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マジメ女子についての考察。マジメすぎない方がいいっていうおはなし

マジメ女子についての考察。マジメすぎない方がいいっていうおはなし

子育てって、親も悩むしツラい時がありますね。


特に、行き渋りや不登校など、大きな問題があるとき、お母さん自身がかなりのプレッシャーの中で、何だかガチガチになって、身動きがとれなくなっていることがあります。


おかん塾にお見えになるお母さんも、ほぼ「マジメ女子」が多いです。

ちなみに私ももれなく「マジメ女子」でした(笑)

 

それでね、そんな「マジメ女子」が気を付けた方がいいと思う事があります。

 

それは、素直で、真面目なお母さんほど、子どものピンチを一身に引き受けてしまって、腫れ物に触るように接し、結果的に状況をムズカシクしてしまう場合があるということです。 

 

マジメすぎるから辛くなる現代の子ども事情

 

子育てって、親の姿をこどもは映し鏡のように感じとるところがあるのかなと思います。 


これが「親子関係」の難しさで、他の「人間関係」と大きく違うところだと思う。


強く影響され合ってしまうのが、親子関係です。

つまり、
親がしんどいと、子どももしんどい。
子どもがしんどいと、親もしんどい。

べつに、親が「しんどく」ても子どもは「しんどくなく」てもいいわけです。

なのに、なぜか伝染する。それもすぐに(笑)

ここ、まじめなタイプの人ほど要注意です。「距離感」「離別感」が難しいとも言われるところですね。

 

これは、考え方とか価値観も影響されます。


親が「理想の母親」になろうと、それができずに苦悩する時、すなわち「マジメに間違わないように子どもに接しようとする」こととは、

 

正解でなくては、ダメ!

正解こそ命!

 

と、子どもに暗に示しています。

 

子どもは、「理想の子ども」にならなくちゃ愛される価値が無い、と思ってしまう恐れがある。


これは、「ありのままの自分を受け入れてもらえている」というのは逆の効果になりますから、あなたが本当に望んでいる子育てと、どんどん離れていきます。


見えないプレッシャーの中で、身動きがとれなくなっている子どもは、追い詰められていきますが、実は母親がとってもマジメな完璧主義な場合が多いです。

 

そう、

親と似てるのです(笑)

 

母親が完璧主義の子どもは、たとえば、一見ちゃらんぽらんに見えていても、内面はとても繊細な部分があるはずです。

 

内心では何でもちゃんと出来ないとダメだと思い込んでいるし、周りがどういう目で自分のことをみているかも、ものすご〜〜〜〜く気にしています。


びっくりするくらい!

だからこそ、できない自分に勝手に劣等感を抱いたり自分はダメだと思い込んだりして、自信が持てず、そのことが学校に行く足を重くさせている場合があります。

 

子どもって、ホントに摩訶不思議です。 

 

親なら悩む学校へ行き渋り問題だけど

おかん塾へ来られる受講生さんの中でも、行き渋りや不登校の子どもにどう接したらいいか悩んでいる方は多くいます。

 

どの方もそれぞれに一生懸命です。母親として、一人でちゃんとしなくちゃって頑張ってきたんだなと、いつもそんな事を、感じます。

 

行き渋りや不要校の子どもは、外からどう評価されているかをとても気にして動けなくなっている、すなわち「完璧主義」の子どもも多くいると思います。


そして、子どもの「完璧主義」が原因で、学校への行き渋りが起こっているとわかったとき、親は、その「完璧主義」を直そうとしますよね。


「大丈夫よ〜ちゃんとできなくても」

「もっと気楽にやればいいのよ」


と、子どもに教えたくなる時、


でね、そこで言いたいのですが、「ちゃんとできなくてもいいよ」と子どもに言っておきながら、それを言っているあなたはどうかな?ということ。

「子どもにはちゃんとしてなくていいよ」と言いながら、自分は「親だからちゃんとしなくちゃ」って思っていませんか?

 ここ、矛盾してますね。

 

わかります?

  

子どもは親をまねるから 

 

つまり、私が言いたいことは、子どもに「もっといい加減でもいいよ〜」って教えたいのであれば、あなた自身に対しても「もっといい加減でもいいよ〜」ってご自分に言ってあげて欲しいのです。


実は、この「正解」「ちゃんと」を求めてしまう考え方から脱出することが一番大事だと思います。

 

マジメ女子って正論が大好き(笑) 

 

本当に無意識的に「善悪」や「正解」で話をしてしまうクセがあるように思います(経験者)


こういう体質は、幼少期からの学校教育の中で「正解」を求めることがヨシとする教育を受けているので、無理はないと思います。ですが、親のこの「正解」を求めてしまう姿勢で、子どもにも無意識的に「正解じゃなきゃダメなんだ〜」って、受け継がせてしまっていませんか?

