほとんどすべて「子どもが問題を持っている事だ」として、対処しても大丈夫だったよ。

 

親として、なんかやってあげなくちゃいけないんじゃないかなって、思う時にも、

 

よーく考えて、

 

「問題の所有権」を取り上げずに済んだ。

  

というか、「サポート役」に徹することができた。


、、、、と思うよ(笑)←実を言うと、それほどカッコいいものではなくちょい疑問が残りますが・・・

 

まあ、

「サポート役」というほど、大したことはしていないのだけどね、

それでも、

 

 「彼らの邪魔をしない」という、

一番大事なコトは、何とか、果たすことができたんじゃないかなって思う。これだけでも、上出来なのだ~♪

  

誰の問題なのかわからずに、ごちゃごちゃになって、

彼らの成長させない選択をしていたのを、

まぬがれた・・・

 

私が思うよりずっと、子どもは「自分の可能性を伸ばす力」を持っていたと、今は心から言えるのです。

 

人は、子どもの持つ力をかなり過小評価しているのかもしれない、、とさえ、自然に思えるようになりました。

  

自分の子どもを

別の人格のある、

別の人だと

自覚を持つことが、親としての学びの道。

  

親として、することは、ただ、別の人としてありのままに受容すること。

  

子どもにやってあげなければいけない事なんて、何もなくて、やらなくても、大丈夫で、

  

むしろ、


やることによって、逆効果になる事があるから、

やってあげない事を、やってあげる方が、子どもの育つの為には効果的~~~

 

って、困っている方にはぜひ教えてあげたい(笑)気分なのです。

 

約20年間、3人の個性の違う息子へ、何もしない育児は「実験」と「検証」の繰り返しをしてきての結果ですから、私なりの確証。

 

そしてね、

私がやったのは、洗濯とご飯&お弁当づくりと、子どもの話を聞くことと、喜怒哀楽を豊かに、ありのままの私をそのまま見せる事だけ。

 

子どもの話を聞いていることが、私にとっては何よりも本当に楽しかったことなんですよ。

 

子どもの純粋でやわらかい気持ちに触れながら、

 

何を見て、

何を考え、

何を学んでいるのか?

 

そおっと、

そおっと、

彼らの大切な心を傷つけないようにしながら、私だけに見せてもらったのは、愉しすぎる宝物のような時間でした。

  

ムクムクと、

心が成長する様子が見えた、愉しい時間。

 

今では

私の癒しは、もう、あまり必要なくて、彼らは自分で自分を完璧に守れて(笑)

 

私とは今ではそれぞれの考えや経験に刺激をし合える、同志のような存在になりました。

(と思う)

  

ぶつかっても、ビクともしないと、思い切ってぶつかれるし、そんな、お互いの価値観を交わし合う「激論」ができる関係が、超楽しい♪♪

  

心は癒され、育ち、磨かれる


幼い子どもの心を大切に守り、育ち、そして磨き上げる「秘訣」をぜひ、あなたにも届けたいです。



2025/08/26
おやつを買ってと言われた時、ホントはイヤだけど親は子どもの為に買ってあげるべき?
「買い物の時に子どもが『おやつを買って〜』とせびってくるんです。前に私が、私の事情でおやつを買ってあげた事があるから、それで味をしめて、また言ってくるようになっちゃったんです。どうしたらいいでしょうか?やっぱり買ってあげるべきでしょうか? 先に買ってあげた私が悪いし。 でも、なんだかそれも嫌なんです。」

 

上記のような質問をいただきました。


このお母さんは本当に、真面目に子どもに向き合おうとしているんですよね。だからこそ、悩みがいっぱいになるんです〜

 

子どもの「わがまま」は、以前、私が買ってあげたから?

こうなったのも、私の責任。

でも、それは本当は私の本意ではないんだけどな。。涙

 

で、買うか?買わないか? どっちにしたらいいか、迷ってしまうのです。相反する2つの気持ちに、どう折り合いを付けたらいいのかわからなくなり、「正解はどっち?」となります。


子どものよりよい成長のためにも「正解」を求めたいからこそ、心の中のモヤモヤがいっぱいになるんですね。

 


おやつを買ってあげても、買ってあげなくても、どちらも葛藤がうまれる

おやつを買っても買わなくても、どちらも子どもにとっての悪影響がある可能性があるかもしれません。子どもがどのように育つかは、誰にも分らない事です。


でも、頑張って想像力を働かせて(笑)、どんな悪影響があるのか考えてみますね。 


  • 買わなかった時 

急におやつを買わなくなったら、どんな影響があるでしょうか?


