日曜日に、おかん塾の自律の子育てを考える会を開催しました。
子どもの自律心が育つために、親はどう接したらいいのかは、私が自分の子育てをする以前からも、ずっとテーマにしてきたことです。
第1回目はまず「自律の子育て」について、私の考えるところをお話しました。
「自律の子育て」の自律とは、自分を自分で律すること。つまり、自己規律心のこと。
自己統制・セルフコントロール、内発的動機づけ、自発的自己統御など、いろんな言葉で語られているようです。ですが、子育ての現場ではその力を育てる具体的な方法については、ほぼ情報がありません。
子育ての現場では、「子どもの行動をどう規制するか?」に論点がいきがちだからです。
でもね、「子どもの行動をどう規制するか?」と「子どもが自分で自分の行動をどう規制するか?」とは、全く別モノです。そして、親なら誰もが「子どもが自分で自分の行動を規制できる」を目指したいと思うんじゃないかな。
にもかかわらず、それをわかりやすく具体的に指南している育児書はありませんでした。というか、30年前の私は見つける事ができませんでした。
ですが、社会生活を送っていると、この、自分で行動を規制する力というのが、いかに大切なのかを思い知りますよね。
そもそも、
実力や能力、高いポテンシャルがあるのに、自分の力を発揮しない、あるいは、発揮できないという人と、一方で、「そこそこ」なのに、どんどん自分の能力を磨いて開花していく人とは、何が違うのか?
同じ環境に置かれても、差が付いて行くとしたら、それはなぜなのか?
あるいは、一見、社会的に大成功しているように見えても、例えば「薬物依存」などで苦しんでいるとしたら、そこには何があるのか?できる対策はなかったのか?
私は、それが知りたかったんですよね。だって、圧倒的にパワーがある人と比べて、自分に決定的にその「何か」が欠けているような気がしていたからです。
実は、一冊だけ私の理想とする「子育て」について書いてある本がありました。育児の神様と言われた小児科医の内藤寿七郎先生が書かれた「育児の原理」~あたたかい心を育てる~という本です。当時、購入したベビーカーのメーカーであるアップリカという会社が発行していた本で、偶然手にすることができました。
この本には、新米ママである私がほしかった、「心を豊かに育てるコツ」が分かりやすく載っていました。そして、2歳でも「セルフコントロール」ができると、綴られていたのです。
赤ちゃんの身体や脳の発達の段階と、親が心がけるべきことが分かりやすく優しい言葉で書かれていて、何度も何度も読み込みました。
ですが、いくらイメージトレーニングをしても、実際の生活の中では、子どもは思う通りに動いてくれません。理想の子育てをしようと理性を保っていたつもりだったのも、だんだん上手くいかなくなりました。そして、2人目、3人目が生まれて、どうしようもない状態に落ち込んでしまったんです。
その後、偶然「親業ゴードンメソッド」を知ることができたおかげで、私は自分の理想とする「セルフコントロール」を育てる子育てに挑戦するチャンスと「手立て」を得ることができました。
子ども自身が成長し発達するために。
令和の今、多くの親がその為に人生の中のかなりの労力を使い、子育てをしています。ですが、子育てに熱心な親の子どもであっても、必ずしも「能力を発揮してイキイキと成長している」と言えない事があるのはなぜでしょう?
子どもの人数が減っているのに、学校にいけないいわゆる「不登校」の子どもも、増えています。今までは強制的に学校に行かせていただけで、表面化してきただけ、という人もいるかもしれません。ですが、それだけでしょうか?
もちろん、勉強が大好き!学校が大好き!なんていう子どもは少ないかもしれません。ですが、学校に行かない、学校に行けないと訴える子供が増えているのは気になります。学校に行けない事で、彼らは「罪の意識」を感じていることが多いからです。
でも、単に「学校に行かせる」という解決策では、この不登校の問題はそもそも根本解決しません。なので、以前のように、半強制的に学校に戻すという選択についても、意見が分かれる事となっているかと思います。学校に行かせるよりも、本人の主体的な心の回復こそ大切だと、多くの大人が考える様になってきたからです。
ここでも、専門家によって、さまざまな意見があるところ。
ですが、それらは個々の専門家の価値観によるさまざまな見解の違いです。
私は、最も大切なのは、本人の内面から進んで行くための「内的な力」をつけることだと考えます。不登校もですが、受験問題、勉強、クラブ活動などなど、あらゆる子育てについての問題は、すべて、本人の「自己規律心」をどう育てるか?を考える事が最も効果的な方法なのではないかなと思うのです。