親が「問題所有の原則」を犯している時、
子どもは動こうとしません。
親が、子どもの人生に口出しをして「考える機会」を奪っているからです。
親の必死さが、子どもを追い詰めてしまっています。
子どもが、今、死ぬほどに望んでいるのは、道すじを示してもらうことではありません。
励ましの言葉でもなく、わがままを全て通してもらえることでもなく、ただ、ありのままの自分で受け入れられている、と言う実感です。心のバリアを脱いで裸になれる環境です。
心からわかってほしい、親に変わってほしいと、サインを出し続けているのに、キャッチしてもらえない子ども達。
抵抗、反発、自己防衛のために大切なエネルギーが費やされてしまい、
自分を癒すために、自分の世界に入るしかありません。
親の観えている「世の中」と、
子どもの住んでいる「世の中」が違いすぎるのです。
人は、誰もがありのままの自分で受容されることを望んでいるのです。