まず、お母さんがなんだか「申し訳ない気持ち」になって「罪悪感」を感じますよね(笑)


「以前はおやつを買ってあげたのに、今回は買わないと、それじゃ、親が「一貫性」を欠くことになってしまうんじゃないの?買ったり買わなかったりして、それって、子どもにとって、どうなん?子どもに何と言って説明しらたいいの?」

 

 こんな時、親は「買わない理由」を説明しようと、あれこれともっともな理由を考えるもの。それで子どもが納得すればよいのですが、おやつを買ってもらえない理由が良く理解できなかった場合は納得ができないかもしれませんよね。

 

説明しても納得しない様子を見ていると、そのうちに「なんでわからないの?」「もう〜」っと、親がイライラしてしまって、最後には高圧的になるかもしれません。


子どもにやり込められた感が残ると、子どもは不満に思うかもしれません。

 

  •  買った時
じゃあ、おやつを買ってあげた場合はどうでしょう?

「一度、子どもの欲求に従って買ってあげると、これから、ずっと買わなくちゃいけなくなるかもしれない・・ 前回は、確かに買ってあげたけど、ずっとそれをされるのもイヤだし、とても困る。。。  ああ、どうしよう????」

 

今度は、お母さんに、安易におやつを買ったことでの将来の不安が生れてきます。

 

子どもは、自分の欲求が通ったので、満足していますが、「また、欲しい時にはいつでもおねだりしよう」と思うかもしれません。

そして、いつも自分の欲求どおりに買ってもらえると、ガマンすることを覚えません。

 

ここで、一番気になる事は、親が何となく不満気でイライラしていることです。こういう親の態度を子どもは決して見逃しません。

  

自分の要求が通って、おやつを買ってもらってご機嫌なはずなのに、何となく、面白くありません。なぜって、お母さんがどこか不機嫌だからです。

  

親がプンプンしていると、子どもは面白くなくなります。そして、親の本心がわからない時、子どもはどうしていいのかわからずに、身動きが取れなくなる場合があります。。。。

 

子育ての正解は、その都度かわる

 ここで「じゃあどうすればいいの?」と子育ての正解を知りたくなりますよね。ほとんどの方がそうだと思います。


私たちは、つい、「何が正解?」とあれかこれかの「白か黒か?」の「二極思考」で考えてしまい勝ちです。子育ても「正しい」「間違ってる」の二極で考える傾向がないか?考えてみて下さい。


例えば、夫と育児についての意見が食い違っている時など、

 

私の方が正しいか?

夫の方が正しいか?

 

と、こんな風に考えてしまっていうことはよくあると思います。


これは、どっちが正しくてどっちが間違っている、〇か✖か、というように、「勝ち負けの関係」になっていると言えると思います。

 

そして、この方法では限界があるのかなと感じます。なぜなら、負けた人は、がなんとなくおもしろくなくて、不満が残るからです。

 

まあ、相手が不満に思っている事がわかっていても、だからといって引き下がると今度はこちらが負けて、イヤな想いをすることになりますから、それはできないし、世の中はそんなもんだと思うかもしれませんね。

 

だけど、この考え方こそ、人間関係が崩れる元凶となるものです。

 

勝ち負けで考えない方法で、子育てがシンプルになる

 

どちらが正しい、どちらが正しくない、という方法では、後味の悪さが残ります。

 

そして、ここで提案したいのは、あきらめないで、もっと違う方向を目指していこうってことです。そうすると子育てはもっとシンプルにできます。

 

それは、親子が困っている時には、勝ち負けで解決しないで、お互いが協力しながら一緒に考えていく方法です。

 

親子の関係性を盤石なものにして、その上で、お互いの成長を支え合っていくのです。ちょっと抽象的かもしれませんが、親子の関係性さえできていれば、子どもの心は健全に育ちます。

 

問題はその関係性を「本物」にすることです。

 

  この場合も、単に「買ってあげる」 とか「買ってあげない」 でなくて、「その時にあわせた子どもとの関わり方」 で考えることをおすすめします。

 

「親がどんな風に自分と関わってくれたか?」という経験から、子どもは「他人との心の通わせ方」を、覚えるんですよね。

 

