トラウマ返しはどう対応する?どんな時も子どもの成長を支える「親の対応力」
子どもって、いろんなカタチで「今の自分のツラサ」を表現してくるんですよね。
いわゆる「トラウマ返し」みたいなのもその一つです。
「トラウマ返し」という物騒な名前が付けられてるけど、それだけ、派手に、仰々しくなってしまったという事ですが、根本的には「反抗期」と同じ原理なのだと思います。
上手くいかない時
人生の挫折を味わった時、
最近は学生もメンタルが落ちると、割と身近にカウンセリングを受けられる制度が整っているから、そこで、自分という人間が作られてきた「生育の歴史」について、考えさせられるようです。
で、そうなると、彼らの恨みの「刃」はモロに「絶大な影響力をもっていた」「母親」に向かう事になるのです(-_-;)。
すべてオカンのせいや~~~~
今の自分が苦しいのは、お前たちがこんな自分に育てたからだ~~~~~と。。。。
まあ、これは、親としても「そういえば、、、、」と、今なら完全にアウト!みたいな、躾けのしかたをしていたと「心当たり」があったりするので(もちろん私も)、なかなかにツライところでね。
ですが、たしかに、自分の接し方が良くなかったというのも一理あるし、子どもの言い分も理解できるけど、謝っても、譲歩しても、償おうとしても、今度は完全に、子どもの方が「偉く」なってしまって、親はまるで「召使い」みたいなありさまで、
え?そこまで悪いことしたの???
と思ってしまうこともある(-_-;)
で、親は、カウンセラーなどの専門家に「子どもの刃を受け止めてあげて下さいね。」「今は、親を責める事が、彼らの生きる力になっているのですから」と言われてて、「サンドバック」を引き受けることになるのですよね…。
気持の折り合いがつかない母親たち
「トラウマ返し」という子どもの反抗期で悩まれている方のお話をうかがっていると、内心モヤモヤしていることが多いと感じます。
自分も苦しい。でも、子どもの方がもっと苦しいのがわかる。だから、じっと耐えるのみです。
でも、私からすると、その時に「子どもの話の効果的な聞き方」や「効果的な伝え方」も知らないままだと、やりきれないだろうなと思ってしまいます。
それは、「コミュニケーションの技能」を何も持たずに「荒れる子ども」を受け止めるのは、ほぼ「マルゴシ」で対応しているのと同じだからです。
親はヒール役を一手に引き受けるしかなくて、どうしたらいいかもわからず、とても辛い。子どもは、目の前の親に当たり散らしながら、自分の弱さを自覚するけど、あれだけ大きな存在だった「親」と立場があっさりと逆転してしまった事が、なんだか白けてしまう一面もある。すると、もっと言いたいことがあっても、中途半端なままで言えないんだよね。
十分にトラウマ返しできないまま、でも、行き場のないエネルギーが燻ったままになっていると、出口のない暗闇の中にいるようで、本当にツライよね。
ま、それも一つのカタチなのかもしれないし、否定はしませんが、でも、こんな場合も親がしっかりと「気持ちを受けとめる技量」を身につけていると、子どもの心理的な成長をよりいい方向へ促されるんじゃないかと思うのです。
「お前のせいで〇〇になった」という子どもへ
オカンのせいで、僕はこんな風になったんや~~~
ともし、言われたら、どのように対応しますか?
子どもヘの対応は、微妙なところも多いです。特に「甘えさせる」と「甘やかす」の違いはとても大切です。「甘えさせる」のは成長をうながして、とても大切だけど、「甘やかす」のは、自律を阻害します。ただ、この「甘えさせる」「甘やかす」がどう違うか?なんて、一つの言葉遊びみたいになっていますから、わかりにくい。そして、実際には解釈によってさまざまな意見があるところです。
ここでも、親業では、わかりやすい一つの線引きがあります。
例えば、
「オカンのせいで、僕はこんな風になったんや~」と言われて、
「ごめんなさい、、」なんて謝ってしまうと、それは、彼の主張に「同意した」ことになると解釈します。それで、子どもの気持ちはラクになるでしょうか。
苦しみの中で、荒れ狂って手が付けられなくなっている時こそ、周囲にいる大人がどのように対応するかで、彼らの心の成長と発達に大きく差が出てきます。
心を癒し、育てるのが、「対話」の力です。
難しいですが、深い愛情を自分の中に確認しながら、習得していきたい「スキル」です。
スキルは、親業訓練講座で学べますが、それをどのように駆使していくかは、具体的なやり方レベルに落とし込んでいく作業が必須です。親だからトライする価値はあると思う。私は心から応援します。