口では「正解でなくていい」と言っても、態度や真意がそうでないなら、子どもは見抜きますから、やっぱり自分の考え方を見直す姿勢も必要だと思います。

評価主義の子育てはおわりました。
時代は変わってます。

学校に行くのが当たり前の時代から、クラスで1〜3人は学校に来ていない子がいるのが当たり前の時代になっています。

学校に行くか行かないかなんて考えもしなかった昭和(←私の時代)とは違います。なので、いちいち考えなくちゃいけないから、そういうところは大変ですね。

「多様性」の時代(と言いながら、実は依存的な人が多い気がするのが一番ややこしい)、

 

こういう、何でもアリ(に見える)時代は、マニュアルや正解に頼れません。子育てなどの特に「正解がない問題」が出た時に、どうしたらいいのかわからずに、すごく悩んでしまうわけです。



親としてホンモノであるかが問われている


子育てに正解がないから悩むのですが、正解がないってことは、自分で決めなくちゃいけないです。

 

で、どうしようか悩むところだと思いますが、結論から言って、こどもにとって、親の血の通ったコトバなら、どれも正解(笑)。


ただね、問題は、コトバに血が通っているか?すなわちあなたの飾らない純粋な気持ちが汲み取られたコトバか?ってことです。

で、こっちの方がむつかしいです〜

ま、これも人によりますし個人差がムチャクチャありますが、本心って意外とみんなわかってないことがあるんですね。そして、わかっていてもそれを口にできるか否かというのはまた別の問題なのです。

マジメ女子って、自分の「わがまま」な気持ちもマジメに整えようとして押し殺している場合が多いのですが、そんな、自分では「わがまま」としか思えないような「本音の部分」が子育てにはムッチャ大事だったりするんです。

ちなみに、おかん塾学ぶ子育ては、どんな子育てがベストだとか、何が良いとか悪いとか、早寝早起きとか、食事はどうとか、お小遣いはどうとか、学校に行った方がいいとか行かなくていいとか、そういう方法論や教育論的な指南は一切ありません。

 

それは、それぞれのご家庭の価値観で大きく違う、それぞれの問題だからです。

 

おかん塾で学んでいくのは、それぞれの事情や価値観がある人格のある一人の人として受け入れる姿勢です。自分の価値観を伝えたり、相手の価値観を受け入れたりできる、相互理解を学んでいきます。

 

ですが、他の方の「人生観」「夫婦観」「親子観」も、聞いたり話したりすることで、もしかしたら、今までとは違った景色が見えてくるかもしれませんね。

  

「まじめにふまじめ」がいい

 母親は、ちょっとマジメでない方がいいと思う。


「まじめにふまじめ」って言うコトバがあったけど、ホントにその通りだと思います。

何事も、「アソビ」「余裕」が大事ですよね。

まあ、「そんな風にお気楽に考えらるのが羨ましい」「とてもそんな風に考えれられないわっ」て言われるかもしれませんが、

だけどね、
繊細過ぎる子どもを観て、気になっているのなら、そんな子どもを気にし過ぎるってことをやめてみるのも、良いんじゃないかなって思います。

人は環境で育つものです。

繊細過ぎる子どもの言動に、腫れ物に触るようにビクビクしながら自分の言ったことを振りかえって反省ばかりするのではなく、


あれ?
あのコトバが気になったんだ!

って、笑い飛ばしてあげるのも「アリ」じゃないかなって思うんです。

気にしてた自分が「バカみたい」と思えたらラッキー♪

つまりね、悩んでいる子どもの問題に、すべてお母さんも影響を受けて「なんとかしてあげなくちゃ」「こんな時どうしてあげたらいい?」って一緒に引きずられるのでなくて、

「あなたと私は、感じ方が全然違うんだね〜違っていいんだよ」、という意味あいが子どもに伝わるほうが、すごく大事だと思います。

心の余裕があると見方がかわる


自分がすっごく悩んでいたことが、他人にとっては、どーでもいい話だったって知った時、

人は驚きながらもその人と自分の感じ方の違いを知り、その時、違うまま何もされないことで、今の自分でもいいんだと実感として感じていくものでないかなって思うんです。

子どもが思い悩んでいる姿を片眼に見ながら、寄り添う姿勢を持ちながらも、一方で冷静にちょっと引いた眼も持っているのも、とても大事なコトだと思います。

子どもと親が別々の感じ方をする人でいいんだってコトはとても大事なコトだと思います。

親子ともに別々の人生でいいと心底思えると、たいていの問題はなくなっていくと思う。