なので、ここで大切にしたいのは、親としてホンモノの人である、という事です。

  

例えば、おやつを買ってあげたいなあ、と思うなら、買ってあげたらいいですし、今日はイヤだと思うのなら、「イヤ」と言えばいいです。それでも子どもがおやつを要求してきたら、一緒に話し合います。

 

「今日はお金がないから」など、気になる事があるなら、それを正直に伝えます。そして、親子で今をどうするかを一緒に考えるんです。

 

本音で話すことで、子どもが考えますし、「じゃあ、明日まで待つ」「半分だけ」など、どちらも納得のいくいいアイデアが生まることもあるんです。

 

 

なので、本当の問題は、子どもとの話しの流れ、展開の方法、もっていきかた、即ち、子どもとの対話をどのようにするか?ということですね。

 

子育ては、親が子どものことをどんな風に思っているか、子どもの事をどう扱っているかがとても顕著に現れます。 

 

子どもが小さいから、親がいい方法を示してあげなくちゃいけないって思っている方がおられますが、私にしてみると、子どもの力をあなどっているのは、大人の方だと思うのです。

 

 

子どもを尊重しようとして甘やかしになっていませんか?

 

最近、子どもの言いなりになる、子どもを「尊重」しているといいながら、「甘やかし子育て」が多いような気がします。

  

子どもの欲求を全て叶えてあげるのは、子どもに「自分の欲求をかなえるために、他の人の欲求には配慮しなくてもいい」と、子どもに教えていることになります。

  

これでは、こどもは親や大人にやってもらって当たり前、他人に純粋な思いやりを持つ人には育たないのではないでしょうか????

   

「子どもを尊重する」を、はき違えていませんか?

 

 私は、「自分が真っ先に優先されるのが、当たり前」と考える子どもを育てたくはありませんでした。

 

 他人へ配慮できて、他人の喜ぶ顔を見るのが幸せで、でも決して自己犠牲ではなく全ての人を対等に感じることができて、そんな自分を自分で誇れる、本当に自立した、強くて優しい大人に育ってほしかったのです。

 

 

 


2025/08/23
日常生活の、ちょっとした言葉。

正しく言っているつもりだったのですが、
メソッド通りにシンプルに言葉を組み立ててみると、

おもわぬ修正されて、ビックリ。

ホンのちょっとの言葉の使い方で、
伝わるものが、これほど違うと、新たな発見が得られると、

そこから、また自分の心のクセがあらわれてしまいます。

心のクセは、
意外と強力で

何度も繰り返し言ってみようとしても、なかなか言えないこと。

言葉には、
潜在的に感じている、あなたのホンネの意識がチラっと表面化します。

そういう時、メソッド通りに伝えているつもりでも、相手には別の意味合いも加わって伝わったりして、あなたの意図が100%は伝わっていない事が多いのです。



2025/08/06
正解を求めず自分の感性を思い出す
いつもいつも、
迷っていて、

それが一つのパターンになっている事を
迷いを話していくうちに
自分で理解していく。


どっちが良いか?
どれが正解か?
どうすべきなのか?


ピンチの時にこそ、求めてしまう事と、
それすらも気づかず


悩みは繰り返されてしまっていましたから、

常に迷っている、
自信のない状態で。


そう、大切なのは、
まずは親が自分を取り戻すことです。


正解を求めて、
正解を探すことをやめて、

自分の幸せに目覚めて、
自分の感性を回復することを始めなければ、


自分らしく生きる平穏は手に入りません。


おかん塾での学びが、お役に立てるはずです。



2025/08/05
今日は、夫が仕事がOFF。

自動車免許証の更新に行きました。私もついていって、しばらく買い物をしながら時間を潰そうということだったのですが、なんと予想外に更新手続き終了。

お昼もまだだったので、気になっていたおうどん屋さんに行こうということになりました。

車で2時間程度かかります。

おうどん屋さんのそばに、夫が好きな播州ラーメンの名店があります。

ここは、去年の夫の誕生日に、どこに行きたい?と聞いたらこのお店をリクエストしてきたお店。播州ラーメンは醤油系の甘口のラーメンですが、夫は豚骨ラーメンが好きだと思い込んでいました。

そんなに好きやったんや~

と思いながら、実はどちらも行きたい夫。

おうどん屋さんでは、いつもはかやくご飯がついた定食を注文するところですが、今日は単品で注文。

それでも、しっかりと一人前です。

そ、し、て、

食べ終わってから、ニヤリ、、ん?行く気満々ではないですか!!!!

そして、私にも誘ってきます。

そう、ここの播州ラーメンは醤油系でとてもあっさりしていて、軽い。なので、2杯食べる人もいるほどだそうで。

「私はお腹いっぱい」

「でも、せっかくここまで来たから、いかへん?」

「え?二人で一人前を頼んで一緒に食べるの?」

「いや、それはお店に失礼やから、2杯たのむ。もし食べられへんかったら、残ったらオレが食べるから」

以前なら、どうしようかと迷っていた私。

ここまで誘ってくる夫を断ると、付き合いが悪い気がして、乗っていた。多分。。誘惑にも負けてた。。。

そして、
うどんを食べた後の、まあお腹がいっぱいのところに食べるラーメンに、いつもとは違うなんとも罪悪感を感じながら箸をつけ、
それでも味の濃さとのど越しの良さにお箸がすすみながら、どこで残そうと思いながら食べ、、

その後、パンパンのお腹をかかえながら、
美味しく食べられなかったラーメンが勿体なくて、
誘惑に負けた自分に幻滅し、
同じ過ちを何度も繰り返した自分を反省して、

思いっきり夫に対して不平不満をたらたら言い募っていたと思う。←ぜったいこうなっていた(確信アリ)

はい、智子さんは
今日は断った!

やっと、夫の誘いを断る事を覚えた私!

「わたしは、いいわ。いかない」
「私が行かないと、一人では行かないの?」
「いや、全然!」
「じゃあ、行かないね。車で待ってるわ」

実は、今日のおうどんは、私の好みではなかったので、味の満足度は低めだったのだけれど、
お腹はいっぱいになってたからね。

まあ、OKとする。

一人で播州ラーメン屋さんに入った夫は、
その後、満足気に店を出てきました。

「私はおうどんは、もう少しもっちりした方が好きやから、〇〇の方が好み。今度は、〇〇に行こうね」

めでたし。めでたし。



2025/08/04
自分を甘く見ないし甘やかさない
親業訓練講座には、宿題が出ます。

提出は「自由」です。大人の勉強は強制されることはありません。

学びは「主体的な行為」であるとき、最も効果があがるもの。

ですが、出して下さると嬉しい!。ありがとうございますとお礼を言いたくなります。宿題は書くことでたくさんの気づきがありますし、私にとっても嬉しいものです。

そして、詳しい内容については、ここでは触れませんが、その内容を読みながらじ~~~~~んとしてしまいました、、、。

ああ、苦しかったんですね。

宿題を拝見していると、親業訓練の初めの一歩である「モノの見方」の訓練だけでも、これだけ感じ方が変わるんだなと、可能性を感じることがあります。

ゴードンメソッドはすべてに意味があります。ということは、宿題にも意味がある??

その習得する過程そのものが、その方の親としての学びになっていくんですね。

やり方をかえることで必ず感じる「違和感」。

今までのやり方を変える事は、違和感だらけです。

これは、全く違う世界を生きようとすると、当然の事ですから、この「違和感」を、私たちは乗り越えていく必要があります。

ですが、往々にして「え?思っていた事と違うよ!!」となります。つまり、思ったようにならないし、思ったようにいかない(笑)

この時、「あ~失敗しちゃった!」と思って焦ってしまうと、、、、

せっかく学んだ事が元通りになってしまいます。

ま、それはそれで、一つの学びになるので(←失敗した!と思う気持ちを発見できるから)ムダではならないのですが、

この時に、「失敗した」と考えるのではなく、「他の考え方」もあると知ると、少し感じ方が変って来るかもしれません。

この時、支えになるのが、自分以外の感じ方を持つ人と共に学べる場です。

ダメだと思っていたことが、「え?それもあり?」と思えると、自らの殻を出て感じてみるリアルな体験が積み上がってきます。

自分責めが収まらない時は、キュッと固くなっているものだし、グルグル考えてしまう思考のクセは、簡単には解れていかないかもしれません。

でもね、私はひっくり返せることも知ってるし(笑)

それが効果的に出来るのは、複数人で学ぶグループレッスンと、どんな自分も受け止められる心から吐き出せる場があるからこそ。

この作業を丁寧に重ねていくことで、人は、ずいぶんと、感じ方や考え方が変わっていくようです。

宿題には、この違和感をたくさん出してほしいな(笑)

嫌な自分と向き合うのは、本当に苦しい作業かもしれませんが、

ですが、私は、自分への愛と自分への深い信頼があってこその作業だと思っています。

自分を甘く見ないで、甘やかさないで、いきましょう。


2025/08/03
昨日は3か月ぶりにお会いした方と、久しぶりにガッツリとメソッドの復習をしました。

今年の5月に教師学講座をご一緒した方です。

あの時の集中4日間の、ガンガンとしびれるような学びの場をまずは振り返って共有。本当に楽しい講座だったなあ~

で、親子関係はまずまず良好(笑)なご様子、、、、なのですが、
そうは言っても、日頃、一人では悶々としていたことがあったそうで、私の元を訪ねてくださいました。

どんな話かなあ?と思っていると、、、

あ、そこね(笑)

一人では悶々としてしまうことも、他人と話すとアッサリと紐解けることも多いように思います。それは、どうしても「近視眼的」になってしまって見えないことと、今までの歴史からくる「思い込み」もあるのかな。

なので、いつも言っている「メソッド通りに」なのですが、その「メソッド通り」がなぜか一番難しくて、あれこれと自己流の解釈が入ってしまうんでしょうね。

「私だったらこう言うかな?」なんて話をしたら、

彼女は、一瞬キョトンとして、目をシロクロさせながら「言っていいんですよね」と言われていました。私の言い方がなんとも斬新だったようです。

こういう会話は、講座内ではわざわざは言わない事かもしれません。必要なことは教科書に書いてありますし、それ以外は極力「言わない」のが受講生の方の考える力を奪いません。

講座時間は、受講される方がその場で自分で体感的に学び取る時間として、その時間を邪魔はしないのが、ゴードン博士がつくった「親業訓練の鉄則」だからです。

でもね、すぐに「正解」が欲しくなる私たちにとっては、ここが鬼門(笑)なんですよね。

ですが、この「自分で考える」を繰り返すことで、自分の軸ができていくし、メソッドも深く習得できていくようです。

他人と話をしたり、ノートに書いてみると、勝手に自分の頭でかなり考えていますから、そういう事の一つ一つが学びに積み上がっていくと感じます。この辺りまで学びが深まると、私の個人的な経験も、一つの事例として受け取ってもらえます。

昨日は、モヤモヤを書き出して、一つ一つを整理していくお手伝いをしましたが、すると、ほとんどの問題が1つに繋がっているのが浮かび上がってきました。

表面的な問題も丁寧にあつかっていくことで、その根底にある問題が見えてきたら、なんと!他の事は気にならなくなっていったそうです(笑)

まあね、

不思議だけど、

これもあるよね。

たくさんのお土産を抱えてきてくださり、
楽しい時間でした。

ものすご~く美味しかった!

ありがとうございました。また、学びの機会があれば嬉しいです。



2025/08/03

子どもの機嫌を取る親が増えていると聞きました。


それは、不登校にならないかという恐れから、なるべく子どもがストレスなく毎日を過ごせるようにと、親として、体制を整えてあげる。


これが、今の親の仕事、、なのだそうです('◇')ゞ

え?そうなん????

私としては、ビックリです。

そんなことをして、子どもにとって本当に良いことだと言えるのかな。

その行為は、
「親が自分の機嫌を取ってくれて、当たり前だと教えているのと同じこと」なのだと、ゴードン博士は説いています。

一見、よい親に見えるかもしれないけど、
じつは、モンスターをつくっているかもしれない。。。。。

ホンマやなあ=

そして、私の場合、

子どもの機嫌を取っていても、そんなにすんなりとは動かない子どもに逆にイライラしてしまうのがオチ

あなたのためにと、機嫌を損なわないようにすご~く気を遣っているのに、

なんで、この子は動かないの?
わからないの?????
こんなにやってあげてるのに!!!!

挙句の果てに、「やりにくい子ども」とレッテルを貼って、とりあえず、「私が悪いんじゃない」と、心を落ち着かせる


ああーーーーーーーー


以前の
わたしの事だな(-_-;)

子どもの機嫌をとっていても、ますますつけあがっていく子どもに、耐えられるだけの「精神力」は

昔の私にはなかったな。。。

ま、今もないし(笑)

そんなこともしないけど(笑)

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